金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【3歳戦回顧】 3月30日~31日

2024-03-31 15:55:02 | 競馬

 土曜日は阪神5Rダート1800m(3歳1勝クラス)を勝ったサンダースノー産駒テンカジョウ最後方待機で脚を溜めます。直線に入るとまず、シニスターミニスター産駒ポルポラジールが先頭に立ち、そのまま押し切りを図ります。これを大外からテンカジョウが猛然と追い込んできて、残り50mのところで交わします。そのまま2馬身1/2差をつけて完勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分52秒2。2着ポルポラジールから2馬身差の3着には、4番手から差してきたシニスターミニスター産駒アリエスキング

 

 阪神9R芝2400mアザレア賞(3歳1勝クラス)を勝ったキズナ産駒インザモーメント4番手追走で脚を溜めます。直線に入るとまず、2番手からエピファネイア産駒オルトバラティウムが先頭に立ちますが、内側からインザモーメント、外側からキズナ産駒モンブランミノルの2頭が交わします。そのうちインザモーメントが抜け出して、そのまま2馬身1/2差をつけて完勝。良の勝ちタイムは2分26秒3。2着にはモンブランミノル、クビ差の3着にはオルトバラティウム

 

 中山9R芝2200m山吹賞(3歳1勝クラス)を勝ったレイデオロ産駒ダイシンアポロン後方待機で脚を溜めます。3コーナー過ぎからマクリ気味に前に進出、4コーナーを回るとモスクロッサーと並んで先頭に立ちます。暫く競り合いが続きますが、ダイシンアポロンが抜け出して、後ろからゴールドシップ産駒マイネルフランツとディーマジェスティ産駒ディマイザキッドが迫りますが、これをクビ差凌いで勝利。稍重の勝ちタイムは2分15秒1。2着にはマイネルフランツ、1/2馬身差の3着にディマイザキッド

 

 日曜日は阪神5R芝1600m(3歳1勝クラス)を勝ったブリックスアンドモルタル産駒テラメリタ後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げたグロリアラウスがそのまま逃げ切りを図りますが、大外からテラメリタが鋭く追い込んできて、そのまま後続に1/2馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分34秒4。2着には、5番手から差してきたモーリス産駒アルトゥーム、アタマ差の3着には、4番手からスクリーンヒーロー産駒マイネルティグレ

 

 中山6R芝1600m(3歳1勝クラス)を勝ったイスラボニータ産駒ケイケイ後方待機で脚を溜めます。直線に入るとまず、キズナ産駒カイトグートとシルバーステート産駒エコロマーズの2頭が先頭に立って競り合いに。そこに大外からケイケイが豪快に追い込んできて、2頭を交わし3/4馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分33秒7。2着にはエコロマーズ、1/2馬身差の3着にカイトグート

 

 中山7Rダート1800m(3歳1勝クラス)を勝ったホッコータルマエ産駒ピュアキアン好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入るとスピードを加速、後続を突き放します。大外からマインドユアビスケッツ産駒アムールドパリが迫りますが、これに3/4馬身差をつけて快勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分53秒3。2着アムールドパリから1馬身1/4差の3着には、後方からマクリ気味に上がってきたラニ産駒メイプルタビット

 

 阪神9Rダート1400mバイオレットステークス(3歳オープンクラス)を勝ったニューイヤーズデイ産駒エートラックス好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、逃げ粘るロードカナロア産駒ロードフォアエースを追いかけて、残り50mのところで交わし、そのまま1馬身1/2差をつけて快勝。ダート良の勝ちタイムは1分24秒5。2着ロードフォアエースからクビ差の3着には、5番手からパイロ産駒ナスティウェザー

 

 


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【競馬】 大阪杯(GⅠ) 鬼の居ぬ間にGⅠを奪取するのはどの馬か⁉

2024-03-31 03:15:45 | 競馬

 大阪杯(GⅠ)であります。

 

 正直言って、チャンピオンディスタンスの芝2000mGⅠとしてはメンバーがチト寂しい気がいたします。

 ドウデューススターズオンアースタイトルホルダー(引退)ジャスティンパレスシャフリヤール有馬記念1~5着馬が不在。また牝馬三冠のリバティアイランド不在。4歳勢で最も地力があると思われる菊花賞馬ドゥレッツァ不在。そのドゥレッツァに金鯱賞で5馬身差圧勝のプログノーシス不在

