金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【2020年生まれ 世代別サイヤーランキング】 最終結果が確定 今年のチャンピオンは⁉

2023-05-31 04:01:50 | 競馬

 表題の「2020年生まれ 世代別サイヤーランキング」とは、大激戦だった2022年のJRA2歳リーディングサイヤー争いの続きであります。すなわち、昨年のダービー翌週から始まるJRA新馬戦から、今年のダービー当日までの3歳戦すべてにおける種牡馬成績ランキングを指します。

 一世代だけの比較ですから、ベテランの種牡馬も、新種牡馬も、基本は同じ条件での比較になりますので、今後の種牡馬トレンドを見ていく上、旬な指標になるもの。

 

 日本ダービーが終了して「2020年生まれ 世代別サイヤーランキング」(2023年5月28日時点)は以下のとおり、確定いたしました!

 

第1位 ドゥラメンテ    勝利数42勝 AEI 2.78 賞金12億90百万円

第2位 キタサンブラック  勝利数34勝 AEI 2.90 賞金09億61百万円

第3位 ハーツクライ    勝利数39勝 AEI 1.62 賞金08億02百万円

第4位 ロードカナロア   勝利数48勝 AEI 1.14 賞金07億88百万円

第5位 サトノクラウン   勝利数22勝 AEI 1.89 賞金07億54百万円

第6位 エピファネイア   勝利数57勝 AEI 1.24 賞金07億38百万円

第7位 モーリス      勝利数45勝 AEI 1.29 賞金06億76百万円

第8位 ルーラーシップ   勝利数42勝 AEI 1.25 賞金06億54百万円

第9位 ハービンジャー   勝利数35勝 AEI 1.08 賞金06億01百万円

第10位 シルバーステート  勝利数33勝 AEI 1.67 賞金05億84百万円

第11位 キズナ       勝利数42勝 AEI 1.45 賞金05億64百万円

 

 ちなみに、昨年暮れまでの2歳リーディングサイヤーランキングは以下のとおりでした。

第1位 ドゥラメンテ    勝利数24勝 AEI 2.28 賞金4億11百万円

第2位 エピファネイア   勝利数35勝 AEI 1.52 賞金4億10百万円

第3位 ルーラーシップ   勝利数19勝 AEI 1.57 賞金3億50百万円

第4位 ハーツクライ    勝利数22勝 AEI 1.33 賞金2億87百万円

第5位 ロードカナロア   勝利数19勝 AEI 1.06 賞金2億61百万円

第6位 モーリス      勝利数23勝 AEI 1.10 賞金2億61百万円

第7位 ジャスタウェイ   勝利数22勝 AEI 1.31 賞金2億57百万円

第8位 キズナ       勝利数20勝 AEI 1.33 賞金2億26百万円

第9位 ハービンジャー   勝利数18勝 AEI 1.05 賞金2億25百万円

第10位 ヘニーヒューズ   勝利数20勝 AEI 1.71 賞金2億21百万円

 

 第1位は、昨年に続いてドゥラメンテが2連覇賞金額12億円超過で、AEI2.78の水準も見事、圧勝といえるレベルだと思います。そして、第2位キタサンブラック産駒の数が少ないのに、AEI2.90で賞金額も9億円を突破。内容的には、こちらも1位と遜色ないと言える成績でありました。

 ディープインパクト時代の後継としては、現時点でドゥラメンテキタサンブラックの2頭の種牡馬が抜け出したと言って良いと思います。ただし、早世したドゥラメンテはあと残りが2世代なのが残念。キタサンブラックにしても、まだ2世代しか見れていないので、3世代目、4世代目と実績が続くのかがポイント。昨年まで勢いがあったエピファネイアが急激に勢いを無くしているように、スーパー種牡馬になるためには、毎世代の種牡馬成績が優秀であり続けないといけません。

 

