半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

SOMPO美術館で、『北欧の神秘 ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画』を観ました。

2024-06-07 19:46:05 | 美術館、展覧会
外出した帰り、少し足を延ばしてSOMPO美術館に寄りました。




現在開催されている企画展はこちら、『北欧の神秘 ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画』です。






私の不勉強で、今回の三国の画家と聞いてすぐに思い浮かぶのはこのムンクくらいですが・・・もちろんそれだけじゃありませんよ(笑)。




やはり今回面白かったのは北欧の神話などを題材にした作品達でした。ギリシャ神話や宗教関連の逸話等と同じように、きっと北欧の神話を良く知っていたら、こういう作品もより深く楽しむことができるんだろうなぁ・・・







尚、この企画展、会期は次の日曜日、6月9日までとなっておりますのでお見逃しなく。
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ポーラミュージアムアネックスで、『久保寛子 鉄骨のゴッデス』を観ました。

2024-05-28 18:00:00 | 美術館、展覧会
ちょっと面白そうな展覧会をやっていたので、カミさんと二人で ポーラミュージアムアネックス に行きました。






その展覧会とはこちら、『久保寛子 鉄骨のゴッデス』です。鉄骨やブルーシート、コンクリート、型枠材・・・等々、工事現場等で見られる身近にある素材で立体作品を制作されているんですね。






展示室に入ったらいきなりブルーシートの尖底土器がずらり。これは期待できそうです!。




工事現場で見慣れてているような素材で、こんなに色々な表現ができるとは思ってもいませんでした。










今回、カミさんが一番気に入っていた作品がこの ≪ホモエレクトス≫ 。見ての通り素材は軍手!です。今回の作品とは直接関係ないですけど、もうピテカントロプスという呼び方は使用されていないんですね。




展覧会を見終わって、帰り際に1Fのショーウィンドウに飾られている作品を見ていたら、その足元にこの作品、≪路上のタヌキ≫ を発見!。我が家の近所でも、しばしば同じような "作品" が路上に "展示" されているのを見掛けます(笑)。



優れた造形センスさえあれば、たとえ一見アートの対局あるように見える素材でも、素晴らしい作品になりえるということを再確認させていただきました。観に行って良かったです。この企画展、会期は6月9日までとなっております。
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初見の個人蔵作品が一杯!。松濤美術館で『没後120年 エミール・ガレ展 奇想のガラス作家』を観ました。

2024-05-24 18:00:00 | 美術館、展覧会
カミさんと二人で渋谷区立松濤美術館に行きました。




現在開催されている企画展はこれ。『没後120年 エミール・ガレ展 奇想のガラス作家』です。




松江北堀美術館の収蔵作品に関しては2010年に八王子市夢美術館で開催された『エミール・ガレの陶芸 日本への憧れ』で見たことがありましたが、今回は個人蔵の初めて見る作品も沢山あってちょっとビックリしました。






ロビーに展示されていたこのネコのみは写真撮影可になっていましたよ。



関東地方で開催されたガレに関する展覧会はほぼすべて見てきたので、今回はどうしようかな?と思っていたけれど、スルーしなくて本当に良かったです。

この企画展、会期は6月9日までとなっておりますのでお見逃しなく。
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資生堂ギャラリーで、『ブタデスの娘/岩崎宏俊』を観ました。

2024-05-22 18:50:03 | 美術館、展覧会
話は前後してしまうのですが、先日、パナソニック汐留美術館に『テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本』を観に行ったとき、資生堂ギャラリーにも寄ることにしました。現在、『ブタデスの娘/岩崎宏俊』というちょっと面白そうな展覧会が開催されていたのです。




この展覧会は例の現在は新進アーティストを応援する公募プログラム、"shiseidi art egg 17th" の一環として企画されている展覧会です。一人目である林田真季さんの『Water & Mountains : エコロジーと社会をめぐるワンダーランド』がとても興味深い内容だったこともあり、本当は3人共観たかったのですが、スケジュールが合わなくて野村在さんの作品は観ることができませんでした。残念!。






岩崎さんの作品は、ロトスコープという写真をトレースしてアニメーションを制作するという手法が用いられています。タイトルの『ブタデスの娘』というのは、ガイウス・プリニウス・セクンドゥスが『博物誌』に記した絵画の起源に関する逸話・・・ギリシャの陶工であるブタテスの娘が、戦地に赴く恋人の影をトレースしてその姿を写し取った・・・に由来しています。




