金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【上海・北京で抗議デモ】 表向きは「ゼロコロナ政策」への反発だが、火を点けたのは⁉

2022-11-30 04:06:19 | 中国

 地上波民放TVの報道なので、あまり真に受けると酷い目に合いますが、それにしても珍しい内容ですから、ここで取り上げたいと思います。

(英国BBCあたりが正式に報道してくれると、かなり真実味が出て参りますので、それを待っております。ハイ!)

 

 きっかけは、11月24日に新疆ウイグル自治区のウルムチのマンションで10人が亡くなった火事過度なコロナ対策が原因で消火・救助活動が遅れたとネット上で騒ぎになったことで、各地で抗議活動が起きたとのこと。北京では数百人規模の市民が27日夜から28日未明にかけて「PSR検査はいらない」「自由がほしい」などを訴えたほか、上海でも新疆ウイグル自治区の犠牲者を追悼する集会が行われたようです。

 この抗議デモの中で、「習近平やめろ」「共産党退陣」などの声なのか、垂れ幕なのか、判りませんが、そうした『言葉が使われた』ことも報道されています。現地で抗議デモを直接見た日本の記者が確認した内容なのか、デモ隊からの情報なのかは、ハッキリ分かりません。

 

 中国政府への抗議デモが、北京・上海といった中国共産党の本丸中の本丸で発生すること事態が異例と言えます。そして、これらの内容は中国国内では報道されることはありませんが、日を置かずに海外で報道されていることも異例です。

 

 抗議デモなどが普段、北京・上海の都市部で発生しない理由は『中国市民は中国政府を信じていないこと』

 すなわち、抗議デモというのは、一般民衆の声を政府が聞き入れてくれると期待するから発生する事象であります。最初から民衆の声を聞き入れてくれるはずはないと思っている中国市民は、無駄な「抗議デモ」など致しません。しかも、自らの身が危険に陥るかもしれない「習近平やめろ」「共産党退陣」などの言葉を使うのは、普段冷静な北京や上海の市民らしくありません

 

 それなら、なぜ北京・上海で抗議デモが発生したか?

 第1にそれくらい『ゼロコロナに腹が立っている人々が存在すること』。そして第2に『そうした人々に火を点けた扇動者がいる』と思われること。この扇動者は、抗議デモの映像や声を海外報道機関へ流している発信元でもあると思います。

 こう考えると、なぜ北京や上海で『抗議デモ』が発生したか、そして『習近平やめろ』などの危険な言葉が飛び交ったのか、さらに海外報道機関がこれを日を置かず報じることができたのか、全て辻褄が合います。

 

 今回の抗議デモ騒ぎは、やはり10月の共産党大会での習近平1強体制構築がきっかけであり、これを良しとしない反対勢力が、一般市民を扇動したと考えると納得感があります。もしかすると、抗議デモを実行した主体は一般市民ではなく、反対勢力そのものかもしれません。

 いずれにしても、共産党内での生き残りを掛けた壮絶な『内戦』が、すでに始まったのだと思います。反対勢力は予想以上に強力な基盤を誇る集団だと思います。目が離せなくなってきました。

 


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【コスタリカ戦は残念でしたが・・】 欧州・南米とその他地域の差が確実に縮まっている‼

2022-11-29 05:22:20 | サッカーW杯

 日曜日のコスタリカ戦は残念な結果でありました。あれだけ押しまくっているのに、たった1回のミスで失点してしまうとは・・。しかし、追い込まれたチームがエネルギーを溜めて溜めて、マグマのように噴き出す瞬間というのが正にアレでした。コスタリカチーム、大変お見事でありました。

 

 今回のW杯で、優勝候補のアルゼンチンを撃破したサウジアラビアが第2戦ではポーランドに負け初戦でイングランドに6-2で大敗したイランが第2戦ではウェールズに2-0で快勝、そして初戦で世界1位のフランスに大敗したオーストラリアは第2戦では強豪チュニジアに勝利、というように、アジア代表のチームが優勝候補を破ったりすることは珍しくなくなっただけでなく、特定のアジアチームが快進撃を続けるというよりは、むしろ勝ったり負けたりで、毎日毎日、異なったチームが欧州や南米相手に好試合を見せる状況が続いています。

 ここは冷静に考えてみると、欧州・南米各国とその他地域の力の差が確実に縮まっていることの現れなのではないかと感じます。

 