 一方で、昨年末までは圧倒的な勢いだったエピファネイアルーラーシップの2頭が、今年に入ってから失速。勝利数は伸びるのですが、大きなところで勝てない。ちなみに、昨年末の段階で第1位だったドゥラメンテ第2位だったエピファネイアの差は僅か60万円ほどでしたが、最終の日本ダービー終了時点では、5億円以上に開きました。これは、桜花賞とオークスを勝ったリバティアイランド、NHKマイルCを勝ったシャンパンカラーなど、産駒の重賞勝ちの差が原因であります。この世代のドゥラメンテ産駒は、6頭が計8勝も重賞勝ちを収めているのに対して、エピファネイア産駒の重賞勝ちは0ルーラーシップも、朝日杯FS勝ち馬のドルチェモアがニュージーランドTでまさかの7着となるなど足踏みで、NHKマイルCでも巻き返しが成りませんでした。

 そして、皐月賞で産駒ソールオリエンスが勝ち、青葉賞で同じくスキルヴィングが勝ったキタサンブラック圏外から第2位へ大躍進。ノーザンファーム総帥の吉田勝己氏が「サンデーサイレンス系の後継種牡馬はキタサンブラックかもしれない」とコメントしたように、たった2世代で、イクイノックスソールオリエンスという牡馬のスーパーホースを出したことは驚異的であります。もちろん、この2頭にしても、種牡馬として実績が上がるかは「やってみないと分からない」のですが・・。

 

 なお新種牡馬の中では、ダービー馬タスティエーラを出したサトノクラウン第5位AEI1.89賞金額7億54百万円は立派でありました。特に初年度産駒からダービー馬を出したことは素晴らしい。何と言っても、2012年~2023年までのダービー馬は、ディープインパクト(7頭)キングカメハメハ(2頭)ハーツクライ(2頭)の産駒に限られており、まだロードカナロアエピファネイアキズナドゥラメンテも、産駒がダービーを勝てていません。ここで新種牡馬が新たな時代を切り開いたことに大きな意義があります。そして、新種牡馬の中ではリアルスティール全体13位で第2位。AEI1.23賞金額4億97百万円は新種牡馬としては合格ラインだったと思います。

 

 さて、このランキングは、一応、日本ダービー終了当日時点までで順位を決定しますが、ときどき、その後の推移についても、このblogではお伝えすることにしますので、今後とも宜しくお願い致します。

 

 ちなみに、昨年の「2019年生まれ 世代別サイヤーランキング」は、日本ダービー終了時点では、種牡馬ドゥラメンテ第1位(勝数68勝 AEI1.88 賞金11億93百万円)でありましたが、直近の2023年5月28日時点では、種牡馬ディープインパクトが首位を奪還しております。昨年の菊花賞でアスクビクターモアが勝ち、今年の天皇賞春でジャスティンパレスが勝ったことが大きかったようです。以下3位まで表示します。

第1位 ディープインパクト 勝利数129勝 AEI 2.89 賞金27億84百万円

第2位 ロードカナロア   勝利数148勝 AEI 1.39 賞金24億31百万円

第3位 ドゥラメンテ    勝利数129勝 AEI 1.43 賞金23億67百万円

 やはり、スーパー種牡馬とは、産駒が総じて、早熟でもなく、晩成でもなく、どのような基準で比較しても、成績が高いレベルで安定している種牡馬を指すのですね。あらためて、ディープインパクトは特別な存在でありました。

 


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【2023年 顕彰馬投票 間近!】 投票権を持つ記者の方 責任感を持って投票を‼ <再掲>

2023-05-30 03:02:23 | 競馬

 しつこいようですが、先週も掲載した内容を、『顕彰馬投票』の直前に再掲いたします。

 

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 今年も6月の初めに、JRA顕彰馬の投票が行われます。

 

 昨年の今頃も、相当厳しいことを申し上げましたが、昨年の『2022年 顕彰馬投票』は、まさかの「顕彰馬なし」という結果に終わりました。満票確実と言われたアーモンドアイも、あと3年しかチャンスのないキングカメハメハも、顕彰馬に選ばれませんでした

 原因は、明らかに「投票権を持つ記者の中に、見識のない記者が相当数混ざっているから」であります。

 

