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つばさの党の歴史

2024-05-22 20:11:42 | 時事
前史の続きです

離婚

 今治では、奥さんの黒川美樹が市議に当選して、今は2期目をしています。しかし、旦那の敦彦の方は、そんなにうまくいきません。山口4区には、左派陣営の鉄砲玉として安倍首相と戦いますが、当然のことながら大敗し、その際に選挙資金を半額着服してしまったことは、前回に書きました。彼には、この手の話が幾つかあります。

 今治では、不規則な発言や行動が相次いだのか、それとも、不倫が原因なのか、敦彦は離婚されてしまいます。その理由を、美樹さんは以下のように公表しています。

 今日は個人的なご報告をば。もう先月の事になりますが、私は黒川敦彦氏と正式に離婚いたしました。

 結婚して様々な場面で壁を乗り越えてきて、2人で乗り越えるからこそ私の存在意義があるのだとおもっておりました。

 しかしながらこの度、看過できない事象をキッカケに、2人で乗り越える次元の課題ではない事を悟るに至ったため、私から別れを告げました。ちなみにその看過できない事象とは、家計学園の反対運動ではないことを付け加えておきます。

子供のように純粋な心と自由な精神は、誰にも奪うことは出来ません。しかし、どうあがいても私達は、成人して20年も経った人生も中盤に差しかかった人間です。

 自由と無責任は相反するもの。誰しも、過去に経験した事を消すことが出来ませんが、その事をいつまでも責め立てる必要もありません。

 何より大事なのは、事実と向き合った上で、明るい未来のために次、自分が何を選択するか、なのです。そして、それを決めるのは神でも仏でも恋人でも家族でもなく、紛れもなく自分自身なのです…。 その事を、彼には逃げずに全うして頂きたいと思います。彼には、3人の子供を授けてくれた事に最大限の会社をしています。


オリーブの木

 離婚前から、黒川敦彦は、外山麻紀と付き合うようになり、外山は、2019年の選挙で朝霞市市議に当選します。外山麻紀との不倫も黒川夫妻の離婚の重要な一因になったろうことは、察することができます。
 一方で、離婚の後、黒川は上京し、やや左的なサブカル系の活動家として、活躍していきます。まず手掛けたのが、「オリーブの木」の結成でした。元国会議員の小林興起や評論家 天木直人、県議会議員の西尾憲一らと共に結成した、対米自立・護憲・ベーシックインカム導入などをポリシーとする政党(正確には政治団体)でした。



 ところが、黒川が実権を握るようになると、組織の変質が始まり、離脱者が相次ぎます。小林興起は引退し、黒川の独自の主張(現在ではユダヤマネーとか、CIAが~とか、いわゆるオカルトな主張が多い)、天木、西尾、三上、若林など、初期の主だった顔ぶれは、みんな離党してしまい、良くも悪くも党は黒川色に一新されました。オリーブの木は、改名までに国政選挙で当選者を出すことはできませんでしたが、市議会議員選挙では、外山麻紀と庄司真生の二名の当選者を出しました。

つばさの党

 2021年、オリーブの木はつばさの党に改名しました。雰囲気を刷新したこの党に、根本良輔(今回2024年のこの選挙妨害事件で逮捕)が入党し、根本の擁立を巡って、幹事長の須崎友康は離党し、根本が幹事長に就任します。根本はつばさの党のホープでナンバー2となり、黒川の片腕となっていきます。



 以後、黒川らは選挙に参加する傍ら、いろんな問題で頻繁にデモをするようになります。反ワクチンデモにも参加しましたが、それ以外に反創価学会デモ、集団ストーカー反対デモ、警視庁に対してデモ、その他、とにかく、いろんな方向にデモをしていきます。これは、黒川らの重要な収入源の一つになりました。デモ時のカンパなり、他の収入(書きませんが、察することができるかもしれません)が、以後の黒川たちを経済的に支えます。

 黒川が、山中裕と接触したのがいつなのか、正確には知りませんが、HOYAの創業者一家で少なくとも数十億円の資産を持つ山中も、彼らの重要なスポンサーになりました。今回2024年の事件で、集団生活をしているとして問題になった練馬区の一軒家は、山中の母の物件だったり、以後、山中もところどころでつばさの歴史に関わるようになります。