 日本代表チームも、過去にはブラジルやドイツ相手に、8-0とか、5-0とかの大敗を繰り返して、何もやらせて貰えなかった時代のトラウマが残っていますが、先日のドイツ戦のように、前半は手も足も出ませんでしたが、それでも失点は1点に抑えて、後半に自らのリズムで大逆転を実現できるような存在になりました。まだまだ、ドイツとは力の差はありますが、それでも、何回かに1回は勝てるチャンスが巡ってくるくらいの力の差になったということ。

 これは日本代表だけでなく、イラン、韓国、サウジアラビアなどのアジア主要国も同じですし、北中米のアメリカ、カナダ、コスタリカ、メキシコも、アフリカ各国も同様であります。むしろ、アジアがようやくアフリカ・北中米に追いついたということかもしれません。

 

 さて、Eグループの状況はと言うと、日本がコスタリカに負けただけでなく、ドイツがスペインと引き分けたことで、日本代表はまさかの最悪の状態に追い込まれています。最終戦でドイツがコスタリカに勝つことはまず間違いありませんので、そうなると日本が決勝トーナメントに進出するためには、原則としてスペインに勝つしかありません

 細かいケースまで言うと、もしドイツがコスタリカに2-0で勝った場合、ドイツの勝ち点は4、得失点差1。日本がスペインと引き分けると、勝ち点は4、得失点差は0なので、ドイツが決勝トーナメント進出。しかし、ドイツがコスタリカに1-0で勝った場合日本がスペインと0-0で引き分けると、勝ち点は4、得失点差0、総得点2で、ドイツと日本は全く並びますが、この時は直接対決の結果で日本が上位となります。

 このように、ドイツが勝つことを前提にしますと、一つしかない例外を除けば、日本はあの無敵艦隊スペインに勝つしかない、というところまで追い込まれました。冷静に考えると、非常に厳しい状況ということ。

 

 でもね。冒頭から申し上げたとおり、今回のW杯は、ギリギリのところへ追い込まれたチームが、そこで我慢して我慢して、マグマを溜めて、一気に噴火させることを現実に幾つも実現している大会です。

 

 追い込まれた日本代表も、そんな試合を是非、あの無敵艦隊に向けて実現してほしいと思います。

 頑張れ、ニッポン‼


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【GⅠ回顧】 ジャパンカップ・京都2歳S・京阪杯

2022-11-28 06:10:58 | 競馬

 まずは阪神の京都2歳S勝ったのは、ラブリーデイ産駒グリューネグリーン好スタートからマイペースの逃げへ。前半1000mのラップは1分0秒4なので、2歳戦の2000mとしては流れる展開に直線に入っても、逃げるグリューネグリーンのスピードは緩まず、そのまま押し切りを図ります。6番手から馬場の最内を突いて、デクラレーションオブウォー産駒トップナイフが迫ってきますが、ゴール前ではアタマ差抑えてグリューネグリーンが勝利。良の勝ちタイムは2分0秒5。

 グリューネグリーンは嬉しい重賞初勝利距離が伸びてもスピードの持続力が持ち味なので、来春のクラシックが楽しみになりました。それにしても、この馬のデビュー戦はこれで『伝説の新馬戦』のNO.1候補へ。新馬戦の勝ち馬ミッキーカプチーノの2戦目への期待がますます高まります。

 2着のトップナイフは萩Sの勝利に続き、ここで重賞も2着となって地力のあるところを見せました。3着のキタサンブラック産駒ヴェルテンベルクは、消耗戦となったこのレースで中団後方から差してきましたので、次も重賞路線で活躍できると思います。4着シュタールヴェント、5着ナイトキャッスルも経験レース数とともに地力が付いてきています。

 

 次は京阪杯勝ったのは、ビッグアーサー産駒の3歳牡馬トウシンマカオ好スタートから5番手追走へ。逃げたビアンフェの前半3ハロンのラップは33秒0と速い流れに。直線に入ると、まず2番手にいたキルロードが抜け出しますが、間もなく馬場の外側からトウシンマカオが豪快に差し切って快勝。良の勝ちタイムは1分7秒2。2着はキルロード、3着は4番手からディープインパクト産駒スマートクラージュ