 昨年も申し上げましたが、もともと、JRA顕彰馬の選定にあたっては、有識者による「顕彰馬選考委員会」の審議によって決定されていました。さすがに、この頃の有識者は、知識も見識も高い方ばかりで構成されていたので、最初の10頭、次の5頭と、誰が見ても「なるほど‥」と思える選定結果になっておりました。

 それが、トウショウボーイが選定されて、テンポイントが選定されなかったタイミングの時、関西の競馬ファンの世論やマスコミが「異論」を唱えるようになり、もっと一般の競馬ファンの声が反映される形の選定方法へと、舵が切られることとなりました。結果として、2001年からは現在とほぼ同じ、マスコミによる投票方式となり、幾つかの細かな変遷を経て、現行の選定ルールは2015年に確定しました。

 投票権を持つのは『10年以上競馬報道に携わっているマスコミ・新聞記者』1名4頭までの連記式投票を行い、総投票者の3/4以上の得票が得られれば、顕彰馬へ選出されることになります。これはこれで、アメリカも同様の仕組みになっており、問題なさそうに思えますが、『10年以上競馬報道に携わっているマスコミ・新聞記者』というのが怪しい仕組みの元になっています。

 この中には、JRA馬事文化賞を受賞するような見識者もいれば、競輪・競艇・オートレース等を兼務している地方局のADみたいな人や、YouTuberレベルの人も混ざっています。広く生産界から地方競馬の運営面まで心血を注ぐ見識者もいれば、単にTV視聴率あるいは自らのSNSのフォロワー数のみが関心事の人間も混ざっているということ。後者のタイプが増加傾向にあることに、強い不信感を抱くのはワタクシだけではないと思います。

 

 結果として、今の投票方式では、現役時代をなるべく長く活躍して、獲得したGⅠ数が多い馬ほど、早く選定されやすい状況になってしまっています。怪我や生産界の事情で早く引退して、種牡馬として、あるいは繁殖牝馬として大活躍した馬には、陽が当たりづらい仕組みになっているということ。

 その代表例が、キングカメハメハ。GⅠ獲得は、日本ダービーとNHKマイルCの2つだけではありますが、種牡馬としての成績は、2023年5月28日現在、産駒のJRA通算勝利数2193勝JRA通算重賞勝利数136勝で、第1位サンデーサイレンス、第2位ディープインパクトに次ぐ、堂々の第3位。日本の競馬界へ残した功績は、過去の表彰馬たちと較べても、遜色ないどころか、頭一つも二つも抜けた存在となっています。しかし、このキングカメハメハが、まだ顕彰馬に選定されていません。登録抹消から20年以上経過すると、選定されるリストから外れてしまうので、あと2年しかチャンスがありません。

 

 今年は、昨年まさかの選定外となったアーモンドアイが、まず満票で選定されることになるでしょう。しかし、それ以外の票は、モーリスブエナビスタダイワスカーレット、そして今年から候補となる無敗の三冠馬コントレイルなどに割れてしまい、キングカメハメハに、どこまで票が集まるか定かではありません。

 こんなことを繰り返しながら、日本を代表する牝系を創り出しているベガエアグルーヴといった名牝は、既に顕彰馬選定の資格を失ってしまいましたまた、産駒が3頭も人気種牡馬となっているシーザリオもあと2年で資格を失いますが、今の仕組みでは顕彰馬に選定される可能性は極めて低いと言わざるを得ません

 

 ワタクシも、もうグタグタ言うのは止めにして、競馬記者の方々に対しては、「4票持っている投票権のうち、アーモンドアイとキングカメハメハとシーザリオの3票については、黙ってそう書いてくれ!」と言いたいところですが、ぜひ「責任感を持って投票を!」と申し上げておきたいと思います。

 

 もし、今回もキングカメハメハが顕彰馬に選定されないこととなったらば、私は今の選定方法を止めて、元の有識者による「顕彰馬選定委員会」の復活を提唱したいと思います。

 

