徒然なる野鳥のままに悠々散歩

週末には近くの公園、丘陵や海岸を散歩しながら野鳥の撮影を楽しんでいます。

電柱の上で羽ばたくコウノトリ

2020-09-30 | 野鳥
先日撮影したコウノトリの追加写真をアップします。
電信柱の上にとまっているコウノトリです。

羽繕いをしています。




コウノトリがその場で羽ばたいているところです。















コウノトリはどうも電信柱のてっぺんが好きな様です。


青空にモノトーンな黒と白のコントラストが映えて美しいです。

完全防水のカワガラス

2020-09-29 | 野鳥

カワガラスは名前にカラスがついていますが、決してカラスの仲間ではありません。羽色がカラスに似ていることから名付けられたようです。

カワガラスはとても警戒心が強くて人の気配を感じるとビッビッと鳴きながら川面に沿って一直線に飛び去ってしまうので、間近で観察するのはなかなか難しい鳥です。


先週末、渓流でカワガラスを撮影しました。

体はずんぐりむっくりとした感じで、全身黒褐色で地味な色彩です。


川底が浅いところでは、水流に負けないように水底を足趾でしっかりと掴みながら、餌になるカゲロウやトビケラの幼虫などを探し歩きまわっています。



何度も水中に頭を突っ込んでは餌を探しています。

カワガラスの羽毛には撥水性があり水をよく弾くので、体は濡れているようには見えません。



カワガラスは完全防水の体をしているようです。





コガモは翼鏡が美しい

2020-09-28 | 野鳥

先日、コガモが家の近くの公園の池に飛来しました。

コガモは秋の早い時期にシベリアから渡ってくる冬鳥で、日本で見られる最も小さなカモ類です。

コガモは草食性ですが、意外にも潜水は不得意で、水面近くにある藻や水草を食べます。




渡りをしてきたばかりのカモはエクリプスといって非繁殖期の羽なので、オスメスともに茶色系の地味な色彩をしています。

この時期のエクリプスの地味さが見どころです。




羽繕いをしています。


水上で羽ばたいている姿です。


カモ類の翼で特別に光沢のある色彩をしている部分を翼鏡といい、次列風切りに見られます。

コガモの翼鏡は一般的にはグリーンとされていますが、カワセミの背中の羽色と同様に構造色なので、見る角度、光の当たり具合によっては写真の右翼のようにブルーに見えたりもします。



水に浸かっているアオサギはまるでカモのよう

2020-09-27 | 野鳥
先日、水辺で見慣れないカモがいるなと思いよく見てみると、アオサギがお腹まで水に浸かっていました。
まるでカモのようなスタイルです。
特にケガをしているわけでもなく、泳ぐわけでもなく、ただただ水に浸かっているだけです。
炎天下でよほど暑さに耐えられなかったためでしょうか。
このようなアオサギの姿はごくたまに見かけますが、見ていて可愛いです。




そういえばどことなく涼しげで気持ちよさそうな顔をしています。


コチドリの幼鳥

2020-09-26 | 野鳥
先日、休耕田にコチドリの幼鳥が採食にやってきていました。


背中の羽縁が淡色で鱗状に見え、目の周りの黄色のアイリングが薄く、目の上の眉班が目立たないのが幼鳥の特徴です。


お目々がクリッとして可愛いです。


成鳥のような額の黒い帯はありません。

コチドリはミミズや水生昆虫などを餌にしています。
歩いては立ち止まり、歩いては立ち止まりを繰り返しています。

餌取りの間には羽繕いをしています。

キジバトは身近なハト

2020-09-25 | 野鳥

キジバトはデデッポッポーという鳴き声でおなじみの市街地でごく普通に見られる身近なハトです。

別名、ヤマバトとも呼ばれています。


今週のお散歩写真です。

近くの公園でキジバトを撮影しました。


翼は全体的に黒褐色で橙色で縁どられたウロコ状の模様になっています。
これがキジのメスの羽色に似ていることから名前の由来になっています。



首の側面には青灰色の横縞模様があり、おしゃれな感じがします。

虹彩は赤く、足は赤みがかっています。








ちなみにハト類はピジョンミルクと呼ばれる親の体内から分泌される物質をヒナに与えて子育てするために、親に十分な食べ物さえあれば一年中子育てをすることができるそうです。






日本で最小のキツツキ コゲラ

2020-09-24 | 野鳥

今週のお散歩写真です。

近くの丘陵で撮影しました。


コゲラは日本では最小のキツツキです。

留鳥として山から平地の林や公園でも見られるごく身近な鳥です。


雑食性で鋭いクチバシで幹をつついて穴をあけ、幹の中に潜む昆虫類を捕食するほか、樹木の実を食べたりします。


体の上面はこげ茶色で白い斑点が横につながっているように見えます。

木の枝や幹に平行にとまり、木をつつきながら、せわしなく動きまわっています。

両足と尾羽の三点で体を支えています。

コツコツと木をつつく姿はとても可愛らしいです。




幸せの青い鳥 オオルリ

2020-09-23 | 野鳥

昨日のお散歩写真です。

家の近くの丘陵でオオルリを撮影しました。


オオルリは夏鳥として日本に飛来、そして繁殖し、冬季には東南アジアで越冬します。

山地の渓流沿いの林で見られることが多いですが、春と秋の渡りの時期には市街の公園でも見られます。

また、オオルリは瑠璃三鳥、日本三鳴鳥の二つの称号を持つ鳥です。



オオルリのオスは頭から体上面、尾羽が輝きのある瑠璃色をしていて、とても美しい鳥です。
この瑠璃色はカワセミの背中の羽色と同じく構造色です。
お腹は白色をしています。