 勝ったトウシンマカオは、嬉しい重賞初勝利となりました。また来年のスプリント路線に向けて主役候補に名乗りを上げたと言えます。サクラバクシンオービッグアーサートウシンマカオと、テスコボーイから延々と続く日本のスピード血統を繋いでくれる予感がいたします。大変楽しみな馬になってくれました。

 

 そしてGⅠジャパンカップ勝ったのは、エイシンフラッシュ産駒の5歳牡馬ヴェラアズール中団の馬込待機で脚を溜めます。逃げたユニコーンライオンの前半1000mのラップは1分1秒1とジャパンカップとしては超スロー。この結果、ラストの直線での瞬発力勝負へ直線に入ると、まず2番手からハーツイストワールが先頭に立ちますが、残り200mのところで、内からヴェルトライゼンデ、外からダノンベルーガの2頭が抜け出します。ただ間もなく、その外から1番人気のシャフリヤールが2頭の前に出て、そのままレースは決まるかに見えました。しかし、内から馬群を縫うようにRムーア騎手鞍上のヴェラアズールが抜け出して、3/4馬身差をつけて勝利。良の勝ちタイムは2分23秒7。

 勝ったヴェラアズールは嬉しいGⅠ初勝利をジャパンカップで飾りました。昨年までダートで走っていた馬とはとても思えません。ただ、今日は超スローの瞬発力勝負というジャパンカップらしくない展開でしたので、スピードの持続力を試された時がどうなるかが、これからの活躍を左右すると思います。Rムーア騎手でなければ、あの馬群をすり抜けるような騎乗は無理だったと思います。いくつかの幸運と世界の技量が組み合わさっての勝利でした。

 2着のシャフリヤールは横綱相撲で外を回しての3/4馬身差ですから、負けましたが1番強い内容でした。ディープインパクト産駒の牡馬は種牡馬供給過多の状態なので、まだ引退せずに来年も走って欲しいと思います。特に、ドバイや香港、そして来年のJCを目指して欲しいと思います。3着のヴェルトライゼンデ、4着のデアリングハート、ともにコントレイル世代として力を見せてくれた内容でした。特にデアリングタクトの復活は楽しみであります。5着のダノンベルーガはラストの不利がなければ3着はあったかもしれませんが、やはり、若干距離が長いために脚色が鈍るところがありました。

 


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【2歳戦回顧】 11月26日~27日

2022-11-27 16:09:51 | 競馬

 土曜日は東京1Rダート1600mを勝ったキンシャサノキセキ産駒ドライブアローカス好スタートから2番手追走へ。直線に入ると早め先頭に立って、そのまま後続を3馬身1/2突き放して完勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分37秒4。2着は6番手から馬場の内側を差してきたルーラーシップ産駒キープブライトン、3着は4番手から馬場の中央を差してきたドレフォン産駒ホウオウドラッカー

 阪神1Rダート1800mを勝ったジャスティファイ産駒ジョヴィアン好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入ってもスピードを緩めず、そのまま後続を7馬身突き放して圧勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分53秒6。2着は3番手からロードカナロア産駒フィッシュボンド、3着は2番手からナイキスト産駒カチョッコ

 東京2R芝1400mを勝ったネロ産駒ニシノピウモッソ中団待機で脚を溜めます。直線に入ると、まず3番手からエイシンフラッシュ産駒フェーレンベルクが抜け出して、そのまま押し切りを図りますが、馬場の中央からはニシノピウモッソが猛然と追い込んできて1馬身1/4差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分21秒5。3着は5番手から馬場の最内を差してきたルーラーシップ産駒シエロエスティーボ

 阪神2Rダート1200mを勝ったアジアエクスプレス産駒タイセイランナー好スタートから4番手追走へ。直線に入ると、逃げてそのまま押し切りを図るアメリカンファラオ産駒グランファラオと馬体を合せた叩き合いに。ゴール前で1馬身前に出たタイセイランナーが勝利。ダート稍重の勝ちタイムは1分12秒4。3着は中団から馬場の内内を突いてきたパイロ産駒レヴィアタン

 東京3R芝1800mを勝ったモーリス産駒アップトゥミー中団待機で脚を溜めます。前半1000mのラップは59秒7で流れる展開に。直線に入ると、まず3番手からキンシャサノキセキ産駒トクシーカイザーが抜け出しますが、馬場の中央からアップトゥミーがこれを捉えて、後続に1馬身1/4差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分47秒4。2着は中団後方から差してきたネロ産駒ニシノレヴナント、3着はトクシーカイザー