 ワタクシは民主主義の信奉者ではありますが、今の顕彰馬投票は、明らかに「ポピュリズム=愚民主義」に陥っていると思います。

 もし「ポピュリズム=愚民主義」に陥ったら、一度元に戻してやり直す方が、民主主義の基盤を守ることに繋がると信じております。

 


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【GⅠ回顧】 東京優駿・目黒記念・葵S

2023-05-29 02:30:33 | 競馬

 まずは土曜日の葵S勝ったのは、リアルインパクト産駒の牝馬モズメイメイロケットスタートでスピードを活かした逃げへ。前半3ハロンのラップは33秒9で流れる展開に。直線に入るとスピードを加速、後続を突き放して逃げ切りを図ります。好位からビッグアーサー産駒ビッグシーザーとドゥラメンテ産駒ルガルが迫りますが、3/4馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分7秒1。2着にはルガル、クビ差の3着にビッグシーザー、1馬身1/4差の4着には、ビッグアーサー産駒ブーケファロス

 勝ったモズメイメイは、チューリップ賞に続く重賞2勝目前半3ハロン33秒9、後半3ハロン33秒2という完璧なレース運びで3歳スプリントチャンピオンに輝きました。葵Sを1分7秒台で勝ったのは初のケースであり、秋のスプリント路線でも活躍が期待できると思います。2着ルガルも地力を見せました。次が楽しみ。3着の1番人気のビッグシーザーは、出来れば前に馬を置いて脚を溜めたかったところ。次走の巻き返しに期待いたしましょう。

 

 次に目黒記念勝ったのは、キングカメハメハ産駒の6歳牡馬ヒートオンビート中団待機で脚を溜めます。逃げたディープインパクト産駒ディアスティマの前半1000mラップは1分2秒0とスロー直線に入っても、ディアスティマのスピードは緩まず、そのまま押し切りに入ります。馬場の中央からヒートオンビートが、大外からはディープインパクト産駒サリエラが追い込んできます。ゴール前でヒートオンビートがディアスティマをアタマ差だけ捉えて勝利。良の勝ちタイムは2分30秒2。2着ディアスティマから3/4馬身差の3着にはサリエラ、3/4馬身差の4着にはゼッフィーロ、1/2馬身差の5着にプラダリア

 勝ったヒートオンビートは嬉しい重賞初勝利。GⅠGⅡ部隊の善戦マンがようやく勝ちました。それにしても、ここもDレーン騎手。凄腕過ぎます。2着ディアスティマは悔しいアタマ差でした。北村友一騎手がまんまと逃げ切ったと見えましたが・・3着のサリエラは、地力を見せてくれました。仕掛けてからの鈍さが差し切れない理由ですが、ラストの切れ味はさらに鋭くなっており、宝塚記念や、秋のエリザベス女王杯あたりで面白い存在だと思います。

 

 そして東京優駿、日本ダービー勝ったのは、サトノクラウン産駒タスティエーラ好スタートから4番手追走へ。逃げたパクスオトマニカの前半1000mのラップは1分0秒4で、そこそこのペースでしたが、1頭の離し逃げでしたので、結果としてレースはスローの瞬発力勝負になりました直線に入ると、4番手からタスティエーラが持ったままで先頭に立ち、残り200mのところからは、タスティエーラを追いかけて、外からキタサンブラック産駒ソールオリエンスとハーツクライ産駒ハーツコンチェルト、内からはロードカナロア産駒ベラジオオペラの3頭が襲い掛かりますが、ゴール前ではタスティエーラがクビ差だけ凌いで勝利。良の勝ちタイムは2分25秒2。2着にはソールオリエンス、ハナ差の3着にハーツコンチェルト、ハナ差の4着にベラジオオペラ、1馬身差の5着には、6番手からモーリス産駒ノッキングポイント

 勝ったタスティエーラは、弥生賞に続く重賞制覇がGⅠ日本ダービー。悔しかった皐月賞2着からの巻き返しとなりました。好位から競馬が出来るため、常に好成績を収めてくれる優等生3歳世代のトップに立ったので、秋の活躍も楽しみであります。2着の1番人気ソールオリエンスも力を示す内容でした。ただ、皐月賞の時のような切れ味がなかったのは、やはり距離が延びると力んで走る癖のせいか。3着のハーツコンチェルトは、後方から早めに前に進出した松山騎手の好判断が光りました。この馬は距離が伸びた方が良いと思います。

 正直、レース全体のレベルは低調と言わざるをえません。Cコースに替わったのに2分25秒2というタイムには不満。もちろん、競馬はタイムだけではありませんが、先週のリバティアイランドの勝ちタイムは2分23秒1。内容的にも、リバティアイランドがダービーに出ていれば完勝だったと思います。ディープインパクトやキングカメハメハの産駒がいなくなった途端、ダービーのレースレベルが落ちてしまったことに、日本の競馬界全体が少し危機感を持つ必要がありそう。

 

【追加】レース後、倒れてしまったスキルヴィングは、大変残念ながら急性心不全で亡くなりました。やはり、3週間前に府中2400mを2分23秒台で走って、またダービーに出るのは負担が大きいのでしょう。青葉賞はもう1週空けるか、芝2000mに変更する方が良いのかもしれません。

 スキルヴィング、安らかにお休み下さい。合掌

 


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【3歳戦回顧】 5月27日~28日

2023-05-28 16:17:45 | 競馬

 土曜日は京都3R芝1800m牝馬限定を勝ったジャスタウェイ産駒ブルーウィン好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入ってもスピードは緩まず、中団からディープインパクト産駒エレガントギフトが猛然と追い込んできますが、これを1/2馬身差凌いで勝利。良の勝ちタイムは1分46秒2。2着エレガントギフトから2馬身1/2差の3着には、2番手からドゥラメンテ産駒ブリッジ2着のエレガントギフトは次は確勝級

 東京3R芝2000mを勝ったドゥラメンテ産駒オクタヴィアヌス好スタートから4番手追走へ。直線に入るとまず、2番手からモーリス産駒ディライトが先頭に立って、そのまま押し切りを図ります。残り50mのところで、オクタヴィアヌスがこれを交わして3/4馬身差で勝利。良の勝ちタイムは1分59秒6。2着ディライトからハナ差の3着には、5番手からルーラーシップ産駒インディストーン

 京都4R芝1400mを勝ったエピファネイア産駒シャングリラ後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げるアメリカンペイトリオット産駒プロスぺリダードがそのまま逃げ切りを図りますが、シャングリラが馬群を縫うように後方から一気に追い込みます。ゴール前でクビ差交わして勝利。良の勝ちタイムは1分20秒7。2着プロスぺリダードから3/4馬身差の3着には、中団から差してきたアドマイヤムーン産駒アイアンムーン

 京都5R芝2200mを勝ったゴールドシップ産駒レジェンドシップ中団待機で脚を溜めます。直線に入ると、先行勢の脚が鈍る中で、中団からレジェンドシップが一気に先頭に立ちます。そこに、ロードカナロア産駒カナオールウェイズとハーツクライ産駒チュウワハートの2頭が迫りますが、アタマ差だけ凌いでレジェンドシップが勝利。良の勝ちタイムは2分13秒2。2着にはカナオールウェイズ、1馬身3/4差の3着にはチュウワハート

 東京5R芝1800mを勝ったキンシャサノキセキ産駒トクシーカイザー後方待機で脚を溜めます。直線に入るとまず、5番手からキタサンブラック産駒ディバイングレースが先頭に立ちます。ここに、エピファネイア産駒ネクストブレイクとトクシーカイザーの2頭が外から迫り、前を交わします。2頭の中から、トクシーカイザーがアタマ差だけ前で出て勝利。良の勝ちタイムは1分46秒3。2着ネクストブレイクから2馬身差の3着にはディバイングレース

 京都6Rダート1400m(3歳1勝クラス)を勝ったヘニーヒューズ産駒ニシキギミッチー好スタートから2番手追走へ。直線に入ると早め先頭に立って、そのまま後続を突き放して3馬身1/2差で完勝。ダート良の勝ちタイムは1分24秒4。2着には4番手からディーマジェスティ産駒ペプチドタイガー、1馬身1/4差の3着には中団から差してきたルーラーシップ産駒スぺキオサレジーナ

 東京6R芝2400m(3歳1勝クラス)を勝ったモーリス産駒コレオグラファー好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入るとスピードを加速して、そのまま押し切りを図ります。ラスト100mのところで、キズナ産駒ティムールとエピファネイア産駒レヴォルタードが迫りますが、クビ差だけ凌ぎ切って勝利。良の勝ちタイムは2分25秒4。2着にはティムール、ハナ差の3着にはレヴォルタード

 東京7R芝1400m(3歳1勝クラス)を勝ったイスラボニータ産駒シャドウフューリー6番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、残り200mのところでシャドウフューリーが先頭に立ちます。外からデクラレーションオブウォー産駒サトノヴィレとトーセンラー産駒トーセンエクシードが迫りますが、3/4馬身差をつけて勝利。良の勝ちタイムは1分20秒3。2着にはサトノヴィレ、クビ差の3着にはトーセンエクシード

 

 日曜日は京都3R芝1600mを勝ったモーリス産駒ピピオラ中団待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げ粘るアイサマンの横からシルバーステート産駒デアデルマーレが先頭に立ちますが、大外からピピオラが襲い掛かり、これを交わして1馬身1/4差で快勝。良の勝ちタイムは1分33秒6。2着デアデルマーレから1馬身1/4差の3着には、6番手から差してきたキタサンブラック産駒ジャスティンボルト

 東京4R芝1600mを勝ったモーリス産駒ジュドー好スタートから4番手追走へ。直線に入ると、残り200mのところでジュドーが先頭に立ちます。外からルーラーシップ産駒コントラポストとロードカナロア産駒ガールズレジェンドの2頭が迫りますが、1/2馬身差をつけて勝利。良の勝ちタイムは1分32秒8。2着にはコントラポスト、3/4馬身差の3着にガールズレジェンド

 京都5R芝2000mを勝ったビーチパトロール産駒モズロックンロール好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、逃げるディーマジェスティ産駒ルナビスに、ドゥラメンテ産駒ジュンフカリとモズロックンロールの2頭が並びかけ、3頭の叩き合いに。ゴール前でモズロックンロールが1馬身1/4差抜け出して勝利。良の勝ちタイムは2分0秒3。2着にはジュンフカリ、1馬身1/4差の3着にルナビス

 東京5Rダート1600m(3歳1勝クラス)を勝ったメンデルスゾーン産駒ボールドゾーン5番手追走で脚を溜めます。直線に入るとまず、3番手からヘニーヒューズ産駒ビターゼノビアが先頭に立ちますが、その外からボールドゾーンが抜け出して、そのまま後続に1馬身差をつけて快勝。ダート良の勝ちタイムは1分36秒7。2着には、7番手から差してきたシビルウォー産駒ヴァナルガンド、1馬身1/4差の3着にはビターゼノビア

 京都7Rダート1800m(3歳1勝クラス)を勝ったラニ産駒クレメダンジュ中団待機で脚を溜めます。直線に入るとまず、2番手からトランセンド産駒メイショウモズが先頭に立ち、そのまま後続を突き放します。そこに大外からクレメダンジュが鋭く追い込んできて、ゴール前でハナ差だけ差し切って勝利。ダート良の勝ちタイムは1分53秒5。2着メイショウモズから2馬身1/2差の3着には、5番手からゴールドシップ産駒タカサンフェイス

 

 京都11R芝1800m白百合ステークス(L)を勝ったモーリス産駒バルサムノート後方待機で脚を溜めます。逃げたスピルバーグ産駒セオの前半1000mのラップは59秒7で淡々としたペース。直線に入ると、逃げたセオが粘りますが、その外からモーリス産駒アイスグリーンが、そして大外からバルサムノートがネオを交わします。ゴール前でバルサムノートがアイスグリーンをクビ差だけ差し切って勝利。良の勝ちタイムは1分46秒0。2着アイスグリーンから1馬身1/4差の3着にセオ

 

 

 来週からは、いよいよ新世代の2歳戦が始まります。

 したがって『2歳戦回顧』となります‼ 宜しくお願いいたします。

 

 


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【競馬】 日本ダービー(GⅠ) 3歳世代のトップに立つのはどの馬か⁉

2023-05-28 04:24:42 | 競馬

 さぁ日本ダービーです。

 先週のオークスのように、圧倒的1番人気が圧勝するようなダービーになるのでしょうか?

 確かに、1番人気が予想される皐月賞馬ソールオリエンスの強さは本物だと思いますが、桜花賞⇒オークス の連関性と比べて、皐月賞⇒ダービー の連関性は強くはありません阪神外回りの1600mと府中2400mの親和性は強いですが、中山2000mと府中2400mは真反対のコースで、得意不得意が分かれる舞台です。

 ましてや、皐月賞当日の馬場は、内側がかなり悪く、外差しが効く馬場。そして、グラニットが暴走気味に前半を引っ張ってくれたおかげで、最後方からの差し切りが鮮やかに決まるという、まさに展開がズバリ嵌った感が強い桜花賞の時のリバティアイランドとは逆で、すべての面で恵まれた勝利でありました。

 という訳で、今週は、ひとひねり必要な気がします。

 

 有力馬は、まずは、当然ながら皐月賞上位組。1着のキタサンブラック産駒ソールオリエンス、2着のサトノクラウン産駒タスティエーラ、3着のハービンジャー産駒ファントムシーフ、4着のシルバーステート産駒メタルスピード。それから、青葉賞を快勝したキタサンブラック産駒スキルヴィング。最後は、京都新聞杯を勝ち切ったサトノダイヤモンド産駒サトノグランツ。この6頭の中から勝ち馬が出ると見て良いでしょう。

 レースは、ホープフルSを好位から押し切り、UAEダービーでも2着となった⑰ドゥラエレーデが逃げると思いますので、緩みのない厳しい展開になると予想されます。スローの瞬発力勝負にはならず、ロングスパート合戦の地力勝負になることを前提に、上記6頭の中から本命を選択したいと思います。

 

 狙ってみたいのは、サトノダイヤモンド産駒⑱サトノグランツ本格化は秋だと思いますが、鞍上の川田将雅騎手は、秋を見据えて、好位からのロングスパートを仕掛ける気がいたします。昨年のアスクビクターモアのようなレースです。アスクビクターモアダービーは3着に敗れましたが、秋の菊花賞では見事勝利。今年は、⑰ドゥラエレーデが逃げて、⑱サトノグランツが好位の2~3番手という展開になると考えており、これは、2019年のロジャーバローズが勝ったダービーに似た展開になると予想しています。

 なお、大外枠⑱はご愛敬。人気が落ちる分、馬券の魅力は大きい。

 馬券は、本命⑱サトノグランツ頭固定の三連単20点 ⑱⇒⑤⑫⑭⑧② と、サトノグランツ1頭軸の三連複10点 ⑱⇒⑤⑫⑭⑧② で。

 

 ブエナビスタ、ウオッカ、アーモンドアイなどのスーパー牝馬が出る年は、3歳牡馬路線が大混戦になるのが常。今年はそんな世代になる気が致します。

 

 

【オマケ】目黒記念(GⅡ)の予想もしておきます。

 有力馬は、⑥プラダリア④ライラック⑪アーティエット①ゼッフィーロ⑯サリエラの4歳陣の5頭。そして、6歳牡馬⑩ヒートオンビート

 本命には4歳牡馬の⑥プラダリアを指名昨年の青葉賞を勝っており、府中は庭。レベルの高かった2月の京都記念ではドウデュースの3着で、今回のメンバーでは一段力が上と見ます。

 馬券は、本命⑥プラダリア頭固定の三連単20点 ⑥⇒④⑪①⑯⑩

 

 


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