相 絵一の偽画工坊

気まぐれ映画絵日記

行かないで If You Go Away

2022年03月30日 | 音楽

亜北斎「If  You  Go  Away 行ってしもたら・・・の仮定を、

    その先 だから 行かないで と題した曲。

    ヘレン・メリルと スタン・ゲッツは悲壮感漂って哀しい。

    わては レイ・ブライアントの軽快なほうが好きや。

    この曲、もとはウクライナのロシア民謡 黒い瞳 と似てへんか。」

 

写楽斉「ウクライナ軍が爆破したロシアの戦車が横倒しになって 

    白字の  が  に。NIPPONの N に。

      

    別に意味はないんやけどな。」

 

亜北斎「ウクライナとロシアの戦争で世界の危機が迫ってる時に、

    気持の隅に不謹慎とも思いながら、小さな矛盾を抱えながら、

    自分にとってうれしいことが・・・。

    ひとつは、ワールドカップ最終予選、三苫が決めてくれた。

    色々問題はあったけど、とにかく 

    これで11月のカタールの楽しみがでけた。三苫さまさま。

      

      最終戦 ベトナムに 1-1 と 苦戦は 気のゆるみ?。 

 

    もうひとつ、ケネス・プラマー監督の映画 ベルファスト 

    ええ映画を見せてくれた。白黒でも 物足りなさなし。

    全編に流れる ヴァン・モリソン の音楽がたまらん。

    ラストシーン、ジュディ・デンチの台詞 行きなさい が

    寂しさ、悲しさを押し殺しながら、愛情溢れて 胸が押し潰される。

    ウクライナ兵も ロシア兵も 

    心の中は、行かないで, 行きなさい が混同してるんやろな。

    * 行かないで 関西人は 怒らいな。」

 

写楽斉「アカデミー賞(作品賞)は逃したけど、どうもこの映画 

    今の ウクライナ、ロシアに わてには どこか重なってみえる。」

 

亜北斎「大本営発表、コロナウイルス感染者数。

    雪は溶けて流れても、ウイルスは居座ったまま 消えず。

      

                        ほな。」

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バードランドの子守歌 Lullaby of Birdland

2022年03月23日 | 音楽

亜北斎「プーチンが末永く眠ってくれるなら、

    サラ・ボーンの バードランドの子守歌 Lullaby  of  Birdland  を 

    少しもったいないけど、エンドレスで聴かせてあげよう か。

     

    あぁ、憂鬱 気が重ーい。パッとせんなー。

    いつまで続くかわからん コロナのマスク生活、

    ニュースでロシアとウクライナの目を背けたくなる 残酷な映像。

    夜になると不安になる恐怖の地震。

    これからどんな生活が待ってるんやろ。 

    本音は静かに暮らしたい。」

写楽斉「わては 生きてる間は仮の宿、前を向いた強い男になりたい。

      あくまで 希望やけどな。

亜北斎「誰も知らん ロシアの古い小話。

    人々に愛国心を煽り立てて、財と権力を手にした目の小さな皇帝、

    ブーフーチンは、その昔 手放した隣の村を鎌と斧を振りかざし、

    取り戻そうとして 準備不足で返り討ちにあい、

    こそこそと 赤い頭巾を被って ロシアの深ーい森の奥に逃げ帰って

    二度と姿を現しませんでした。

      

    噂ではロシアンルーレットの一発目が聞こえたとか、

    バイバイ・ブラックバードが聞こえたとか。

    マトリョーシカのように 次から次から

    ブーフーチンが生まれたとか。・・・ お し ま い。」

写楽斉「プーチンが消えても、危険なとりまき 側近がいる限り、

    何が起るかわからん。先の第二次世界大戦 敗戦間際ソ連が 

    満州に侵攻。日本兵捕虜が極寒のシベリアに長期間抑留の過去。

    ロシアが択捉、国後から日本に侵攻してきたら、

    老体 ムチ打って立ち向かえるやろか。わても残酷になれるんかな。

      

    せめて、前を向いて死にたいけど、いざとなったら 

    逃げるんやろな。というても周りは海、逃げ道はない。

    親と同じ目にあいとうないな。

    でも、歴史は繰り返される。というからな。」

亜北斎「中国が台湾に、北の暴発は?。?? 

    ウクライナの避難民と アフガン、ミャンマーの難民。

    扱いの この差はなんなんやろ。欧米への忖度?。?ばっかしや。」

写楽斉「こんな間に 韓国のコロナウイルス感染者数が急増。

    ウクライナ、ロシアの感染は?

