カトリック情報 Catholics in Japan

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天と地の、ほめうた ほめたたえよう 清いおとめ マリアを8-2

2019-07-28 17:51:42 | 聖母讃歌
『ほめたたえよう 清いおとめ マリアを』聖エフレム原作、デルコル神父、江藤きみえ 共訳・編

◆8-3、天と地の、ほめうた

第3考察 天と地の、ほめうた

 マリアの承諾が、世に平和をもたらしました。これを祝うために、聖エフレムは、つぎのように、天と地、天使たちと人間に、呼びかけています。

49、高いところも、深いところも、主をほめ、天使たちも、人間も、こぞって主をたたえよ!すべてのものを、新らたにしようと、すべてのもののみあるじが、天からくだって、ひとりのおとめにいま、おやどりになったのです!

50、ああ、偉大な、はかりがたい主のあわれみよ、それは、とてもくちびるに、いいつくすことのできないもの!高いところでは、もろもろの天も容れえないお方が、このひくいところに、やどられて、マリアのご胎内に満足されるとは!

51、天も、地も、主を賛美せよ、〔おつげの〕天使も、おとめ〔マリア〕も、人々もこぞって、"聖なるもの!と宣言せよ、愛のために、主か〔天を〕くだって、人となられたからです。

52、天も、み使いたちも、いと高きものに感謝し、地も、清いおとめのために、よろこびおどれ、この両方から、歓呼の声あげ、うたえよ、主なるおん子のみさかえを。

53、両方とも、たがい合唱して、おん子をほめよ、天使も、人も、ともにたたえよ、いきどおって、むきあっていたかれらに、いまこそ、おん子によって、和睦と平和がもたらされたからです。

59、主よ、あなたに感謝、目にみえないすべての天使たちから、世にあるすべての口をもって、地は、あなたに、光栄のほめうたを!

祈り 「主よ、わたしたちの心におんめぐみをおそそぎください。天使のおつげをもって、おん子キリストが人となられたことを知ったわたしたちが、そのご受難と十字架とにように、ご復活の光栄をえますように。わたしたちの主キリストによって。アーメン」(典礼から)。

決心 主のみむねに対して、いつも「おことばのとおりになりますように〕と答えましょう。

おわり



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マリアの承諾 ほめたたえよう 清いおとめ マリアを8-2

2019-07-27 03:50:50 | 聖母讃歌
『ほめたたえよう 清いおとめ マリアを』聖エフレム原作、デルコル神父、江藤きみえ 共訳・編

◆8-2、天と地の、ほめうた

第2考察 マリアの承諾

⑦ ダヴィドの娘に、あわれみ〔の花〕がめばえました。それは、かの女が、アダムをつくり、世界をつくって、そのみ名が、太陽にまさるあの方〔イエズス〕の、生みの母となるためです。

⑧ さぐりえない〔神の〕みむねが働いて、〔数しれぬ〕天使たちの大軍から、主は、ひとりの天使をえらばれて、みもとに呼びよせ、おつげのために、おっかわしになりました、清いおとめのもとに。

⑨ あの天使は、〔神の〕手紙をいただきました。そこには、永遠の昔から、かくれた奥義に封じられ、託されたその内容は、おとめに平和のあいさっと、あまねく世界に伝えるための、よいしらせを含んでおりました。

⑩ 火のようにもえる天使が、くだって、〔ナザレトの〕まずしいおとめに、みちあふれる富をもたらしました。かれはまず、平和のあいさつをして、かの女につげようとしています、天地万物をおどろかすあのおんやどりを。

ー つぎに聖エフレムは、

マリアと大天使とのあいだにかわされた対話を、長く伝えています。その二、三のところだけを、うやうやしく考えましょう。

27〔天使のことば〕わたしは、うれしい知らせを、もってきました。あなたの主を、あなたがみごもる乙とを、つげるためです。おとめよ、あなたが、おん子の母となるのに、ふさわしくしてくださったお方に、感謝しτください。

36〔マリアのことば〕おお、み使いよ、わたしはもう、ためらいません、聖霊がわたしにおくだりになるのでしたら。わたしは、主のはしためです、その主権をみとめます、おお、み使いよ、あなたのおことはのとおりになりますように!