 まさに鬼の居ぬ間のGⅠレース。先般お話したフェブラリーS(GⅠ)とともに、本気で開催スケジュール変更を検討した方が良い気がしておりますが、まぁ気を取り直して予想に入ります。

 

 人気は昨年のダービー馬③タスティエーラと皐月賞馬⑩ソールオリエンスに集まると思いますが、何と言っても気になるのが現4歳世代のレベル疑惑斥量が3歳有利の有馬記念でもタスティエーラ6着ソールオリエンス8着と良いところなしだったため、この事実が他の現4歳勢の評価レベルにも疑惑が広がっており、同期の中では三冠牝馬リバティアイランドだけが「合格」、その他の馬には「?」マークが点滅中なのであります。

 であれば、ハービンジャー産駒の5歳牡馬②ローシャムパークを狙いたい。昨年は函館記念・オールカマーと重賞を連勝。特にオールカマーでは、タイトルホルダー・ゼッフィーロ・ガイアフォース・ジュラルディーナといった蒼々たるメンバーをなで斬りに。何と言っても母系はキンカメ×サンデーサイレンス×エアグルーヴという超がつくほどの良血ですから、ここでGⅠを勝利しても何ら驚く必要がありません。

 相手には、同じく5歳牡馬のディープインパクト産駒⑧プラダリア。青葉賞・京都大賞典・京都記念と厳しい流れのレースでのGⅡ3勝は地力の高い証拠。その他は、まず小倉大賞典を勝った5歳牡馬⑭エピファニーと秋華賞馬の5歳牝馬⑤スタニングローズ、そして前述の4歳勢から③タスティエーラ⑩ソールオリエンス⑪ベラジオオペラ、そしてオークス2着の⑦ハーパー

 

 馬券は、本命②ローシャムパークと対抗⑧プラダリアの2頭軸三連単24点 ②⑧⇒②⑧⇔⑭⑤③⑩⑪⑦

 

 鬼の居ぬ間にGⅠをゲットするのはどの馬か!

 

 


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【競馬】 ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)!

2024-03-30 03:31:30 | 競馬

 本日は、中山でダービー卿チャレンジT(GⅢ)が行われます。

 

 安田記念に向けた前哨戦というよりも、次のマイル路線の主役候補がしのぎを削るレースと言った方がピッタリのGⅢ。

 ちなみに、金曜日の雨の影響で、先週よりも中山芝は重目の馬場になっています。したがって、昨年末や年明けの中山芝のように時計が速かった時よりも、荒れて重目となった中山芝を上手くこなせる馬を選びたいと思います。

 まずは、ダイワメジャー産駒の5歳牡馬⑤アスクコンナモンダダイワメジャー産駒はこぞって重上手ですが、この馬も例外ではありません。重目の馬場を活かして上位に食い込みそう。

 次は、キズナ産駒の5歳牡馬②パラレルヴィジョンダートもこなすように、この馬は重目の馬場を苦にしません。いつもコンビを組むルメール騎手がいないのが少し心配でしたが、名手 戸崎圭太騎手を確保できたので大丈夫だと思います。

 

 馬券は、⑤アスクコンナモンダと②パラレルヴィジョンのワイド1点 ②⑤

 

 この馬券で、夜のドバイワールドカップデーの軍資金を増やしたいと思います!


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【ドバイワールドカップデー特集】 主要3レース(WC・シーマクラシック・ターフ)展望!

2024-03-29 03:24:31 | 競馬

 日本時間の3月30日(土)の深夜、いよいよドバイワールドカップデー2024が開催されます。

 

 日本馬の出走も多く、特に主要3レースには日本を代表する豪華なメンバーが揃いました。まずダート2000mのドバイワールドカップ(GⅠ)には、昨年の優勝馬ウシュバテソーロ、昨年の米国ブリーダーズカップクラシック2着のデルマソトガケ、チャンピオンズC2着のウィルソンテソーロ、昨年のUAEダービー2着のドゥラエレーデの4頭。芝2410mのドバイシーマクラシック(GⅠ)には、昨年の牝馬三冠リバティアイランド、2022年の当レース優勝馬で昨年のブリーダーズカップターフ3着のシャフリヤール、2022年の牝馬二冠スターズオンアース、昨年の天皇賞春を勝ったジャスティンパレスの4頭。そして芝1800mのドバイターフ(GⅠ)には、年末の有馬記念完勝のドゥデュース、昨年の当レース2着のダノンベルーガ、昨年のマイルCS優勝のナミュール、今年の中山記念を勝ったマテンロウスカイの4頭。

