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営業と詐欺のあいだ

2021-03-25 21:30:00 | 読書


「営業と詐欺のあいだ」
坂口孝則著、幻冬舎新書、2008年9月

2000年前後に「冷静と情熱のあいだ」の小説・映画がヒットして以降、
何かにつけて「○○と△△のあいだ」と名付けるのが一時期流行りました。
本書のタイトルもそう。

ただ営業と詐欺の境界線が曖昧なのはその通り。
最近も絵本を書いて映画化した芸人のビジネスが良くも悪くも話題なので、
以前読んだ本書を思い出し、読み返してみました。

帯の「一流セールスマンと詐欺師の共通テクニック!」からして興味深いです。

・いい人に見える
・商品を売り込まない
・商品を触らせる
・自分の生い立ちを語る
・共通の知り合いがいると語る
・手紙を利用して信頼度を高める
・「偶然」を「必然」として認識させる
・この時期を逃すと取り返しがつかないことを強調する
・顧客が特別な存在であることを示す
・褒め倒す
・洗脳する

内容は、
第一章で一流セールスマンの交渉術を説明し、
第二章で一流セールスマンと詐欺師に共通する
「コールドリーディング」、「ショットガンニング」などの手法の説明。
そこからDMやネットのグレーな商法、悪質商法、マインド・コントロールと話が展開。
最後の第六章で撃退法として、法律・制度や心構えを解説して締めくくっています。

10年以上前に出版されている本なので今とは状況が異なり、詐欺行為も進化しているかもしれませんが、

・ビジネスマンとして顧客とどうコミュニケーションを取ったらよいか
・しつこい営業を断ったり、詐欺に遭わないためにはどうしたらよいか

を考えるきっかけになる本です。




コメント (6)
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