 山中は、かつて、山尾志桜里の夫 山尾恭生が創設した「さくらフィナンシャルニュース」の運営を引き継ぎますが、そのサイトを名誉棄損のオンパレードの場所に変えてしまい、恐喝容疑で逮捕され、有罪判決が確定した過去がありました。私も2013年だったか、そのサイトのあまりにひどいのを見て、驚いた記憶があります。ある法律事務所 では、そこの弁護士が女性弁護士をレイプしただのといった(そこの弁護士事務所内だけで、そんな話が何件も報じられていた^^;)、明らかにフェイクニュースとわかる情報が山盛りでした。
 私が二度目に黒川を知ったのも、この頃でした。当時、私はFacebookで新型コロナグループ(約5000人)の管理者をしていましたから、その関連で、反ワクチンデモや黒川のYouTubeが紹介され、ああ彼は今、こんなことをしているんだと、知ったものでした。新型コロナに罹患したが、イベルメクチンを12㎎飲んだら、軽快したと発言し、それが理由で、当時彼が提携関係にあった内海聡らの日本母親連合会から絶縁になったと記憶しています。




★ 今日はこの辺りでお休みします。次回、もし書くことがあったら、NHK党との提携や分裂の話をできればと思っています。私が、この党のことを深く調べたのは、NHK党との離別事件の前後からでした。勿論、支持者としてではなく、傍観、もしくは批判者としての立場からですが。

 それと、文面のバランス上、敬称は全体的に略します。




つばさの党 前史

2024-05-20 18:05:13 | 時事
 1年半近く前、NHK党とつばさの党が分裂したときに、十分に調査をして、関係者やこれを主に取材している記者にも接触して、長い記事を書いたのですが、結局、公開せずにいました。当時、NHK党の分裂劇に関心を持ち、下調べをしていたら、それに時間を使い過ぎてしまったのです。公開するタイミングを逸してしまいました。情報にも鮮度があり、時間が経てば経つほど、時事関係の情報は価値が減っていきます。もう、今さらいいや、ということになり、掲載を見送りました。

 その反省もあって、今回は、なるべく早めに知っていることを載せておきたいと思います。こんな場末のブログに載せても、見ている方は少数でしょうが、まあ、書いて載せる側はそれでも楽しいのです(笑) 読んだ本の書評を書いているような感覚です。書いている側はそれで知識の整理ができたりするのです。



つばさの党 前史

 つばさの党の全ては黒川敦彦に集約されます。彼以外に設計者がいたわけではないからです。オリーブの木という前身は存在しましたが、彼が代表になると、彼中心に刷新され、他の主だったメンバーは抜けてしまいました。つばさの党は、彼がすべてを作った団体と言えます。

① 黒川敦彦について

前半生

 党代表の黒川敦彦は今治出身で、大阪大学を卒業後、産業開発機構や阪大のラボに勤めましたが、やがて退職し、起業したようです。いろいろと手を出しますが、どうにもうまくいかなかったようです。リーマンショックの後あたりに廃業し、2010年頃、実家の今治に戻り、帰農します。そこでも、ソーラーパネル事業などに関わるなど、いろいろやってみたようですが、やはりうまくいかなったようです。今治では、事業の為に金を募るだけ募って何もしなかった、金返せ、など、悪い噂が結構あります。

 あまり知られていませんが、もしかしたら、これから報じられてもおかしくない特記事項として、自分には霊感がある、神様の声が聞こえる、と言い出して、宗教らしきものを始めたのも、この頃でした。どうして特記事項と書いたかというと、最近、つばさの党の幹部たちが、一つの家に十名以上で共同生活をしている話が朝日新聞などで報じられ、多くの識者がカルト宗教か?!と騒ぎ始めているからです。

 この頃から、黒川はチャネリングをしている、自分は〇〇神様からメッセージを受けた、神様の名前は▽▽である、などなどと言った話を4年にわたってブログに綴るようになります。

 その後は、極左活動家の斉藤まさしや田中正道(元暴力団だが20年前に足を洗う)と接触するようになり、2014年には「電話勝手連」なる活動をはじめました。

 また奥さんの黒川美樹さんは2015年に愛媛県議選に挑戦し落選、2017年に今治市議選に挑戦し、当選しました。

 同年10月の衆議院選挙では、安倍首相の「邪魔をするため」(彼の先輩であった山本太郎 談)、安倍首相の山口4区に左翼陣営の落下傘候補として立候補し、大差で敗れます。

 私が黒川敦彦を知ったのも、その頃でした。ちょっと危険な人としてメモしたのを覚えています。ちょうど、森友加計学園問題で、日本中が大騒ぎになっている真っさなかでした。

 彼の師の一人であった田中正道によると、この時、集まった選挙資金1500万円のうち、800万円ほどが余ったが、それを彼は着服して、一人で使ってしまったそうです。この数年間で、彼は再び大きく変わっていったのでしょう。
 以後、彼は田中の下からも離れ、活動家として、いろんなことに手を出します。新型コロナが流行った時期には、反ワクチン運動もやっていました。