 恐らくですが、この主要3レースともに、英国ブックメーカーのオッズでも日本馬が1番人気あるいは2番人気となる見込であります。それだけ世界の競馬サークルも日本馬の強さを認めている状況。

 

 

 まずはドバイターフ(GⅠ:芝1800m)の予想から。

 ここは何と言っても、日本の⑤ドウデュースが圧倒的な人気を集めると思います。また昨年2着だった④ダノンベルーガも上位人気に支持されるはず。ただし、今年は欧州勢のレベルが例年よりも高く、ドバイターフ3連覇中の8歳騙馬⑦ロードノースに加えて、さらに格上である5歳牡馬⑧ルクセンブルク2022年愛チャンピオンS優勝2023年香港カップ2着)、4歳牝馬⑯ナシュワ2023年愛チャンピオンS3着)、5歳騙馬⑥ファクトゥ―ルシュヴァル2023年QE2世S2着2023年イスパーン賞3着)が出てきます。また、地元メイダン競馬場のGⅠジュベルハッタを勝った英国の4歳牡馬⑩メジャードタイムも侮れません。

 

 という訳で、本命には、日本の⑤ドウデュースと愛国オブライアン厩舎の⑧ルクセンブルクの2頭を指名、この2頭軸で馬券を買いたいと思います。相手には前述の④ダノンベルーガ・⑦ロードノース・⑯ナシュワ・⑥ファクトゥ―ルシュヴァル・⑩メジャードタイムに、日本の⑮ナミュールを加えて6頭。

 馬券は、⑤ドウデュースと⑧ルクセンブルクの2頭軸三連単24点 ⑤⑧⇒⑤⑧⇔④⑦⑯⑥⑩⑮

 

 

 次はドバイシーマクラシック(GⅠ:芝2410m)

 ここも日本の2023年牝馬三冠⑫リバティアイランドが1番人気に推されそう。また2022年牝馬二冠⑪スターズオンアースも高く評価されると思います。しかし、欧州からは2023年の英愛ダービー馬で、秋には愛チャンピオンS米ブリーダーズカップターフも制した4歳牡馬⑨オーギュストロダンが出走してきます。オーギュストロダンは明らかに日本の牝馬2頭よりも格上の存在。加えて5歳騙馬①ジュンコ2023年香港ヴァーズ優勝2023年独バイエルン大賞優勝)や5歳牝馬⑩エミリーアップジョン2023年英コロネーションC優勝2023年英エクリプスS2着)も、国際GⅠ実績という観点では日本の牝馬2頭より上であります。さらに、日本牡馬の②ジャスティンパレス⑤シャフリヤールだって、日本の牝馬2頭との勝負付けはまだ終わっていません。

 以上から、⑫リバティアイランドと⑪スターズオンアースを過信するのはむしろ危険に思えてなりません。

 

 中心に据えたいのは、⑨オーギュストロダンと②ジャスティンパレスの日欧ディープインパクト産駒の牡馬2頭

 ⑨オーギュストロダンは、父ディープインパクト産駒の最高傑作であることを証明するために引退を1年遅らせた逸材。Rムーア騎手は必勝を期して、好位からの競馬を選択すると思います。また、②ジャスティンパレスは、最高レベルだった2023年天皇賞秋でイクイノックスの2着だった馬。1番人気で臨んだ有馬記念は脚を余しての4着で、陣営はイクイノックス引退後の日本NO.1の地位は譲れない気持ちが強いため、あえて天皇賞春ではなく、リバティアイランドが出走するこのレースを選んだのだと思います。こちらも陣営の負けられない覚悟が見え隠れいたします。

 馬券は、⑨オーギュストロダンと②ジャスティンパレスの2頭軸三連単20点 ⑨②⇒⑨②⇔⑫⑪①⑩⑤

 

 

 ラストはドバイワールドカップ(GⅠ:ダート2000m)