37〔天使のことは〕おとめよ、あたまをお上げなさい・処女よ、心からよろこびなさい、あなたは、もう一つの天となってくださったのです。おん子によって和睦できた地は、よろこびおどっています。

48〔マリアのことば〕そのみ名は聖く、そのみ名に賛美と祝福!このいやしいはしために、おん目をとめてくださったからです。これからのち、代々、全世界の人々は、わたしを"さいわいな人!"と呼ぶことでしょう。


天と地の、ほめうたーほめたたえよう 清いおとめ マリアを8

2019-07-26 02:34:15 | 聖母讃歌
『ほめたたえよう 清いおとめ マリアを』聖エフレム原作、デルコル神父、江藤きみえ 共訳・編

◆8、天と地の、ほめうた

① 「天使ガブリエルは、・・・ヨゼフのいいなずけである、マリアというおとめのもとに、神からつかわされた。おそれるな、マリア!あなたは、神のみまえにみめぐみをえたのです。あなたはみごもって子を生むでしょう。その子をイエズスと名づけなさい」(ルカ1・26-27、30-31)。

② 「天と地が、喜びにあふれて礼拝する主よ、あなたに、みさかえ!」(第17篇のおりかえし)。

第1考察 天使ガブリエルのお告げ

 聖エフレムは、聖母マリアのことを、つぎのように歌っています。

【第17篇】

① 愛にかられて、清いおとめのふところに、住まおうとして、天からくだった、おん父の、み力〔であられる主キリスト〕よ、きわめがたい偉大なご誕生を話すにふさわしいことばを、お与えください。

② 天地万物の持ち主でありながら、かぎりない愛のためにこそ、まずしいおとめのご胎内に、おやどりになったおん子よ、わたしが、うやうやしく、あなたのことを歌えるように、ふさわしい声と、ことばを、お与えください。

③ あなたについて話すには〔主よ〕、わたしの口は、小さすぎます。あなたにむかって話すためにも、わたしの舌はたりません。あなたの美しさを、いいつくすには、声も、ことばも、およびませんカ、あなたがお命じになれば、〔大胆に〕わたしは、あなたを、ほめたたえましょう。

④ すべてのもののみあるじよ、天使たちのうちでも、特にすぐれたあの天使が、おとめなる母に、あなたのお出でをつげるとき、おそれおののきながらも、わたしがみそばに近づけますように、お助けください。

⑤ 知恵あるものたち(天使たち)よ、きて耳をかたむけなさい、ふしぎにみちた、できごとを聞くために。ほめたたえなさい、天からくだったお方を、罪に死んだアダムを生かしたあのお方を。

⑥ 合図して、あわれみ深いおん父は、おん子に、〔天から〕くだって人間を救うように願われると、大天使ガブリエルにむかって、お命じになりました、おん子が、この世においでになるための、道を準備しておくように。



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イエズスをどこでさがせばよいか?ーマリアのもとに めたたえよう 清いおとめ7-3

2019-07-25 21:59:55 | 聖母讃歌
『ほめたたえよう 清いおとめ マリアを』聖エフレム原作、デルコル神父、江藤きみえ 共訳・編

◆7-3、救い主をもたらしたおとめ

第3考察 イエズスをどこでさがせばよいか?ーマリアのもとに

 聖エフレムは、この賛歌のさいごの二つの節のなかでおん母マリアの忠実な保護者、きよい夫の聖ヨゼフを、ともにほめたたえます。聖ヨゼフは、イエズスのおん母の、夫なので、自分の子ではないイエズスを"わたしの子"と呼ぶことができました。それは、イエズスのまことの唯一のおん父を代表する、この上もない光栄を、そして、この上もない責任を、まかせられたからです。聖エフレムのことばをよみましょう。