      

                       ほな。」

 

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A列車で行こう Take the ”A” Train

2022年03月16日 | 音楽

亜北斎「1970年 ベトナム戦争真っ只中で、ビートルズが解散し、

    サイモン&ガーファンクルの 明日に架ける橋 が大ヒット、

    ジャック・ジョンソン をマイルス・デイビスが発売、

    三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊で自決し、大阪で万博。

    ウクライナ・ヘルソナでロケした、

    ソフィア・ローレンの ひまわり が公開された年。

    その年の 夏のニューヨーク、

    夕方でも真昼のように明るい《サマータイム》に驚き 実感し、

    《ワールド・トレードセンター、ツインタワー》も建ってなかった、

    まだまだ 治安がよくなかった時代。

    ブルックリンから デューク・エリントンの A列車で行こう

    Take  the  "A" Train  と 地下鉄に乗って、

    ハーレムには行かず、たどり着いたのは、

    ぐっと手前のイーストビレッジのジャズクラブ《スラッグス》。

    (72年、リー・モーガンが射殺された所)

    そこで演奏してた、アート・ブレイキーとジャズメッセンジャーズ。

    ベースが鈴木勲。 休憩中に、

    『 物騒なところだから、帰りは気を付けてね。』と、

    優しい目で優しく声を掛けられ、

    目の前の大音量と大迫力にも感激、感動、うれしかった。

    その後の日本公演、次々と発売されたレコード。

    ずっとファンやった。

    鈴木勲、オマサン、89年の生涯に幕が降りた。

      

    ピッコロベースの《ブロー・アップ》を聴きながら。  

    オマサンは NYが似合って、わてには 自由の女神やった。

       

                     思い出は宝物や。」

写楽斉「オマサンの死因がコロナ。 こんな時代、  残念。

           

    ウクライナは停戦どころか 泥沼。 コロナはどうなんやろ。

    人を辛い目にあわせて、姿も現さず,高見の見物。

    ウクライナの死者も増え、死んでいくロシア兵ひとりひとりにも、

    家族が・・・あぁ。

    素朴な疑問。人を殺せば殺人罪。

    さんざん、子供まで殺して、なんで戦争には適用でけんのや。」

 

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チュニジアの夜 Night In Tunisia

2022年03月09日 | 音楽

亜北斎「アート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズの

    チュニジアの夜 Night In Tunisia 

      

    あの躍動感あふれるドラム、演奏中 何を見てたんやろ。

    ルーツであるアフリカに想いを馳せてたんやろか。

    ガレスピー、パーカー、チャカ・カーンは凄いエネルギーやった。」

写楽斉「チュニジアも 日本も 夜は暗い。

    それにひきかえ ウクライナの夜は 

    ウー暗いな やのうて 空爆で昼間のように明るい と。

    プーチンは 核で脅し、原発を占拠。

    いま 唯一の被爆国、広島、長崎、福島、

    日本がいちばん先に せなあかんことがあるやろ。」

亜北斎「この美しい地球、人類の存続の為、長い夜の間に なにか考えんか。

    朝ドラの名台詞。暗闇でしか 見えぬものがある。

            暗闇でしか 聴こえぬ歌がある。

    プーチンが消えんと、世界も消えてしまう。

    妄想狂人 プーチン ゴルゴ13の弾丸を うー喰らいな。

    死を覚悟した志願兵、義勇兵と

    戦闘訓練として集まったロシア兵とでは数では多くても士気が違う。

    * と消え 西日の強さに 然とす  」

写楽斉「ウクライナの街の変わり果てた空爆跡の映像が、

    3.11の地震、津波跡と重なる。

     あれから11年。

      

                         合掌。

    コロナの犠牲者が 3.11の犠牲者を上回った。

    そんで これからも増え続ける。

      

    中島みゆき わたしの敵は わたしです。

                      ほな。」

 

    

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奇妙な果実 Strange Fruit

2022年03月02日 | 音楽

亜北斎「ビリー・ホリディ 奇妙な果実 Strange Fruit の映画が 

      

           また始まる。73年のダイアナ・ロス、去年のドキュメンタリー、

    今回の アンドラ・デイ。楽しみにしてるけど、

    山形での 上映館はない。どないかならんか。

    古くは 奴隷時代からの黒人問題。

    日本人のわてが、アメリカに住んでるわけでもなく、黒人でもなく、

    何かを知ってる というても 肌で感じてるわけでもなく、

    字面で知ったような気になってるだけや。」

写楽斉「奇妙な果実 片や、 

    奇妙な現実 

    奇妙な真実  が海の向こうで。 ウクライナで 戦争が始まった。

    人が簡単に死んでしまう。何も出けん わては せめて・・・と。

    祈るしかない。どないして人間はこうも残酷になれるんやろ。

    誰もが プーチンを甘くみとったな。

    権力誇示のためなら 何でもする独裁者がここにもおった。

      

               奇妙な 裏爺見入 不雨沈。」

亜北斎「けっこう 辛い世の中、運よく生きながらえた。

    傍観者でいることに こころいたい。

    いま 生きとるあんたや わては、戦争も含めて 

    今まで死んでいった過去の人たちがいて いま 生きとるんや。

    歴史は人の死の上で成り立っている。

    歴史は戦争の繰り返し。

写楽斉「こんな時でも コロナでの死者が増え続ける。」

      

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