(続けるとしたら)
 もし続編を書くとしたら、オリーブの木~つばさの党、そしてNHK党との合流と離別について書こうと思います。ワクチン運動の時も少しだけ黒川の話を見聞きしました。私はNHK党がどうにも嫌いでしたから、彼らがNHK党と関係を持った時期には、そんな視点で興味を持って黒川の話や報道を眺めたものでした。

(大きな問題行為をして捕まった容疑者ですので、敬称は省きます)

(追記)一言で言うと、この団体は、新手のカルト団体です。ただ、どうしてこんなカルト団体が日本に生まれて、蔓延っているのか、解説することに、一定の価値があると思いました。


イランで大統領搭乗のヘリが墜落

2024-05-20 13:47:51 | 時事

 イランで大統領と外相が搭乗したヘリコプターが墜落したようです。残骸も発見され、生存は絶望的とのことです。時期が時期だけに、イスラエルによる暗殺も疑われるのでしょうね。イランのテレビ局は、さっそくイスラエルの関与の可能性をほのめかしているようです。

 そして、テクノロジーがここまで発達した現代、仮にこれが天候による不運な事故だったとしても、イラン人は誰もが内心でイスラエルを疑うのではないでしょうか。

 BBCによると、ロシア政府は原因の調査に協力したいと申し出ているようです。
 




つばさの党の逮捕の件

2024-05-19 02:45:24 | 時事
 このつばさの党一派について、いつか記事を書こうと思いながら、どうにも時間が作れず、というか私の時間の使い方が実に下手で、なかなか書けずにいました。1年以上前に、彼らがNHK党(当時は政治家女子党)と分離した時に、一本、記事を書き上げたのですが、数日、時機を逸してしまって、公開せずにいました。



 とりあえず、今回のつばさの党の動きは常軌を逸しており、これでは、日本の選挙制度の根幹が脅かされます。こんなことが罷り通るのであれば、日本中に模倣犯が大勢出るでしょう。名前は挙げませんが、例えば何名もの炎上系YouTuber達が、荒れくれた「政党」を結成し、他党を攻撃して、どこかの黒幕から依頼料を貰ったり、YouTubeで再生回数を稼いで、儲けることでしょう。日本の選挙はカオスになり、殆どの政党は街頭演説ができなくなるか、100年前のように院外団と呼ばれる傭兵や私兵集団を抱えなければいけなくなります。選挙の場は、暴力の場と化すでしょう。

 勿論、百年も前に私が生まれていたわけではありませんが、読書を通じて、そういう話をいくつも聞いてきました。

 例えば、日本では、戦前、明治・大正・昭和と、大阪には明石家万吉というヤクザがおり、選挙での街頭演説の攻防に随分と活躍した話が、司馬遼太郎に出てきます。当然ながら、司馬は話を少し盛っていて、正確にはこのような行為をしたのは、彼の女婿の酒井栄蔵だったらしいのですが。

 昔、子供の頃、ヒトラーの伝記も読みましたが、彼は突撃隊という私兵集団を結成しました。やはり、選挙での攻防戦の為にです。ナチスの選挙演説の妨害に来る者には、突撃隊がドスやムチで血祭りにしたそうです。共産党の演説を襲うこともありました。

 ところで、つばさの党のこんなやり方が罷り通れば、日本の選挙は、そんな時代に戻ってしまうことになります。よって、とんでもないというしかないのですが

 では、一体、彼らはなぜ、ここまで狂ってしまったのでしょうか。

 これについては、また、体力と時間のある時に書きたいと思います。
 その主だったところを挙げると、その首謀者 黒川敦彦は、初回の2017年の選挙を実に悪い動機で始めていたこと、そして、2022年、NHK党と合流以後、そこで他党攻撃を繰り返しました。彼はNHK党の悪い習慣と技術を全て吸収してしまい、一方で、数名の所属議員をはじめ、それまで持っていたり新たに獲得した資産の多くを、NHK党から追放されるまでの間に失いました。そのあたりに原因、もしくは背景がありそうですが、今は十分な体力や時間がありませんので、またの機会にさせて頂こうと思います。






イスラエル大使、国連憲章をシュレッダーで細断!

2024-05-12 03:05:44 | 時事
 イスラエル大使が、国連総会で演説中に、国連憲章をシュレッダーで細断しました。イスラエルは、何をやっているか、わからないのでしょうか?
 パレスチナの国連加盟が承認されそうなことに激高したようですが。これで一段と欧米各国もイスラエルから距離を置くし、アラブ諸国の結束も進むでしょう。