 阪神3R芝1400mを勝ったルーラーシップ産駒テンノメッセージ好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入ってもスピードを緩めず、そのまま後続に2馬身1/2差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分21秒0。2着は3番手からジャスタウェイ産駒ジューンオレンジ、3着は中団から差してきた1番人気のイスラボニータ産駒サウンドレイラ

 阪神4Rダート1800m新馬を勝ったジャスティファイ産駒オーサムリザルト6番手追走で脚を溜めます。4コーナー手前からマクリ気味に前進したドレフォン産駒クールミラボーが、直線に入るとまず抜け出して先頭に立ちます。オーサムリザルトがこれを追いかけて、残り100mのところで交わして、そのまま2馬身1/2差をつけて快勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分53秒6。3着は3番手からアドマイヤムーン産駒ササヤキ

 東京5R芝1600m新馬を勝ったフランケル産駒レイべリング中団待機で脚を溜めます。直線に入ると、マイペースで逃げていたドレフォン産駒ショウナンアビアスがそのまま押し切りを図りますが、馬場の中央からレイベリングが猛然と迫り、残り200mのところで交わして、そのまま3馬身1/2差で圧勝。良の勝ちタイムは1分35秒4。2着はレイべリング、3着は6番手から差してきたリオンディーズ産駒ブラックポイント

 阪神5R芝1600m新馬を勝ったモーリス産駒クファシル好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入るとスピードを加速、そのまま押し切りを図ります。4番手からモーリス産駒テンクウハットが猛然と迫りますが、クファシルがテンクウハットを3/4馬身差に抑えて勝利。良の勝ちタイムは1分35秒3。3着は7番手から馬場の内側を突いたフランケル産駒アスクビートルズ

 東京6Rダート1600m新馬を勝ったシルバーステート産駒グランヒマラヤ好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入るとスピードを加速して、そのまま押し切りを図り、後続に4馬身差をつけて完勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分38秒2。2着は4番手から差してきたシニスターミニスター産駒ベルウッドムサシ、3着は中団から追い込んできたバーディバーディ産駒キタノワンダー

 

 東京9Rダート1600mカトレアステークス(2歳オープンクラス)を勝ったドレフォン産駒コンティノアール6番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、まず3番手からルーラーシップ産駒ジャスリーが抜け出しますが、残り200mのところでコンティノアールが馬場の中央を豪快に突き抜けて先頭に。後方からマインドユアビスケッツ産駒ミラーオブマインドが迫ってきますが、コンティノアールが1/2馬身差抑えて勝利。ダート稍重の勝ちタイムは1分36秒6。2着はミラーオブマインド、3着にジャスリー

 コンティノアールは前走もちの木賞2着から、ここでオープンクラスを勝利府中ダート1600mで2歳トップに立ちました。ここからの成長次第で来春のサウジ、ドバイ遠征が見えてきます。

 

 日曜日は東京1Rダート1400mを勝ったリアルスティール産駒プラチナジュビリー好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入ってもスピードは緩まず、そのまま後続に2馬身差をつけて快勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分25秒2。2着は中団から差してきたホッコータルマエ産駒オールマキシム、3着は中団後方から追い込んできたキタサンブラック産駒シュバルツガイスト

 阪神1Rダート1800mを勝ったコパノリッキー産駒アントニオヒロキ後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げ粘るサンライズパスカルの横からヘニーヒューズ産駒テイエムヒショウがまず抜け出します。しかし、大外からアントニオヒロキがこれを一気に差し切って1馬身3/4差で鮮やかな勝利。ダート稍重の勝ちタイムは1分56秒2。3着は6番手から差してきたエイシンヒカリ産駒クリノトランプ

 東京2R芝1600mを勝ったモーリス産駒イコノスタンシス好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入ってもスピードは緩まず、そのまま後続に2馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分34秒5。2着は中団から差してきたモーリス産駒アサクサヴィーナス、3着は中団後方から追い込んだハーツクライ産駒イッツオンリーユー

 阪神2R芝1200mを勝ったキングマン産駒ソフィアエール好スタートからスピードを活かした逃げへ。直掩に入るとスピードを加速して、そのまま後続を2馬身1/2差離して圧勝。良の勝ちタイムは1分8秒8。2着は2番手からシャンハイボビー産駒ゼットカレン、3着は中団から差してきたモーリス産駒テラステラ

