ホスピスで出会ったお嬢さん、母の日のプレゼントを持って

2023年05月05日 23時16分40秒 | 家族

 お天気が下り坂に向かっています。

明日の遅い時間帯から雨が降り始め、土、日、月曜日と雨マーク。

まるで梅雨入りの近さを感じさせるかのようです。

今年はなにもかもが早い。

数日前から、蚊が飛び始めて、今朝、お花を切っていたらしっかり噛まれました。

 

 

 

 朝の公園

ママ友ガーデン

 

緑のある風景はいいですねぇ。

 

公園のポプラちゃんもこんなに葉っぱが茂りました。

 

教会のお庭も少しずつ何かしら変化しています。

 

 

 

我が家の芍薬

トマトにお花が咲きました。

 

今朝の果物

この🍓いちご、とっても美味しいのでゆっくり食べたかったのですが、傷みが早そうでしたので食べてしまいました。

母もしっかり私よりもたくさん食べました。

ごみを出しにいったりしていてふと見ると芍薬が咲いていました。

一重のシンプルな芍薬です。

このレモンの(多分)お花、今にも咲きそうなのですが、なかなか咲きません。

 

 

 10時半頃、ホスピス勤務時代に知り合ったお嬢さんが早々と今年も母の日のプレゼントを持って来てくれました。

 

私のブログを最近ご覧下さっておられる方の為に今一度簡単に書きますと、このお嬢さんと知り合ったのは彼女(双子です)が小学校5年生の時でした。

お母さんがホスピスに入って来られて、ソーシャルワーカーに自分が死んだあと変な宗教に引っかかってはいけないので、どなたか紹介して下さいと頼まれたようです。

私はスタッフであると同時にボランティア活動もしていて、仲間は「結」という宗教も様々な6人組。

お坊さんもプロテスタントの方もおられましたが、多分、同い年くらいの子供がいるから私を選ばれたのではないかと思います。

私達はお茶会と新聞作りをしていました。

とっても楽しかった。

こうして、私はそのお母さんのお部屋を訪問するようになりました。

そして、子供達は教会学校や中国ブロック大会やクリスマス会など我が家の子供達と一緒に参加するようになりました。

確か我が家にもお泊りしたと思います。

お母さんの容態は段々と悪くなっていきましたが、最期まで双子のお嬢さんの今後の為にあれこれ縫ったりお誕生日ごとのお手紙を書いたりなさっていました。

最期の頃はもうか弱い字での筆談となりましたがお手紙を頂きました。

その時、今までの双子のお嬢さんの様子を話して下さり、特に一人はお父さんとの折り合いが悪くて小学1年生の時に自殺を計ったこともあり心配でたまらないと言われました。

ですから、「この子達をよろしくお願いします」と。

私は「わかりました。」と答えました。

お任せ下さいとか、安心して下さいとか付け加えたかどうか忘れましたが、とにかく、彼女たちのことはずっと見守り助けていく約束をしました。

この手紙は何年か前に時期が来たと感じて、子供達に見せました。

今は今日、来たお嬢さんが持っていますが、「もっとしっかり読めたら返します」と今日言っていました。

今はまだあまりにもお母さんを失ったこととその後の苦労が大き過ぎて、いまだにこのお宅ではこの時のことは話題に上らないようです。

ですから、お母さんのことが話せるのは私とだけのようでした。

家が遠く離れていますので、実際、ほとんど何かが出来たわけではありません。

ただ彼女曰く、何かがあった時に不思議と必ず私とすぐに電話が通じたり、私から掛かってきたりするのだと言っていました。

お誕生日のお手紙は確か20歳で終わっていました。

その後、結婚したり、子供が出来たり(我が家へ里帰りするように言いました)、孫の成長や見たかったに違いない風景を見させてもらってきました。

今日も彼女が言っていましたが、前世では本当の親子だったと思いますと・・・。

本当は「お嬢さんたちのことは任せて下さい、安心して下さい」なんて言葉を簡単に口に出来るはずもないのですが、いとし子を残して逝かないといけないお母さんにとって、他にどんな言葉が言えたでしょうか。

今日も彼女を見送りながら言いました。

「天国に行ってお母さんに会った時に、言葉もないわ」

 彼女は(もう1人は九州に嫁いでいます)、就職して初めてのお給料をもらった時から毎年こうしてプレゼントをくれています。

我が家の子供達でさえほとんどしないことを律義に。

私は彼女たちのお誕生日をいつもお祝いしています。

今日は2人の子供を連れて来ました。

いろいろなことを尽きることなく話しました。

「今度は子供達を置いてきます」と言っていました。

子供は退屈ですよね。

こうして私の娘となったこのお嬢さん達とは実の娘とよりも気が合うのが不思議です。

昨日、辛かったことが彼女が来てくれたおかげで癒されました。

 彼女はなぜか私と同じ管理栄養士となって大病院で働いていましたが、数年前から大学に移って大学院も行きつつ、子供達を教えています。

彼女の 管理栄養士としてのテーマは 「離乳食」。

なぜ 離乳食かと言うと、虐待している家庭には 離乳食がない そうです。

人工乳から即お菓子に至るようです。

将来は 公式に 乳児検診の時に、このような項目を入れてそういう虐待などを未然に防ぐことに繋がればいいなと言っていました。

Rちゃん同様、私の自慢の娘です。

あ~、もちろん、我が娘も誇りに思っています

肉親だからこそ、距離感の取り方が難しいのかもしれません。

今日もこの子とRちゃんを会わせようとしましたが、Rちゃんはお仕事でしたので、又の機会に。

母も喜んでいました。

続けざまに孫達やひ孫たちが帰ってきて。

亡くなった父や母も本当によく力になってくれました。

家族皆で支えたと言った方が正しいです。

 

 

 

 送って出た後に撮った写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★致知一日一言 【今日の言葉】2023.0505

 

家庭は人間教育の素地

 

家庭は人間教育の素地である。
子供の正しい徳性と
良い習慣を養うことが
学校に入れる前の
大切な問題である
━━━━━━━━━━━━━━
安岡正篤(東洋思想家)
○月刊『致知』より
━━━━━━━━━━━━━━

●『致知』は45年間、
人としての原理原則を探究してきた月刊誌です。
最新号の概要はこちら

●「子供は幼いから幼稚なのではない。
中身は大人よりも豊かなのだから、
幼い子に関わる人ほど大人として
上質でなくてはいけない」

安岡正篤先生は、ご令孫の安岡定子さんに
よくこのようにも話されていたそうです。

 

 

 

 

★バラ十字会のメールマガジンはお休み。

コメント (8)
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