保護ネコ【ライナ・メイ】　 野良猫チャトランゼ と かつら ハンターカブ

最近のかつらは布団に沈み込むのが大好き。
こうやってオレが遊んでくれるのを待っているんです。
でも、チャトに遊びの優先権があることはわかっていて、絶対にチャトより手前には来ません。
たった二匹でいるのに自分たちでルールを決めて守るのは感心します。
チャトもかつらもすっかり家猫になったね。
かわいい。

チャトはすっかりベッドが気に入っちゃって、朝ごはんが終わるとドアの前でこうやって待っています。
ドアを開けると、ニャって一言鳴いて、お尻を振りながら小走りで出ていきます。
もちろん後ろからは、かつらがゆっくりと追いかけます。
朝のひととき、楽しんでから出掛けます。

行って来ます。いい子で留守番頼みます。

かつら、首が異常に回ってない？

そんなに柔らかかったかな？？

身体は向こう向いて首だけこっち。

仕草はかわいいけどね。

かつら、チャトに下りなさいって言われたよね？
何で下りないの？
もう、出掛けるから、部屋に戻ってください。

………、おじちゃん……ボクのことは気にしなくていいから、行ってらっしゃい。おじちゃんのベッドはボクが守りますから。

今朝はチャトにしがみつかれた。このところ、出掛ける前にチャトは必ずこうやってスキンシップします。でも、『ベッドから下りてね。』と言うと、少しは文句を言いながらも、サッと下りるのは、さすがに聞き分けのいいチャトです。
下りぎわに、かつらに向かって、あんたも下りなさいよね。って捨て台詞も忘れません。

アタシは優しいと思うけどな……。
かつらのことは嫌いじゃないけど、たまに礼儀を軽んじることがある。だから、怒るだけ。普段はとっても優しいの。
おじちゃんもそう思うでしょ？

なんでかつらはベッドに後ろから乗るの？
横から上がってくればいいのに。。

おじちゃんは知らないと思うけど、万が一横から上がったらチャトの逆鱗に触れることになるから。
嘘だと思ったら、おじちゃんもやってみ。
チャトの逆鱗ってわかる？そりゃ……、怖いよ。

おじちゃん、いま起こしにいったら・・・おじちゃんはいなかった。

もう、こっちに来てたんだね。いつの間に？

お願いだから、猫みたいに音を立てないで歩かないでくれる。わかんないから。

明日から、気をつけてください。

よっぽど布団が気に入ったのか、しばらくふみふみしてた。

そんなに力を入れるなら・・・オレの背中を押してくれないかな？

マッサージしてくれないかな？

 

おじちゃん、おはようございます。
朝ですよ。
かつらが起こしているのは、布団を独り占めしたいからだよ。
……何でかつらは布団に入ってるの？

おじちゃん、おはようございます。朝ですよ。布団から出てくださいね。
ボク？ボクはもう少し寝てます。別に仕事もないし。

行ってらっしゃい。

おじちゃん、あれ……完成したの？うれしいな。
ま、使い勝手は別として、おじちゃんが一生懸命作ってくれたことだけで、十分満足です。
ボクの名前も入っているし。
ありがとう。

チャト……おはよう。
今朝のお目覚めはいかが？
相変わらず変な天気だね。雨が吹き込むから窓を開けておけないね。
さーて、今日はワクチンに行こうね。近所の病院に行くか、鶴見まで行くか……、どうする？

朝ごはん、ごちそうさま。
しばらくここで休みます。
だから、おじちゃんはかつらを見張っていてね。