 東京3Rダート1600mを勝ったマインドユアビスケッツ産駒トルズイーガー好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、逃げるスノーパトロールと並走したまま残り200mまで。そこから抜け出して先頭に立ちます。中団からドレフォン産駒フリッパーが猛然と迫ってきますが、1/2馬身差抑えて勝利。ダート稍重の勝ちタイムは1分39秒1。3着は4番手から追い込んだキタサンブラック産駒フレスコバンクール

 阪神3R芝1800mを勝ったシルバーステート産駒セッション好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入るとスピードを加速、そのまま後続を寄せ付けず、1馬身1/4差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分47秒9。2着は中団後方から追い込んできたマテンロウジョイ、3着は5番手から差してきたハーツクライ産駒アスクエピソード

 東京4R芝2000mを勝ったエピファネイア産駒レヴォルタード好スタートから2番手追走へ。逃げるノイアータークの前半1000mのラップは59秒4と未勝利としては速い流れ。これを追走しながら、直線でもスピードを緩めず、早め先頭から後続に3馬身差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分59秒4。2着は中団から追い込んだハーツクライ産駒セイウンパシュート、3着は3番手からエピファネイア産駒シャドウソニック

 阪神4Rダート1200m新馬牝馬限定を勝ったダノンレジェンド産駒ダノンセシボン好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、逃げ粘るサトノクラウン産駒タガノピュールの横からダノンセシボンが抜け出して、そのまま後続に1馬身差をつけて快勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分12秒7。2着は5番手から差してきたパイロ産駒カネトシフラム、3着は逃げたタガノピュール

 東京6R芝1800m新馬を勝ったサトノクラウン産駒タスティエーラ好スタートから2番手追走へ。前半1000mは1分1秒2とややスロー。直線に入ると早め先頭に立って、そのまま後続を3馬身1/2突き放して圧勝。良の勝ちタイムは1分47秒2。2着は中団後方から追い込んできたエピファネイア産駒ラレーヌデリス、3着は3番手からリアルスティール産駒ガレストロ

 阪神6R芝2000新馬を勝ったキングマン産駒イングランドアイズ5番手追走で脚を溜めます。直線に入ると先行馬の脚が止まって、馬場の中央から外にかけて、後続の馬たちが横一線となりますその中から、イングライドアイズとハーツクライ産駒ハーバーが抜け出しますが、そこに後方からルーラーシップ産駒マテンロウアルテも加わって、3頭が並んでゴール。1着イングランドアイズ、クビ差で2着ハーバー、アタマ差の3着がマテンロウアルテ。良の勝ちタイムは2分2秒9。

 

 東京8R芝1600mベゴニア賞(2歳1勝クラス)を勝ったドゥラメンテ産駒シャンパンカラー好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入ると2番手からキタサンブラック産駒ヒップホップソウルが並びかけてきて、そこからは馬体を合せた追い比べへ。シャンパンカラーが最後まで抜かせずに、クビ差だけ抑えて勝利。良の勝ちタイムは1分34秒6。3着は後方から追い込んできたドゥラメンテ産駒エバーハピネス勝ったシャンパンカラーはデビューから2連勝で、差しても逃げても良いというレースセンスを見せました。次は重賞での活躍が楽しみになりました。

 阪神9R芝1600m白菊賞牝馬限定(2歳1勝クラス)を勝ったモーリス産駒ムーンプローブ好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、ムーンプローブが早め先頭に立ってそのまま押し切りを図ります。3番手からハーツクライ産駒レッドヒルシューズが迫りますが、これをクビ差だけ抑えて勝利。良の勝ちタイムは1分34秒2。3着は逃げ粘ったロゴタイプ産駒マイレーヌ


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【競馬】 ジャパンカップ(GⅠ) メンバー手薄で欧州勢が4頭も来日! さて本命は⁉

2022-11-27 03:14:13 | 競馬

 さぁ日本競馬の祭典、ジャパンカップです。

 今年の1着賞金4億円も凄いですけど、来年は5億円ですって⁉ JRAも気前の良い手を打ってきますね。また、同一年度に指定されている世界各国の中長距離GⅠを制覇した馬がジャパンカップを制すると、外国調教馬には300万ドル=4億2千万円国内調教馬には200万ドル=2億8千万円が、さらに報奨金が加わります。パリ大賞(GⅠ)を勝ったオネストが優勝すれば賞金は8億2千万円、ちなみにドバイシーマクラシック(GⅠ)を勝ったシャフルヤールが優勝すれば賞金は6億8千万円になります。

