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望郷(書籍)

2022-07-30 08:30:00 | 読書
「望郷」
湊かなえ著、文春文庫、2016年1月





瀬戸内海に浮かぶ島を舞台にした6編の連作短編集。

小説の中では「白綱島」という架空の島名ですが、
著者の故郷「因島」がモデルだそうです。

6編のタイトルは
「みかんの花」「夢の国」「海の星」「雲の糸」「石の十字架」「光の航路」。

どの作品も島の生活が息苦しかったり、肩身が狭かったりする人たちの立場から描いており、
悲哀が漂いますが、所々光も差しています。

「望郷」のタイトルで映画化されています。
映画は「夢の国」「光の航路」2話の連作形式。

映画のレビューを読むと、今回本を読んだのとだいたい同じ感想でした。

望郷(映画)


なんでこの2話が映画化されたのだろうと思って検索してみると、
映画化の前に「みかんの花」「海の星」「雲の糸」の3話がテレビドラマ化されていました。

【ドラマスペシャル】湊かなえサスペンス『望郷』:テレビ東京


唯一映像化されていない「石の十字架」は、他の話に比べて少し分かりづらかったです。



関連エントリ:

望郷(映画)

未来

境遇

往復書簡

夜行観覧車

告白(書籍)


コメント
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