 ここも日本の7歳牡馬⑪ウシュバテソーロが断然の1番人気になると思います。昨年のドバイWCの勝ち馬であり、また2023年米BCクラシック5着今年2月のサウジC2着の実績から、これは当然の評価だと思います。さらに2023年米BCクラシック2着となった4歳牡馬④デルマソトガケにも人気が集まるのは当然でありましょう。ただ、その連想か⑫ウィルソンテソーロ⑤ドゥラエレーデにまで上位人気となるのはチト過熱しすぎであり、やや日本馬に対する過大評価になっていると思います。ダート競馬における日本の地位は、まだまだ「新興国」であることを忘れてはなりません。

 一方、ダート王国アメリカからは、6歳牡馬⑩セニョールバスカドール2024年サウジC優勝2024年ペガサスWC2着)、4歳牡馬⑨ニューゲート2024年米サンタアニタH優勝)、4歳牡馬②クルーピ2024年サウジC3着)と、地力の高い馬ばかりが出走してきました。また地元UAEからも、メイダン競馬場で行われた2024年アルマクトゥームCを勝った4歳牡馬⑥カビールカーンがエントリーしており侮れません。

 

 狙いたいのは、ズバリ米国馬の⑨ニューゲート勢いに乗っている上に、鞍上がデットーリ騎手であることも魅力であります。

 相手には、⑪ウシュバテソーロ④デルマソトガケ⑩セニョールバスカドール②クルーピ⑥カビールカーンの5頭。

 馬券は、本命⑨ニューゲート頭固定の三連単20点 ⑨⇒⑪④⑩②⑥ と、⑨ニューゲート1頭軸の三連複10点 ⑨⇒⑪④⑩②⑥

 

 

 さぁ今年のドバイワールドカップデーも、日本馬の快進撃が続くのか?

 あるいは欧米勢や地元UAE勢による意地の巻き返しが見られるのか?

 

 


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【日本に多すぎるものシリーズ①】 メディアの数が多過ぎる!

2024-03-28 03:12:46 | 金融マーケット

 【日本に多すぎるものシリーズ】を始めたいと思います。

 

 第1回は、メディアの数であります。ここで言う「メディア」とは、新聞の全国紙や雑誌、地上波TVなどを指します。

 東京などの三大都市圏に住んでいると、新聞は全国紙で6つ(朝日・読売・毎日・サンケイ・日本経済・東京=中日)地上波TVも6つ(NHK・日テレ・TBS・TV朝日・フジ・TV東京)が存在します。地方になると、この数が半分くらいになることが珍しくありませんが、その替わりに、独自色が強い地方紙や地方局が存在感を出しております。

 

 ちなみに、あの民主主義の盟主国アメリカのメディアってどうなっているのでしょう。

 まずは地上波は、ABC・NBC・CBSの3大ネットワーク。FOXまで加えて4ネットワークというケースもあるようですが、存在感は低いと言わざるを得ません。また3大ネットワークといっても、地域によっては存在感のないTV局もあり、かえってニュース専門のCNNの方が存在感を出しています。ザックリいうと、地上波はCNNと合わせて3つという地域が多いと思います。

 そして新聞。最近は新聞を購読していない家庭も多くなっているように、日刊新聞の存在感が落ちている状況。だいたい、ニューヨークタイムスもワシントンポストも地方紙でありまして、全国紙と言われる新聞は、経済紙のウォールストリートジャーナルくらい。

 

 という訳で、人口3億5千万人のアメリカ合衆国よりも、1億2千万人の日本の方が、地上波TVも全国新聞も、数が圧倒的に多いときています。それはなぜか?

 答えは簡単で、地上波TV・新聞社ともに、国に認可されることを前提にしている「規制業種」だから。つまり、規制によって国が守っている業界なのです。ですから完全な競争ではなく国に守られている分、会社の数も多くが残れる体質がある業界だということ。

 新聞も雑誌も、そして地上波TVも、いまや構造不況産業となっており、普通ならば、経営統合などを選択して合理化を図るところ。それが規制によって守られているが故、何も起こらない

 数が多過ぎるが故に、どうでも良いバラエティ番組や、追いかける必要のないスキャンダル記事が多過ぎる原因になっていると言うと、言い過ぎになりますかね?

 

 どうでしょう。思い切って、数を減らすように、行政指導をしてみたら?

 ちなみに金融業界では、昭和50年代には日本に全国銀行は23行ありましたが、強い行政指導の下、いまや6つの銀行グループに集約されてしまいました。

 新聞社やTV局も、少なくした方が充実する気がするのですけどね。いかが?

 

 


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