 それから、今年の凱旋門賞には、日本から古馬トップのタイトルホルダー、3歳NO.1のドウデュースはじめ、4頭も参加しましたが、結果は惨敗。これらが出走しない上に、天皇賞秋の1着2着も出ないので、非常に日本馬陣が手薄と見られたようですね。また、東京競馬場内に作られた国際厩舎のおかげで検疫負担が減ったこともあって、欧州馬の参加が一気に4頭となりました。

 一方、手薄と見られている日本馬陣。新聞紙上では、昨年のダービー馬シャフリヤールよりも、天皇賞秋3着馬の3歳牡馬ダノンベルーガを主役と見る向きが多いようです。

 

 しかし、云わせて貰えれば、絶対的な本命は⑮シャフリヤールしかおりません藤原調教師は、もともと天皇賞秋の仕上げは八分、試走で十分と考えていたと思います。2億円の天皇賞秋と6億8千万円のJC、どちらを目標にするかは考えるまでもありませんから。今の日本のGⅠは、ギリギリの仕上げにしなければ勝負にならないほど、出走馬のレベル、調教のレベルが上がっています。最初からJCをピークに持っていくための天皇賞秋への出走であり、海外遠征から日本モードへ戻すための試走。すべて計画どおりのステップと言えます。

 天皇賞秋のダノンベルーガとの着差を見て、もう主役はダノンベルーガで決まりとの声が多いのは承知。でもね、片や日本ダービー馬にして、海外GⅠも制覇した日本を代表するGⅠ2勝馬。片やGⅢ重賞1勝のみのGⅠ未勝利馬。もちろん、ダノンベルーガも闘ってきた相手がGⅠクラスばかりですから強いのは強い。ただ、1着とそれ以外では全く意味が違うのが勝負の世界ダノンベルーガを上に見るのは、平成2年の有馬記念であのオグリキャップよりも、GⅠ未勝利のホワイトストーンを1番人気にしたのと同じ過ちだと思います。

 対抗には、思い切って⑱ボッケリーニを指名します。これだけのメンバーが揃って、しかもロングスパートが得意な欧州勢が4頭も居ます。レースは淀みの無い流れとなって消耗戦になると思います。その中でも前々から押し切れる馬が上位候補になると考え、この馬を2着3着で固定したいと思います。

 その他は、天皇賞春3着の⑬テーオーロイヤル、オークス馬⑰ユーバーレーベン、京都大賞典を勝った⑥ヴェラアズール、古豪③ヴェルトライゼンデ、前述の⑭ダノンベルーガ、牝馬三冠⑧デアリングタクト、武豊騎乗の⑩ハーツイストワール、欧州組からは②オネスト⑤グランドグローリーの9頭。

 馬券は、本命⑮シャフリヤール頭固定で対抗⑱ボッケリーニ2着3着付の三連単18点 ⑮⇒⑱⇔⑬⑰⑥③⑭⑧⑩②⑤

 

 日本ダービー馬による、海外GⅠとジャパンカップの同一年制覇を期待します‼

 

【補足】ちなみに、藤原調教師は用意周到であります。シャフリヤールの鞍上には、Cデムーロ騎手を早い段階で天皇賞秋⇒JCに確保。しかし、途中で何があるか分からないので、シャフリヤールの調教には予備騎手として、福永祐一騎手と岩田望来騎手を乗せていました。Cデムーロが騎乗停止になったら福永祐一騎手、祐一騎手がダメならば岩田望来騎手という贅沢過ぎる布陣です。

 何があっても勝つ、という藤原調教師の気合が伝わってきます。

 という訳で、府中のJCでシャフリヤールに乗ることが出来なかった福永祐一騎手と岩田望来騎手が、阪神12Rの京阪杯(GⅢ)に出て参ります。福永祐一騎手の⑥キルロードと、岩田望来騎手の④スマートクラージュを応援する意味で、京阪杯の馬券は、この2頭の馬連 ④⑥ とワイド ④⑥ を買いたいと思います。


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