⑥ 〔光栄のうちに〕記念すべきこと、
キリストのおん母は!しあわせなこと、主をやどした母胎は!ヨゼフも〔ほまれにふさわしいお方です〕、神のまことのおん子の、光栄あるおん父の、おんひとり子の父とよばれるめぐみを、いただいたからです。
〔ふたりにまかせられた〕すべての人の、羊かい〔であるおんひとり子〕は、迷ってほろびた羊をさがしにっかわされ、〔羊をみつけて〕、み腕にだきあげ、もとのおりにお連れもどしになりました。
第7節で、聖エフレムは、すばらしい情緒のこもった調子で、イエズスをどこにさがすべきかを、歌っています。

⑦ さがし求めるものは〔主よ〕、あなたをどこで、みつけましょう? あなたを愛する人は、どこであなたに会えるでしょう? そうです、主は天におん父のふところで、あなたを探せばよいのです。あるいは、エフラタに、ベトレヘムのうまごやにも、さがせます。でも、マリアのふところにあなたを探せば、そこにこそ、あなたが清く守られているのを見るでしょう。そして、そのあなたこそ、ああ、なんとふしぎなこと!神ご自身でいられます!

祈り 「主よ、このしもべたちの罪を、おゆるしください。それは、おこないをもって、み心にかなうことのできないわたしたちが、わたしたちの主であるおん子のみ母のとりつぎによって、救いをえるためであります。聖霊のまじわりのなかで、あなたとともに世々に生き、支配しておられるおん子、わたしたちの主イエズス・キリストによって。アーメン」(典礼から)。

決心 マリアの熱愛をもって、おん子イエズスをなぐさめるために、きょう、しばしば、愛徳唱をとなえましょう。



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世に救い主をもたらしたおとめ ほめたたえよう 清いおとめ マリアを(聖エフレム)7-2

2019-07-24 04:55:56 | 聖母讃歌
『ほめたたえよう 清いおとめ マリアを』聖エフレム原作、デルコル神父、江藤きみえ 共訳・編

◆7-2、救い主をもたらしたおとめ

第2考察 世に救い主をもたらしたおとめ(聖マリア)

聖エフレムは、マリアの清けさと、偉大さと、ありがたさとを、つぎのように歌います。

③ 星がでると、わたしたちは、マリアのことを考えます。すべての星のみあるじが、おあらわれになったからです、わたしたちのために。〔マりアのおん子である〕みあるじこそ、この世に生まれて、やみを追いだし、遠い国の民ぐさまで、その光線で、おてらしになったので、かれらは、おくりものをたずさえて、はるばる訪ねたべトレヘムの、うまやのなかで、これをささげ、ひれふして拝んでから、故国へ帰っていきました。

④ 天地万物は、このよき日、ひびかせますように、ほめうたを。すべての人は、くちに、あふれさせますように、ほまれの歌を。人々は、賛美のしらべで、舌をふるわせ、もろもろの民は、こぞって、歌いますように、ことほぎの歌を。"いと高きところには、主に光栄、地には、すべての人々に平和、世のために、救い主がお生まれになったから"と。

⑤ 感嘆すべきまぼろしをみた、あの〔予言者〕エゼキエルは、このよき日、よろこひに、あふれるでしょう、その予言のとおりに、実現したからです。バビロンの、さすらいのときに、閉じたままの門をみて、かれはいいました、"この門は、封じられたままに残るだろう、主がここを通って、はいるから'と。封じられていたその門は、マリアのことで、この門を通っておいでになったキリストは、これを開けずに、おはいりになったのです、この世に!〔この偉大なふしぎの前に、〕さぐり人たちは、何をいうことができましょう?



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