もちろん、ラスコーの壁画の例を挙げるまでもなく絵画の起源はそれより遥か以前であり、現存する最古の絵画はギリシャ時代より遥か以前、4万数千年前に描かれた物であるけれど、絵=像を写し取ろうとする行為の源となる衝動は、その頃からずっと変わっていないのかもしれませんね。







人の記憶は時の経過と共に薄れ、思い出す度に上書きされ、やがてオリジナルとは似て非なる姿へと "改竄" されます。絵画や写真、映像などはそれに抗うための手段の一つに成り得るがと思っていたけれど・・・この展覧会を見ていたら、もしかしたら少し意味合いが違っていたのかな?と思うようになりました。

この展覧会、会期は次の日曜日、5月26日までとなっております。
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パナソニック汐留美術館で、『テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本』を観ました。

2024-05-19 18:51:36 | 美術館、展覧会
さて、今日は昨日のブログの続きです。カミさんと私が銀座まで出かけた本当の理由は・・・パナソニック汐留美術館で『テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本』を観るためでした。




ヤマザキマリさんの『テルマエ・ロマエ』、原作の漫画は読んでいないのですが、映画版は二作とも観たので、今回の企画展は大変楽しみしていました。






今回は写真撮影可の展示室もありました。個人的には本来のメインである古代ローマ関連の展示よりも・・・








日本の銭湯関連の展示の方が興味深い内容でした。





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ケロリンの桶、まさかこんなに色々な種類があるとは思ってもいませんでした。A型(関東サイズ)は直径225mm ×高さ115mmで、B型(関西サイズ)は直径210mm× 高さ100mmより若干大きいそうです。ケロリンの桶、ミュージアムショップでも販売されていたのでもう少しで買いそうになってしまいました(笑)。





この企画展、会期は6月9日までとなっておりますのでお見逃しなく。
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埼玉県立近代美術館で、『アブソリュート・チェアーズ』を観ました。

2024-05-01 19:10:43 | 美術館、展覧会
ちょっと面白そうな企画展をやっていたので、埼玉県立近代美術館まで行ってきました。




その企画展とはこちら、『アブソリュート・チェアーズ』です。




椅子の展覧会というよりは、椅子をモチーフにしたモダンアート作品の展覧会ですね。平面、立体はもちろん、映像作品やインスタレーション等々、なかなか盛り沢山の内容となっていました。






今回は一部を除いて写真撮影可となっていたので、例によって少しだけ会場の雰囲気をご覧に入れることにしましょう。
















別に好きな作品というわけじゃないんですけど、やはり個人的にはこのクリストヴァオ・カニャヴァート(ケスター)の≪肘掛け椅子≫を取り上げない訳にはゆきませんね。この作品、拡大してみると・・・




ご覧の様に銃のパーツで製作されています。こりゃ色々な意味で座り心地が悪そうだなぁ・・・



この企画展、会期は5月12日までとなっております。バラエティに富んだ中身の濃い展示内容になっているので、モダンアート好きの方ならかなり楽しめる内容だと思います。

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佐倉市美術館で、『エドワード・ゴーリーを巡る旅』を観ました。

2024-04-28 18:31:54 | 美術館、展覧会
カミさん、娘と3人で佐倉市美術館に行きました。現在開催されている企画展は、『エドワード・ゴーリーを巡る旅 美しくて怖くて愉快。現代を生きる大人のためのおとぎ話』。昨年、松濤美術館で開催された企画展が佐倉市まで巡回してきたのです。5年前に練馬区立美術館で開催された『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』が大変良かったので、開催を知った時から今回も絶対に観に行こうと思っていました。




エドワード・ゴーリーの作品は大きく好みが分かれると思いますが・・・もちろん私は大好きです。絵本だからといって妙に教訓的だったり、無理やり感動やハッピーエンドを押し付けるような作品が苦手という皆さんならきっと楽しめるはず。好きな絵本作家にエドワード・ゴーリーを挙げるような方とはお友達になれそうな気がします(笑)。






