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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

H

2018-12-26 | 本多孝好




本多孝好
『正義のミカタ ~I’m a loser~』★★


こちらも中だるみ系
厚みがある割には纏まりがなくて、最後もよく分からない。
最初の勢いと、主人公のいじめられっこ目線はよかったんだけど、
表と裏
正義って何?
ミカタとは、「味方」でもあり「見方」でもある。
先日の悪魔じゃないけど、自己満足の一つとして捉えるとどっちもどっちよね。
答えはない。
しかし誰にも感情移入出来ない話で・・

本多さんにして初めて誰も死なない本(ぱちぱち)
死人ばかり毎回出ててどうなの?って思っていたからそれは◎
殺せば重みが出るわけじゃない。
死人に口なし。



そして私はつぶされる。





























のまれまくり・・
「西荻なんですが、誰か同じ方面の方相乗りしませんか」神!
再び西荻にUターンなんて笑える。


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H

2018-11-20 | 本多孝好




本多孝好
『真夜中の五分前 side‐B』★★


(必ずside-Aから読んでください)

また殺しちゃった・・本多さん・・
ホントみんな死んでゆく・・
そこからしか物語が生まれないのかしら?
喪失の物語 通り一辺倒なパターン
そう言いたくもなる連続読みはここで一旦終了///

誰も死なない物語を書いてみては?と言いたくもなる。

Aがテンポよく楽しめたからかBは対比で★★
何事にも終わりがある。淋しさを感じるね。

生きているのはどっち?
流れ的には?おもしろいのは?そう考えさせておいて結果うならせる。
人は そう 簡単に 死ぬ。
今度は電車事故でふ。それもスペインで(スゴイ確率)

物語にはひねりが必要
ハッピーエンドを望む望まないは別にして。



うさぎはかめに最後の疑問を問い、待つことにした。
波乗りのネタバレとともに。




























人生を左右する?
働き方改革 自分編
ある意味縛られず逆に言えば不安定な状態で働いてきて、
先の見通しは「どうにかなるさ」的なるようになると楽観視
未だにどうしようもなくなったら田舎に帰ればよいか~って。
「逃げ」と言う安心な保険

今月でそれにケリがつく。
来年のわたしはどうしてる?もしもし?もしもし?

うちの癒しわんこを見てるとたまにうらやましくなる。


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H

2018-11-19 | 本多孝好




本多孝好
『真夜中の五分前 side‐A』★★★★


四作目にして★★★★
ラストが微妙だったけど、連続読みしてぐんぐん成長しているのが分かって+

うさぎとかめは本音を言い合う不思議な仲
ぴょんぴょん変わらず飛ばしてる。

この物語には美しい双子が登場する。
双子・・
毎朝の通勤で目の前に双子が座っている。
一卵性双生児
どこから見ても同じ。
二十歳前後なのかな。
言い合わせて同じ服の色違いを着ていて、もちろんバッグも靴も同じ。
髪型もそう。縛るリボンの位置まで一緒
同じしぐさでスマホをいじってる姿を見るとおかしな気持ちになる。
双方連動している。
それが遺伝子という最古から引き継がれた、メビウスの輪のような二重螺旋を連想させる。
日々の人間観察

面白味のある人間

空気読めよ

この主人公はきっとカッコよいんだろうな。




























メールだけで人のココロを掴む人



週末天気予報が外れて晴れ 大洗は気温19℃
ただしお仕事の関係で着いたのが午後3時過ぎ・・
富士山にボードの方がよかったんじゃないかと言われイラッ
だって最後の海に入りたかったんだもん。
Newボードはまた素材が違ってて浮力半端なし
ただし波にのまれる率高し ごぼごぼ。。

陽が沈み空が濃い青色に変化してゆく中 ちょうど正面に月が浮かんでいた。
それを波に浮かびながら見上げたそがれるわたし。

手がかじかむ 水温の方が温かい。


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2018-11-16 | 本多孝好




本多孝好
『MOMENT』★★★+


+は三作目の『FIREFRY』
救いのない救われた物語
心の救済?
誰もが自分の立ち位置から下に見える人がいると安心する。
まだわたしはマシな方だって。
人の幸せ話に正直興味なんてない。
死を直前にしてわたしは何を思うのか。

この病院にまつわる話、当たり前に「死」がそこかしこにたくさん。
しかしこの方交通事故死が好きね(笑)
見事に全作品に出てくる。
両親が死に、恋人が死に、みんな死んでゆく。
自分の周りでの交通事故死・・
従兄弟がバイク事故で死んでいる。

ってわたし自身も死にかけた(忘れてる?)



「三作続けて読んでるじゃなぃ?死人がたくさん出てくるのよ。
小説なのは分かるんだけど、現実嫌なことあっても命取られるわけじゃなしって達観しちゃう(笑)」




---



「どうしようもなかったんだ。巨大な排水溝の渦に巻き込まれたドブネズミみたいなもんさ」
「ドブネズミ?」
「チュウチュウ」



---
少し前にちゅうちゅうから「結婚した」ってメールがきた。
桜新町でのパーティ
大橋ジャンクションの工事
南青山のマンション








---



「完璧なものを見ると欠点を探したくなるのは、僕がひねくれてるからですかね」



---










めずらしいインク漏れ




























波乗りで腰をやって早一年経過
ヒールが履けなくなって、ぺたんこウエッジソールがメインになり、
休みの日はスニーカーへ移行
自己基準の女子力が低下し、楽ちん過ぎて気持ちまで変わった。

衣替えついでに先日ヒールを出してみた。
愛用していた8cmヒール

駅までに数分歩いた実感として、ヒールは美脚を作るってことを筋肉が教えてくれた。
歩き方にもよるかもしれないけど、きゅっと引き締まるのが分かった。
一歩一歩踏み出す度に使わなかった筋肉が動くのを実感wow

