「最上のわざ」について(人生の秋に)

2020年11月06日 20時55分22秒 | 祈り

 今朝の空

 

今朝は久し振りに早く(5時40分ですが)目が覚めました。

しかも、暖かい。

スマホを見ると9℃でした。

そこで、歩きに行くことにしました。

明日からお天気が崩れるせいか曇っていました。

(が、その後晴れました)

 

6時10分

 

 

 

曇っていても空模様が刻々と変わりますので見飽きません。

 

 

 

 

 

 

我が家のお花

 

 

 

 

今朝の果物

 

 今日は読みたい本が沢山ありましたので、家のことをしてからは読書三昧。

先日、ご紹介した「最上のわざ」はヘルマン・ホイヴェルス神父様の随想選集「人生の秋に」の中の「年をとるすべ」の中に書かれてあります。

そこに旧約聖書のコヘレトの言葉12章3節~5節が引用されています。

ホイヴェルス神父様は次のように書いておられます。

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「そのときになると、家の番人はふるえ
力持ちは、かがみこみ、
窓に太陽はかげって、
臼ひき女は仕事を休む。
彼女たちの数は少なくなったからである。
そのときになると、窓からのぞくふたりの者はかくれ、
道へのとびらは閉じられる。
粉つき場の音は静まり、
小鳥の声はより細くなり、
歌声もやむ。
そのときになると、からだはのぼり道を恐れ、
長い道をいやがる・・・・・。」

 「番人」とは手とか腕のこと、人は手で自分と自分の物を守り、働くのですが、年をとるとその手や腕は弱ってくるというのです。
 「力持ち」とは足のことです。年をとるとまず足が弱りかがみこんでしまいます。
 「臼ひき女」とは歯のことです。ご存じのとおり、年をとると歯も抜けていき、ものもよくかめません。もっとも、現代には義歯という便利なものがありますがー。
 さて、つぎは「窓からのぞくふたりの者」ですが、これは二つの眼のことです。年をとると、視力が弱まり、目はひっこんでしまいます。
「道のとびら」とは耳です。年をとると、耳が耳がだんだん遠くなってついに聞こえなくなあります。
「粉つき場の音」は声のことです。年をとると声は弱くなり、小鳥のさえずり細くなり、ついに消えてゆきます。
 こうなると心臓は弱くなり、息苦しくなり、老人は「のぼり道を恐れ、長い道」が歩けなくなります。
面白い比喩ではありませんか。それにしても気の毒な状態です。どのような心で、人はこの老境をむかえるべきでありましょう?

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そして、故郷ドイツに一時帰国なった時に南ドイツの友人からもらったというこの詩を紹介されています。


最上のわざ

この世の最上のわざは何?
楽しい心で年をとり、
働きたいけれども休み、
しゃべりたいけれども黙り、
失望しそうな時に希望し、
従順に、平静に、おのれの十字架をになう。

若者が元気いっぱいで神の道をあゆむのを見ても、ねたまず、
人のために働くよりも、
謙虚に人の世話になり、
弱って、もはや人のために役たたずとも
親切で柔和であること。


老いの重荷は神の賜物、
古びた心に、これで最後のみがきをかける。
まことのふるさとへ行くために。
おのれをこの世につなぐくさりを少しずつはずしていくのは、
真にえらい仕事。
こうして何もできなくなれば、
それを謙遜に承諾するのだ。


神は最後にいちばんよい仕事を残してくださる。
それは祈りだ。
手は何もできない。
けれども最後まで合掌できる。
愛するすべての人のうえに、神の恵みを求めるために。


すべてをなし終えたら、
臨終の床に神の声をきくだろう。
「来よ、わが友よ、われなんじを見捨てじ」と。

 

 ホイヴェルス神父様はまもなく33才になられる時にドイツから宣教師として志願して来日されました。

来日されて1週間後関東大震災を経験され、その後、なんと岡山教会に赴任しておられたようです。

その秋の岡山赴任中に玉島カトリック教会の裏山にあった石の仏像にとても強い影響を受けられたようです。

(玉島にいらしたということは知っていましたが、この時のお話も「日本の暮らしの見習い」「わたしの悟り」の中に書かれてあります。)

神父様は後楽園がお好きだったようです。

その後、上智大学長等を務め、87才で御ミサに与っておられる途中に急性心不全で日本でお亡くなりになったそうです。

 

 私が洗礼を受けた頃、岡山教会はホイヴェルス神父様が所属なさっていたイエズス会からスクート会に替わっていました。

スクート会(淳心会)はベルギーで設立された会でしたので当然のことながらベルギー人の神父様がとても多かったです。

ですから、私の洗礼の時の神父様もベルギー人でした。

中には帰化なさった神父様もいらっしゃり、多くの神父様は母国に帰られることなく日本の土となられています。


 

 3時になって、お天気もいいし座ってばかりもよくないと思い、ウォーキングに出掛けました。

早速、かわいい雲が出迎えてくれました

 

 

 

教会に寄ってちょっとお祈り

 

午後からの雲は このパターンのようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カエデも紅葉し始めました。

 

ご近所の空き地もついに工事が始まりました。

シェエラザードとブルームーン

 

何雲って言うのでしょうか

写真を撮る時には特に何も障害物のない自然豊かな場所へ行きたいと思います。

コメント (6)
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