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「人たらし」のブラック心理術

2021-08-26 00:15:00 | 読書


「「人たらし」のブラック心理術」
内藤誼人著、だいわ文庫、2008年9月



タイトルは過激ですが、内容はノーマルな心理学の本。

気軽に読める心理学の本に書かれているような言葉や仕草は、
短期的な人間関係の構築に役立つ気がします。
ただ、絶対ではありませんし、長期的な人間関係となると、
ちょっとした言葉や仕草以外の部分の占める割合が大きいと感じます。

本書も初期の短期的な人間関係の構築には役立ちそうです。

特に役立ちそうと感じた項目

第1章
・”性悪説”を信じて行動せよ
・「空腹感」は人間関係をダメにする
・真実を言うことが、必ずしも美徳とは限らない

第2章
・発言の終わりには、必ず「イ」をつける気持ちでしゃべる
・飲み屋の女性の人気者になる訓練をする

第3章
・いつでも体調は絶好調に整える
・嫌われたら、ムリにリカバリーしようとしない
・出会って”3回目”までに魅力が伝わらないなら、諦める

第4章
・「説得」しようとするのではなく、「レッテルを貼る」
・「命令」ではなく、「確認」する

第5章
・断定口調で話さない
・会話をダメにする8つの要因

第6章
・「なぜ?」と質問するのをやめる

第7章
・険悪なムードになったら、さっさとリングアウトする
・別れのタイミングは、会話が盛り上がったとき

「良好な人間関係を作るのが難しそうだったら、逃げてよい」
という趣旨の項目がいくつかあることで、むしろ全体的に共感できました。

ただ、
第4章 
・前もって相談を持ちかけておけば、どんな人も反対しない

は現実には反対する人もいますし、前もって伝えることで、
反対意見を準備する材料を与えてしまう場合もあると思います。

また、
第6章 
・相手には、絶対口答えしない

も短期的には良いと思いますが、
長期の関係だと相手から無理を言われることも出てくると思います。

コメント (2)
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