オオルリは飛んでいる昆虫をフライングキャッチして捕食しますが、秋には樹木の実を食べたりもします。

オオルリは見る人を幸せな気分にさせてくれる幸せの青い鳥です。




目が大きくて可愛いコサメビタキ

2020-09-22 | 野鳥

今日のお散歩写真です。

家の近くの公園で撮影しました。


コサメビタキは日本には繁殖のため夏鳥として渡来し、落葉広葉樹が生い茂る林に生息します。

春や秋の渡りの季節になると市街地の公園などでも見ることが出来ます。

スズメより小さな小鳥ですが、群れを形成せず、単独あるいはペアで生活しています。



白色の目先と太いアイリングが特徴で、体の割に目が大きいので、とても可愛いく見えます。
頭部から体上面は灰色みのある褐色をしていて、風切りには白い羽縁があります。








クチバシは黒いですが、下のクチバシの基部は黄色をしています。

体の下面はほぼ白色をしていて、類似のサメビタキやエゾビタキのような黒い縦斑はありません。

ちなみにコサメビタキはフライングキャッチをして空中の昆虫類を捕食し、英語ではflycatcherと呼ばれています。秋には樹木の実も食べたりします。



コアオアシシギはスマートな鳥

2020-09-21 | 野鳥
コアオアシシギは、足が長くて背が高いスマートな鳥です。
春と秋に日本に飛来する渡り鳥で、淡水域の泥地を好みます。

アオアシといっても、いわゆる青色ではなくて、青味を帯びた緑色に近い色をしています。


先日、干潟様の湿地で撮影した写真です。

今は夏羽から冬羽への換羽の時期で体上面は灰褐色から白い羽縁のある灰色をしています。



クチバシは黒く細長く、先がとがっています。


背が高くて、フォルムは一見、セイタカシギに似ています。




羽をひろげた姿です。

コアオアシシギとアオアシシギとの識別ですが、アオアシシギよりはひとまわり小さく、クチバシは真っ直ぐ細長くて先がとがっているのに対して、アオアシシギのクチバシは太くて微妙に上に反っています。

今週のコウノトリペア

2020-09-20 | 野鳥
コウノトリのペアが休耕田の泥地で、他のサギたちと一緒に採食しているところを撮影しました。


足環なしのコウノトリの立ち姿です。


足環付きのほうのコウノトリの立ち姿です。後方にチュウサギがいます。



片脚立ちで反対側の脚を上げながら羽をひろげていきますが、太極拳のようなゆっくりとした動きでバランス感覚にすぐれています。


チュウサギと一緒にいると、コウノトリの大きさが際立って見えます。

チュウサギは口にどじょうか何かをくわえています。


コウノトリペアはお互いに大きく離れることなく、いつも行動を共にしていますが、


時々、クチバシを重ね合わせたりして、なんだか仲良しそうです。





コオバシギ

2020-09-20 | 野鳥
先週、干潟状態になった湿地でコオバシギを撮影しました。

コオバシギはシベリアやアラスカなどの繁殖地とオーストラリアなどの越冬地との間を渡る途中に日本に立ち寄る旅鳥ですが、その飛来数は少ないようです。


羽は顔から胸、腹部にかけて橙色に染まるのですが、冬羽は羽に黒い羽軸があり白で縁どられています。

色彩的にとても地味な印象なので、観察する人の注目を惹くことは少ないかもしれません。

黒いクチバシは真っ直ぐで短く、頭長と同じぐらいの長さです。
足は比較的に短く、体はずんぐりむっくりした印象です。









写真左側がコオバシギです。

冬羽の姿はオバシギとよく似ていますが、コオバシギはオバシギより体が小さくクチバシも短めです。

少し細かい話になりますが、羽の縁近くの黒い帯状の模様をサブターミナルバンドといい、コオバシギの幼鳥の肩羽や雨覆にはこのサブターミナルバンドが見られるのが特徴と言われています。


芝生でくつろぐトビ

2020-09-19 | 野鳥
今週、公園の芝生でくつろいでいるトビを撮影しました。

 

カメラのほうをじっとながめています。人間の姿を見ても逃げるそぶりはありません。
つぶらな瞳が可愛いですね。

左を向いて


右を向いて、芝生の上でのんびりまったり気持ち良さそうです。
猛禽類に見られる精悍な顔立ちも、くつろいでいる時は穏やかな表情です。
お天気の良い爽やかな日のひとときです。


キョウジョシギは漢字で京女鷸

2020-09-18 | 野鳥

キョウジョシギは日本には旅鳥として春や秋に飛来し、海岸の砂浜や河川などの水辺に生息します。

キョウジョシギは漢字で京女鷸と書きます。

今週、近くの海岸でキョウジョシギを撮影しました。


夏羽は体上面が茶色と黒のまだら模様をしていて、この模様が京都の女性の着物に似ていることから名づけられたようです。

今は夏羽から冬羽への換羽の時期ですが、体上面が茶色で鱗のような模様になります

足は橙色で腹が白く、顔と胸に黒い模様があります。







ちなみにキョウジョシギの飛翔シーンはコチラ↓




クチバシが下に湾曲しているチュウシャクシギ

2020-09-17 | 野鳥

チュウシャクシギは日本には旅鳥として春、秋に飛来します。

下に湾曲した長いクチバシが特徴でカニがいる巣穴にクチバシを突っ込んで掘り出して食べるのには都合がいいようです。


今週、近くの海岸で撮影したチュウシャクシギです。

体上面には茶褐色の軸斑があり、体下面はくすんだ白色で、首から胸にかけて褐色の縦斑が密にあります。


眉斑と頭央線は白く、黒い過眼線があります。





羽繕いをしています。


クチバシの届かないところは足で掻いています。

ちなみに、チュウシャクシギの飛翔シーンはコチラ

羽模様がとてもきれいです。





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