Blue Blue Blue

株式投資、映画鑑賞、野球観戦、読書

リスクを取らないリスク

2020-08-11 08:30:00 | 読書


「リスクを取らないリスク」
堀古英司著、クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 、2014年9月

著者の堀古氏はニューヨークで投資顧問会社を立ち上げた方。
テレビ東京の「ニュースモーニングサテライト」や「ワールドビジネスサテライト」
に時々出演されて、経済や株価の見通しを解説されています。

私見ですが、氏の見通しは当たることが多い気がします。
アメリカの経済・株価に関しては、トランプ大統領の政策を評価し、
上向きであることを予想されていました。

本書は2014年9月に出版。
当時と経済環境は変わっている部分もありますが、
リスクや投資に対する考え方は変わらないと思い、
いまでもたまに目を通しています。

前半でリスクについて説明されています。
第1章の問題は行動経済学の書籍でも出てきそうな問題。

次に想定されるリスクとして、
・日本の更なる資本主義化
・広がる格差
・進む円安
・年金カット
を挙げ、各章で説明しています。

後半でリスク対策。
一言で言ってしまうと、「アメリカ株に長期投資」ということになりますが、
それ以外の投資や、投資に対する考え方、お金以外のリスク対策についても触れています。

アメリカの市場の最前線で活躍されているだけあって、説得力があり納得できる内容です。
投資活動の参考になりますし、実際に取り入れています。

生命保険については、契約するのであれば保険料が割安な掛け捨て型を推奨していますが、
自分は本書を読むだいぶ前に貯蓄型のものを契約してしまいました。

また日本株の株式優待制度に関しても、海外投資家がメリットを受けられないため否定的です。
メリットを受けている自分としては複雑なところです。。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする