サンカヨウを見に②

2023年05月09日 23時00分00秒 | 旅行

 2日連日で4時間睡眠となりました。

遅く寝ても5時頃には目が覚めるのですが、今日は二度寝をしようと思っていましたら、母から電話がありました。

入れ歯が上手く入らないので歯医者を予約して連れて行ってほしいと悲痛な声。

今まで何度も訪問歯科にお願いしたり、歯医者にも連れて行きましたが、もう入れ歯安定剤以外に方法がないようです。

そこで、ショート先にもお願いしていました。

スタッフの方が電話を代られて、食事量などを教えて下さり持って行かせていたメイバランスなどでも対応して下さっているようでした。

「しばらく様子を見ます」とおっしゃり、一旦電話を切りました。

一気に現実の世界に戻った気がしました

自分で選んだ道とは言え、やっぱり大変

 

 

 

 

 今朝の果物

  昨日、道の駅で買ってきました。

おこわは多分「ひめのもち」だと思います。

朝から、銀杏ゴロゴロの美味しいおこわを頂きました~

 

そして、整形外科へ。

2日間、よく歩きましたので膝が昨日は特にもう痛くて痛くて・・・。

ドクターには行っても歩いても大丈夫かどうかということはお聞きしていました。

「まあ、普通じゃないことをしてきたから。ほどほどにな」(←女医さん)

 帰りにけやき通りを通って帰りました。

やはり木々に触れていたい

 

 

 

 

我が家のお庭

 

別のビロードのようなゼラニュウムが咲いていました。

 

夕方、いつも家の修理などして下さるAさんが、伊東に帰省して来られたそうで、アジの干物を持って来て下さいました。

このアジ、とっても美味しいのです。

 

 

 

 

 昨夜は眠くって、辛うじて0時前にブログをアップ出来ましたが、説明も最小限しか出来ませんでした。

雨は岡山を出る頃は小降りになって、晴れ女の私は雨が止んでしまうのではないかと心配していました。

でも、県北はやはり降っていて風も強く、岡山県立森林公園ではずぶ濡れにはなりましたが、雨足は緩んでくれて助かりました。

ここはとても広いのでもっと奥に行けば「サンカヨウ」の群生地もありそうでしたが、時間的にも無理がありましたので一番近くへ行こうとしましたが、初めての花ですから、余計に咲いていないと見分けるのは難しかったです。

 そして、小さな蕾の「サンカヨウ」を鹿からの囲いの外から何とか撮影して、今回の旅のメインの奥大山へ。

ここでは「裏で見ることが出来る」と言われていましたので、着く早々に場所をお聞きして行ってみましたが、レストハウスの裏山の坂で、暴風雨でもう寒いのなんの

このままでは遭難して死んでしまいそう~ということで諦めて帰りました。

そして、即、お風呂へ。

お湯はとってもなめらかでした。

硬水と軟水の境目は硬度120だそうですが、ここのお水は13の超軟水。

ちなみに「奥大山の水」のウオーターサーバー、我が家と同じでした。

 そして、夕食時、レストランの入り口に「サンカヨウ」の写真が置いてありましたので、スタッフの方にお聞きしたところ「今日、行った者がおりますので聞いてみます」と言って下さいました。

そして、お食事を頂いているところへ、何とも謙虚な素敵なおじさまがいらして(友人に「おじさまと言っても絶対私達の方がずっと上よ」と言いますと、友人は「それはないわ」なんて言っていましたが~)、今日、行って撮って来たばかりだという「サンカヨウ」の写真を見せて下さり、私達の熱い想いを知られて「そんなにまでしていらして下さったのでしたら、明日、私がご案内しましょう。多分、大丈夫。見られると思います」と言って下さいましたので、私達は大喜び。

ひどい嵐の中を探してダメだった「サンカヨウ」。

「明日こそは見ることが出来る

時間は何時でもいいとおっしゃって下さいました。

「私は朝から来てきますからいつでも声を掛けて下さい」

 私達はお部屋でデザートを食べつつ、おしゃべりをして寝たのは1時。

起きたのは5時過ぎでした。

急いで外を見ると・・・

 

仕方がないので、まずは朝風呂へ~

 

朝からまろやかなお風呂。

なんて贅沢

 

 我が家と同じサーバー

ここのお水だったのね~と奥大山とのご縁を感じて嬉しかったりしました

 

何だか少し視界が開けてきました。

 

わぉ

 

 

でも、その後又、靄で覆われましたのでお食事が8時半まででしたから朝食を食べに行きました。

レストランの入口

 

今年は4月11日に初めて咲いたそうです。

例年より早かったと言われていました。

お食事は地元ならではものを選びました。

 

 

鳥取と言えばらっきょうも有名。

 

 

 

  

友人はこれを食べていました。

「ダイヤモンド大山」

  

 

 

白バラ牛乳、岡山でも名前が知られています。

とっても甘い牛乳でした。

スムージーも美味しかった

 

境港の干物

焼いて頂きました

 

友人は洋食、私は和食中心。

鳥取特産のものが多く使われていてとても美味しいお食事でした。

帰りに「とても美味しかったです。 ごちそうさまでした」と伝えると、スタッフの方がとても喜んで下さって 「鳥取は岡山や広島のようには何もなくとても地味なので、そう言っていただけると嬉しいです」とおっしゃっていましたが、そんなことはないです。

あります

あります

 

 お食事が終わって、フロントに行ってみました。

前日のおじさまが支配人さんだと、手書きのお手紙でわかりました。

(昨日の「サンカヨウを見に①」にアップ)

 「サンカヨウ」の花は前のレストハウスの裏にあります。

少し坂道を登っていきます。

気温は6℃で、雨はこの時ほとんど止んでいましたので傘も要りませんでした。

風も昨日が嘘のように静かでした。

 

 

 

 そして、ジャ~ン

会えました。

バゲットリストの中のひとつの念願が叶いました。

 

 

支配人さんのお話に寄りますと昨日咲いていた場所は昨日の風雨でもう全滅。

 

 

透明です

何て可憐なのでしょう。

まるで妖精。

 

この笹が防波堤となって、ここだけお花が残ったそうです。

そして、この日がラストデー。

「明日には全滅だろう」とおっしゃっていました。

なんてラッキー

 

 

「サンカヨウ」はとてもデリケートなお花で、雨が降ればいいというものではないそうです。

ザアザアと降ると散ってしまいます。

風でも散ってしまいます。

又、まだ咲きかけならば、風で乾いて白色に戻ってしまうそうです。

支配人さんのお話に寄りますと、「悪条件であればあるほど透明になるような気がする」とおっしゃっていました。

 

 

ペットボトルで水をかける人が多く居るそうですが、その程度の水ではダメだそうです。

数日の雨が必要のようです。

 

 

こちらはもうお花が散ったあと。

 

昨日まで咲いていたのはこのエリアだそうです。

 

葉の上に散った花びら

可憐です

 

一番先に咲くのはここだそうです。

もちろんとっくにお花の時期は終わっています。

 

一眼レフを持った方が一人来られました。

シトシトと降る長雨が数日続かないと透明にはならないと言われていました。

そうして水分を含んで透明になるそうです。

そして、普通は「サンカヨウ」は山の中に咲いていると言われていました。

花びらが散ったあと

 

透明です

 

 

ここからはスマホでの撮影のものもついでにアップ。

 

 

 

 

 

この笹がなければ見ることは出来なかったでしょう。

白色と透明と両方見たかったので、ちょうど見ることが出来ました。

どのくらいで透明から白色に戻るかは不明だそうです。

 

森林公園にもあった高山植物

 支配人さんはここに来られて5年目だそうです。

休暇村の支配人さんは転勤族で、今まで 12箇所の休暇村に行かれたそうです。

大阪のご出身 だそうですが、 ここが一番気に入っているとおっしゃっていました。

 

 

 

 チェックアウトの時間は10時。

でも、戻った時には既に10時15分になっていましたので 私達は急いで荷物を持って降りて チェックアウトしました。

 

 

前日は8度でしたが 体感温度が全く違いました。

6℃でも今日は 雨もさほど降らず 風もありませんでした。

前日の暴風雨がウソのようでした。

 

本当にこの奥大山の山々の中がとても気に入り 移住してきたいと思うくらい 気に入ってしまいました。

休暇村で働くには 「年齢制限は62、3歳 かな」と支配人さんがおっしゃっていました。

地域の住民は3000人ぐらいだそうです。

母を連れて引っ越しなんてどうかしらと考えてしまいました。

友人の話ではここから お天気ですと大山がとても綺麗に見えるそうです。

 

 

 

 

まだ 八重桜が咲いていてびっくりしました。

あちらこちらで咲いていました。

 

 

この緑の美しさと言ったら

やさしい美しさをずっと見ていたい気分でした。

  

ここで2匹のお猿さんに遭遇しました。

 

 

 

  蒜山です。

「シャクナゲ 祭り」をしているということで 友人の 希望で寄りました。

 

 

シャクナゲがすごかったです。 

 

 

 

 

前日の風雨で大分散っていました。

 

 

 

緑とこのピンクが優しい

 

  

 

徐々に青空が広がってきました。

 

 

オオデマリも見事でした。

 

 

 

 

紅いモミジがアクセントになって、この景色も綺麗。

 

 

 

 

たくさんのシャクナゲが圧巻でした。

 

  

蕾が🍓いちごみたい。

 

 

新しいお店がいろいろと出来ていました。

こちらは練乳のお店。

 

薄緑色がやさし~~~い

見飽きません。

 

観光文化施設「グリーナブル ヒルゼン」

隈研吾氏のシンボル建築です。

 

宇野にあるチヌならぬ、昼戦のイノシシ

廃材で出来ています。

 

 今日、この度のプチ旅を全部アップしたかったのですが、写真の数が多過ぎて入り切りませんでしたので、明日の「サンカヨウを見に③」に続きます。

この後、「蒜山ハーブガーデン ハービル」に行きました。

 

 

 半分以上書いていたブログが消えてしまって、又、書き直しましたが、何かたくさん内容が飛んでまった気がします

 

 

 

 

 

 今日の夕方の母は朝よりも元気にはなっていました。

お食事も多少、食べることが出来たようです。

「今度帰ってきたらお誕生日だからね。明日はそのお買い物に行くからね」と伝えました。

少しは元気が出たかな。。。

 

 

 

 

 


★致知一日一1455言【今日の言葉】2023.0509

 

人間が死に直面した時……

 

人間は死に直面した時、
「有名になろう」という思いはなくなり、
目の前の何気ない出来事や
人との繋がりを慈しみながら、
小さく小さく生きていく
━━━━━━━━━━━━━━
野見山暁治(102歳の画家)
○月刊『致知』6月号【最新号】
特集「わが人生の詩」より
━━━━━━━━━━━━━━

●102歳の巨匠が語る
含蓄あるインタビューの概要はこちら

●102歳の画家・野見山暁治氏は、
戦争で多くの戦友をなくしました。
終戦から20年以上の歳月を経て
戦没画学生が残した作品を集めた美術館
「無言館」の創設に取り組まれます。
インタビューでは感動的なエピソードを交えて
「無言館」創設について語られています。

 

 

 

 

 

 

★致知出版社の「ご縁メール」 

 

≪小さく小さく生きていく≫


 
画家・野見山暁治さん、102歳。

いまなお、絵筆と取り続ける野見山さんは、
その一方で、戦没画学生の絵を集めた
「無言館」の創設者としても知られています。

世界で唯一の美術館、無言館。

そこには、戦没者の思いも去ることながら、
あの戦争を生き抜いた野見山さんご自身の
深い思いも込められています。

人間、いかに生きるべきかを
静かに問い続けてこられた野見山さんの
言葉に引き込まれます。


記事の紹介ページはこちら
─────────────────


だけど、集めた作品を並べてみた時、
最初「しまった」と思ったんです。

僕はパリにも留学しているものだから、
目の肥こえた立場からしたら

「つまらない絵だな。
 いい絵だけを集めるべきだったな」

と悔やみました。ところが、
だんだん歳月を経てくると、
この考えがとんでもない
思い上がりだったと気づかされたんです。


──どういうことですか。


彼らの残した日記を読みながら絵を眺めていると、
出征を待つ間の寂しさ、やるせなさ、
どうしようもない気持ちがズドンと伝わってきたんですね。

僕もそうでしたが、戦争が始まった頃、
卒業までは兵役は免除されていた。

「ああ助かったな」くらいに思っていたけど、
それが3年になり2年になり1年半年に短縮される。

この間の身の削られ方は経験した者でないと分かりません。

しかも、アッツ島も全滅して日本は負け戦だから、
行けば死ぬと自分では納得しているんです。


そういう束の間に彼らが描いたのは
両親やきょうだいの顔だったり、家の庭だったり、
何でもない机の上の人形だったり。

そこには勇ましい絵など一つもない。

その何気ない絵の中に目の前の貴重な一日を
過ごしていく切なさのようなものが込められているんですね。


僕がこの活動を始めた頃は、
仲間への鎮魂という思いが強くありました。

だけど、それは人間は死の執行猶予を迎えた時、
どのように生きるかという見方に変わっていきました。

人間が死に直面した時、「有名になろう」とか
「大きな事業をしよう」という思いはなくなり、
目の前の何気ない出来事や人との繋がりを慈しみながら、
小さく小さく生きていくものだということを心から痛感したんです。


※本誌では5ページにわたって
 野見山さんのインタビューを掲載しています。

コメント (6)
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