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童貞徳は天使的徳である

2018-03-11 01:53:02 | 格言・みことば
童貞徳は天使的徳である

 童貞徳が天使的徳と呼ばれるのは全く道理にかなったことです。聖ユスチヌスは童貞女に書き送って次のように言っています。「わたしたちが他日なるべき状態に、あなたがたはもうあり始めておられます。あなたがたはすでに、この世で復活の栄光を楽しみ、汚されることなくこの世をよぎっていくのです。あなたがたが貞潔で童貞を守られるかぎり、あなたがたは神の天使にひとしい者です」。清さにかわき、天の国の望みに燃える霊魂にとって、童貞徳は、ある人がそのために「持っているすべてを売ってそれを買った」という「貴重な宝石」として提供されます。結婚した人や悪徳の沼に沈んでいる人々さえも、童貞を見るとき、彼らの純白の輝きを賛嘆し感覚を超越する理想に向かうように、と刺激を受けるのです。アクィノの人(聖トマ)はそれを肯定して、「童貞性には……人は最も崇高な美を認める」と言っています。そして童貞者たちがみなの模範とあおがれるのは、まぎれもなくこのためなのです。実際、童貞者たちはみな、男も女も、その完全な貞潔をもって、霊魂が肉体を支配するのは神の助けの結果であり、試みに耐えぬいた徳の印であるということを、明らかに示しているのではないでしょうか。

教皇ピオ12世 回勅『サクラ・ヴィルジニタス』今道瑤子訳、中央出版社



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