残念ながら展示室内は撮影禁止でしたが、ロビーにはフォトスポットもありましたよ。





ワンフロアのみのコンパクトな企画展ではありましたが、5年前に練馬で観た展覧会とはほとんど内容がかぶっておりませんでしたし、とても中身の濃い展示内容で大満足。エドワード・ゴーリー好きの方であれば佐倉市まで足を運ぶ価値ありの企画展だと思います。尚、会期は6月23日までとなっております。
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国立西洋美術館で、『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?』を観ました。

2024-04-24 18:40:19 | 美術館、展覧会
近所まで行く用事があったので、国立西洋美術館に寄りました。現在開催されている企画展は『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?―国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ』です。




国立西洋美術館で初のモダンアートの展覧会ということもあり、どのような作品が選ばれたのか気になっていた(心配していた?)のですが、私の好きな小沢剛さんミヤギフトシさんの作品も出品されるとのことだったので観に行くことにしたのです。






施設の構造との関係か?、国立西洋美術館とモダンアート・・・特にインスタレーションはあまり相性が良くないと思えるような場面にも遭遇しましたが、まぁそれは仕方がないことですね。今回は一部を除き写真撮影可だったので、ちょっとだけ会場の雰囲気をご覧に入れることにしましょう。












小沢剛さんの作品は2018年に千葉市美術館で開催された『不完全 パラレルな美術史』で観たことのあるインスタレーション、≪ペインターF≫でしたが、真面目な来場者が多い?国立西洋美術館では反応がイマイチという感じでちょっと残念でした(笑)。




今回、個人的に最も面白かったのはChapter 4とCapter 5の間に展示されていたインスタレーション、≪反 ‐幕間劇‐ 上野公園、この矛盾に満ちた場所:上野から山谷へ、山谷から上野へ≫でした。久々に展示の文字をすべて読みたくなるようなドラマチックな内容でしたよ。好みが分かれる作品なのでの、スルーしてしまう方と熱心に観ている方の両方がいらっしゃいましたが、私にはこの日一番の収穫でした。









この企画展、会期は5月12日までとなっておりますので、ゴールデンウィークに上野方面にお出掛けする機会があるようでしたら、ご覧になることをお勧めします。
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国立近代美術館で、『マティス 自由なフォルム』を観ました。

2024-04-13 18:00:00 | 美術館、展覧会
久々に家族4人で国立近代美術館に行きました。




現在開催されている企画展はこちら、『マティス 自由なフォルム』です。以前にも書いた通り、マティスは別に興味があるという芸術家というわけではないのですが、昨年の夏に東京都美術館で開催された『マティス展』が予想以上に面白かったので、こちらも観ておくことにしました。






やはり日本人はマティス好きのようで、結構な人出でした。今回も写真撮影可の展示室がいくつかありましたよ。








昨年の展覧会で4Kの映像を観た "ロザリオ礼拝堂" が再現されるというので楽しみにしていたのですが・・・期待していたのとちょっと違いました(笑)。





この企画展、会期は5月27日までたっぷり残っているので、ゴールデンウィークに六本木方面にお出掛けの予定があるようでしたら、足を伸ばしてみることをお勧めします。
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国立近代美術館で、『中平卓馬 火 ー 氾濫』を観ました。

2024-04-04 19:27:34 | 美術館、展覧会
近所まで行く用事があったので、国立近代美術館に寄ることにしました。




現在開催されている企画展は、この『中平卓馬 火 ― 氾濫』です。






中平卓馬さんの作品、今まで印刷物でしか観たことがなかったので、オリジナルプリントを観ることが出来で良かったです。






今夏の展覧会を観て、中平卓馬さんはやはり結構なクルマ好きだったんだなぁということが良く分かりました。ポルシェ911や914、C1やC2のコルベット、マスタング、トライアンフTR4、ジャガーマークⅡ等々・・・偶然写り込んでいたとは思えないような貴重なクルマ、それもスポーツカーが多過ぎますよね(笑)。













最近色々と忙しかったので、この展覧会もスルーしちゃおうかな?と思っていたけれど、はやり観に行って良かったです。尚、会期は次の日曜日、4月7日までとなっておりますので、興味のあるという方はお見逃しなく。北の丸公園周辺のお花見を兼ねて訪問するのもありかな?。
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