阪神はこれまでFAで選手を獲得してきましたが、
人的補償で選手を取られたのは初めてで、
かつ取られた選手が自分も含め一部で期待されていた
赤松でした。
プロテクト枠の28人は一般には公開されていません。
(プロテクト枠に入らなかった選手のモチベーションが
下がるからでしょうか?)
そこで、いまさらではありますが、
なぜ赤松が阪神のプロテクト枠から漏れ、
広島がプロテクト枠漏れ選手の中から赤松を選んだのかを
自分なりに考察してみました。
プロテクト枠の28人は新人、外国人、FA宣言中の選手は含まれないとのことです。
この定義だと、昨シーズン在籍した選手では、ウィリアムス、ボーグルソン、
下柳は対象外となります。
オフに獲得した、金村暁(日ハム)、平野(オリックス)、阿部(オリックス)
はどうなるのでしょうか?
ここが自分の中ではあいまいなのですが、今回は
「人的補償で取られたくなければ、28人に含まなければならない」
という前提で話を進めます。
自分は以下のとおり予想しました。
○確実にプロテクトされる選手(背番号順、以下同じ)
投:能見、金村暁、安藤、杉山、藤川、渡辺、江草、福原、久保田、橋本、上園(11名)
捕:野口、矢野、狩野(3名)
内:鳥谷、関本、平野、今岡、藤本(5名)
外:金本、林、葛城、桜井、赤星、庄田(6名)
計25名。
今岡はここ2年の成績と年俸を考えると、プロテクト枠から外しても
広島が取らないのではないか、という声もあると思いますが、
万が一取られたときのインパクト(チーム構成・ファンの声等)を
考えてこちらに入れました。
△当落線上にある選手
投:太陽、筒井、岩田、小嶋、桟原、若竹、阿部(6名)
捕:浅井、岡崎(2名)
内:秀太、前田、坂、野原、藤原、大和(6名)
外:桧山、赤松(2名)
計15名。それ以外の選手は「プロテクト枠漏れほぼ確実な選手」になります
(くれぐれも、あくまで自分の予想です)。
この中からあと3名選ぶ訳ですが、
1.投手
2.若さ・将来性
3.実績
を重視するポイントとして考え、岩田、小嶋、若竹の3名を選びたいと思います。
捕手は自軍の投手の球種やクセを把握しているので出したくないですが、
岡崎は一軍経験がほぼゼロですし、浅井も今年はほとんどマスクを
かぶっていないので、プロテクト枠から外します。
桧山は個人的には好きな選手ですが、取られたときのインパクトは
今岡ほど大きくないと考え、プロテクト枠から外します。
赤松は足に魅力はありますが、プロテクトされる上記6名の選手と比較すると
総合力は落ちると思いますし、新加入の平野が外野もできるので、
28人の枠から外されてもしょうがないのかなという気が、
ここまで書いてきて、してきました。
以上より、
×主なプロテクト枠漏れの選手
投:太陽、筒井、正田、桟原、阿部
捕:浅井、岡崎
内:秀太、前田、坂、野原、藤原、大和
外:桧山、赤松、山田
一方広島の戦力を考えると、
捕手、内野手はまあまあ揃っているが、
投手は何人でも欲しい、外野手は1シーズン安心してレギュラーを
任せられる選手がいない、というところだと思います。
かといって、阪神のプロテクト枠漏れの投手は故障持ちか、2軍でも
成績を出せていないかのどちらかです。
では外野手をと考えたとき、桧山はいまさらの感がありますし、
山田は元々広島にいた選手です。
赤松は選手生命に影響を及ぼすような故障はしていなさそうだし、
足があって、2006年二軍で首位打者で、今年は一軍も経験して、
ということで、獲得に踏み切ったのではないでしょうか。
赤松が移籍したのは残念ですが、広島で飛躍し、
昨年途中に阪神から移籍した喜田とともに、
広島の主力選手になってくれることを期待します。
でもまずは、新井が「赤松取られて損した」と言われないような
活躍をしてもらわないと。
【追記】
記事を書いたときは、プロテクト対象外になる
「新人」を
「2007年(10、11月)のドラフトで指名された選手」
と考えていましたが、そうではなく、
「2007年のシーズンがプロ1年目だった選手」
のような気がしてきました。
そうすると、そもそも上園、小嶋はプロテクトする
必要がないです。
じゃあ、あと2名プロテクトするとなると・・・
筒井、桟原あたりですかね~。
いずれにせよ投手から選ぶと思います。
・・・プロテクトという制度がめんどくさいということも分かりました。
新井の人的補償 広島、赤松獲得(スポーツニッポン) - goo ニュース