ヒールで出逢ったばかりの新鮮男子に逢いにゆこう^^


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2018-11-14 | 本多孝好




本多孝好
『ALONE TOGETHER』★★


さらさらさらと二作目へ。
かめからの返信を待つうさぎ
既に三作目『MOMENT』って言ったら驚くだろうなぁ
かめの反応を楽しむうさぎ

さて『ALONE TOGETHER』
連想するのは山根なんとかさんの『Get Along Together』♪
世代ですな(笑)

「私が殺した女性の、娘を守って欲しいのです」
この一文から再読としても期待感
またたくさんの死を連想させる。
しかし思ったほどの引っかかりはなく、最後の方は惰性でEND

好みか好みじゃないか

ミカと出逢うカフェでの場面が印象に残った。
描写力

なんだろう?目につく会話が多い。
スムーズじゃなく違和感がある単語を使う箇所が多々
稚拙なのか巧妙なのかアンバランス過ぎる。

波長とシンクロする能力を使うか使わないよく分からない。



---



なぜ、人間は隣に寝ている人の夢の中に入り込める能力を身につけなかったのだろう。なぜ、直立二足歩行なんてどうでもいいような能力を優先したのだろう。なぜ、言葉なんて稚拙な能力で満足してしまったんだろう。



---
稚拙・・




























胆管がん長丁場の手術は無事終了
転移は見られず、周りの臓器を切除
麻酔から受ける夢

遠い昔の手術の記憶

行ったことのない街


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H

2018-11-13 | 本多孝好




本多孝好
『MISSING』★★★


突如今月は本多孝好月間ってことに☆
うさぎがかめに提案(笑)
かめはそれを受け入れ、うさぎはかめの素直さに感心

さて『MISSING』再読
過去の書評で★★★★
最後の『彼の棲む場所』がツボだったとみえ、
最初読み始めてみてどこか引っかかるものがあるかもと期待するもそうでもなく、
それぞれが新たに読む感覚に近いものだった。
何となく何となくだけど自然に先読みが出来ている気もしなくもなかった。
描写の一つ一つ
そこから自然発生的に生まれる想像力
まず自分じゃしないだろう行動は目につく。
違和感から引っかかって消えない。
仕組まれた無理心中
高速を運転していて確かに思うことはある。
このまま事故ったら眠ったまま死ぬのかなって。
命を預けているなんて意識していない寝顔



---



「にこやかに談笑しながら、僕は司会者を撃ち殺し、タレントを絞め殺し、評論家を刺し殺し、ミュージシャンを殴り殺し、映画監督を蹴り殺し、プロデューサーとディレクターをまとめて焼き殺した。そうするのが当然の連中だった。」



---
そうココだ。昔の私✓


お友達が好きと言った『瑠璃』
この男子のひねくれユーモアな会話がよい。
自己矛盾とあまのじゃくさ。
自由奔放とは逆にあるもの。

しかしみんな死んでゆく。
この4作品から選ぶとしたら今は『眠りの海』かなぁ





































生まれ育った環境
壮大な宇宙の話を読んでいるとちっぽけに思わなくもない。
現実でそれも小さな島国で。
たった一週間滞在しただけで、元の環境に順化
それが言葉となり発せられ、普段耳にすることもない本場の風に飛ばされた感
こんなことは初めて。
別の人みたい。


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2018-10-02 | 本多孝好



本多孝好
『FINE DAYS』★★★+


久々にネット上で知り合ったお友達からメールが来た。
近しくもなく遠くもなく・・確かに一時期やり取りしてた。
何の会話をしていたんだろう?
今回なつかしくてメールしてきた彼
そこで ふふふ 最近の傾向→読書話に引き込んでみた(笑)
そしたら昔わたしは彼に本多孝好を薦めて、それがヒットだったらしく、
今回素直に辻村深月を買って読んでいる『凍りのクジラ』
おもしろいなぁ
何の疑いもなく吸収出来るって柔軟性を持ち合わせてる。
文庫本一冊にしてもね。


そこで今回帰省した時、本箱を探して見つけたのがコレ。
記憶では『MISSING』だったような?
過去のおもしろかった記憶を手繰り寄せようと。

 

--------(抜粋)

 

死の床にある父親から、僕は三十五年前に別れた元恋人を捜すように頼まれた。手がかりは若かりし頃の彼女の画。僕は大学に通う傍ら、彼らが一緒に住んでいたアパートへ向かった。だが、そこにいたのは画と同じ美しい彼女と、若き日の父だった…(「イエスタデイズ」より)
異例のロングセラーとなり、新世代の圧倒的共感を呼んだ著者初の恋愛小説、待望の文庫化

 

--------

一作目『FINE DAYS』
最初の作品はなつかしさはなく、
逆にこんなインパクトに覚えがないとは・・

二作目『イエスタデイズ』
主としているから、思い出すものがあると思いきや・・

三作目『眠りのための暖かな場所』
このあたりになると、もしかして買ったはよいけど未読本?
そうかもしれない。

四作目『シェード』+
ベタだけど、こういうお話は私的に好み。ほっこり。


結論 再読ではなく埋もれ本を発掘して読んだ感

しかしこの方の女性の書き方って超オトコっぽぃ
言葉尻がモロ男子
女子高生は分かるにしても、母ってもぅちょっとまあるいよね。

そこ違和感・・






























「意地で走る」を「維持で走る」と送って、
まぁ維持であり、意地だよなって思って独り笑い。なは。
このこじらせた喘息が治ったら、走る!そして週末は波に乗る!
女性波乗り人のブログが見つかない。
誰か教えて。
「サーフィン」で検索すると「ネットサーフィン」している人ばかり行き当たる///
インドアとアウトドア


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