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奇跡のバックホーム

2022-08-05 07:15:00 | 読書
「奇跡のバックホーム」
横田慎太郎著、幻冬舎文庫、2022年7月





高校卒業後阪神タイガースに入団。
4年目に脳腫瘍と診断され、在籍6年で退団した横田慎太郎外野手の自伝ノンフィクション。

横田の闘病生活と二軍戦引退試合でのセンターからのバックホームの送球は、
テレビのドキュメンタリー番組で取り上げられたこともあり、
今年3月には間宮祥太朗主演のドラマが放送され、バックホームのシーンは実際の映像が使われました。

あの場面だけでも感動しますが、本書を読んで横田本人の苦労、
家族や阪神の首脳陣・選手の支援などを知った上でバックホームの映像を見ると、一段と感動します。


(0:50から)

大病で体は衰えるかもしれませんが、人間的には成長しますね。
そうは言っても大病には罹りたくないですけど。

脳腫瘍の症状や手術・治療・リハビリなど闘病生活がよく分かります。
掛布・平田・金本・矢野・田中秀太ら阪神関係者のサポートを知ると、
阪神が調子悪かったり、何かあっても、安易に彼らを批判できなくなります。

単行本が出版されたのは2021年5月。
その数ヶ月前に脳腫瘍が再発し、再び治ったそうです。
単行本には再発の話は書いておらず、今回の文庫版で新章として加筆されています。



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コメント (4)
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