金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【雑感】本日は「平成」最後の日。 そういえば「平成」最初の日は・・

2019-04-30 08:12:58 | 雑感

 本日は平成最後の日であります。そういえば30年前、平成最初の日は突然始まりました。

 というのは、当時私は一人でニューヨークにいて、米国の資産運用会社にトレーニー派遣をされていた最中。突然日本からの電話で起こされたら、「陛下が亡くなり、新たな元号が平成になった」と。派遣元の総務課長がわざわざ知らせてくれたので、知ることができたという次第。記憶が定かではありませんが、確かアメリカは休日(土曜日か日曜日)で、マンハッタンのミッドタウンあたりをフラフラ歩いていると、ウオルドルフ・アストリアホテルでは、正面玄関に日の丸の半旗を掲げておりました。また、道行く人も、当方が日本人と判れば、「I am sorry」と弔意を述べてくれる人がかなりおりました。

 当時は「Japan as No.1」ともてはやされた頃ですが、アメリカ人の多くが本音では日本人を苦々しく思っていた時です。ただ、そんな時でもちゃんと敬意を示すのがアメリカという国でした。

 あれから30年。アメリカとの関係は様々な要因により、さらに密接になっています。一方で、隣国や中国との関係は一筋縄ではいかない状況が続いています。以前に書いたように、令和の時代は、日本が自立した大人としての責任を背負って生き抜く時代になると思います。けして感情的にならず、常に相手に対する敬意を忘れず、大人として責任ある言動を執っていきたいものです。


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【映画】「アベンジャーズ映画」に興味ありませんが、まぁ宜しいんじゃないでしょうか。

2019-04-29 04:37:43 | 映画

 アベンジャーズ・エンドゲームで、アベンジャーズ映画が終わると報じられています。自分はハリウッドの映画大好き人間ではありますが、アベンジャーズ映画には全く興味がなかったので何の感慨もありません。ただ、アメリカ人が子供もつれて家族で楽しむには丁度良い映画なのでしょうね。

 そう言えば、私が最初に観た映画は「怪獣大戦争」。父親と5歳上の兄に連れていかれた新宿コマ劇場で、ゴジラ・ラドンの連合軍とキングギドラの決戦を観て、猛烈に感動したのを覚えています。その前作「三大怪獣 地球最大の決戦」に連れていってもらえなかったことが不満でしたので、なおさら嬉しかったことを鮮明に記憶しています。

 こう思うと、アイアンマンや超人ハルクやスパイダーマンをかき集めて宇宙からの敵に立ち向かうというのは、ゴジラ・ラドン・モスラとキングギドラの闘いと構図が全く同じでありまして、子供の頃の自分と同様、キラキラ眼で映画を楽しむアメリカの子供たちがいっぱいいるのだと思うと、これはこれで有り! という気がしています。

 ところで、最初に観た映画「怪獣大戦争」と、併映していた映画が「エレキの若大将」。これはこれで昭和のノー天気映画の最高峰で、大好きなシリーズでした。加山雄三さん、星由里子さん、田中邦衛さん、皆さんキラキラ輝いていました。遠い昭和の思い出です。


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【競馬予想】天皇賞(春)! 昨秋の菊花賞の再現か、消耗戦となるか?

2019-04-28 08:31:01 | 競馬

 天皇賞(春)というレース、なかなか評価が難しくなってしまいました。このレースだけを勝った種牡馬成績を見ても明らかですが、すでに種牡馬選別競走の意義を失っているレースと言えます。早めに2400mへの短縮を決めるか、実施時期を宝塚記念と入れ替えて、「梅雨の時期に行う、大サバイバルレースにして、凱旋門賞出場の予選!」にしてしまうか。いずれにしても、菊花賞同様、ダービー馬やオークス馬は敬遠するレースになりつつありますので、是非に見直しをお願い致します。

 さてレースですが、逃げ馬が3頭もいますし、横山典弘騎手がいますので、最初から飛ばしていくレース展開になると思います。その上で馬場が阪神大賞典のようにかなり重い馬場になれば、世紀の消耗戦になるはずですが、京都は昨日から天気が良くて、パンパンの良になる見込み。

 そうなると「軽い消耗戦+ラストの切れ味勝負」になりますので、菊花賞の再現になる可能性が大と思います。したがって、菊花賞上位組で、フィエールマン・エタリオウ・ユーキャンスマイル・グローリーヴォイスの4頭に、1昨年の菊花賞2着のクリンチャーの5頭に絞れます。エタリオウが着を外すことは考えられないので、エタリオウ2着固定・3着固定の三連単で勝負いたします。

 なお、当日に想定外の雨が多く降った場合は「重~い消耗戦」へ急変しますので、その時はカフジプリンスとロードヴァンドールのワイドにドカッと1点勝負と致します。

 それでは皆様に幸運があらんことを! May the Force be with you!


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【競馬】競馬サークルのドン 吉田勝己氏は何を考想しているのか?(2)

2019-04-27 04:20:30 | 競馬

 アーモンドアイの凱旋門賞断念の背景に、吉田勝己氏のどんな考想があるのか?

 第1はアーモンドアイの特性と体調管理を優先したということで、これは昨日書いた内容をご確認下さい。アーモンドアイには、無事に国内で実績をあげることでレース人生を全うさせる決断をしたのでしょう。そして第2の理由がサートゥルナーリアの存在です。

 ダービーの勝利をすでに確信して、この馬の種牡馬としての価値を最大化することに主眼を置き、菊花賞ではなく、凱旋門賞を選択したということだと思います。しかも、海外遠征ならば最も信頼できるのが角居調教師。馬優先主義であり、かつ馬の将来のために細心の注意を払う人ですから、生産界の将来と希望も、すべて託すに値すると考えたのではないでしょうか?

 角居調教師は、デルタブルースのメルボルンカップ、シーザリオのアメリカンオークス、ヴィクトワールピサのドバイ・ワールドカップなど、海外遠征での実績は当代随一です。また凱旋門賞でのヴィクトワールピサの出走見合わせなど、馬の体調を第1に考える名伯楽でもあります。

 今回のアーモンドアイの凱旋門賞登録せず、のニュース。その本質は、吉田勝己氏によるアーモンドアイとサートゥルナーリアの役割交代、そして角居調教師と国枝調教師の役割交代だったのでは? と勝手に妄想しております。


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【競馬】競馬サークルのドン 吉田勝己氏は何を考想しているのか?

2019-04-26 07:20:01 | 競馬

 まだ金曜日ですが、すでに週末モードのため、競馬をテーマに。

 アーモンドアイが凱旋門賞の登録を取りやめました。予定どおりドバイターフを完勝した後は、「英仏のいずれかで1回レースを使ってから、いよいよ本番の凱旋門賞だ」と、レース後の厩舎筋の情報も流れていたので、かなりのサプライズニュースとなりました。

 これは国枝調教師よりも上のレベルで決定されたことを示しますので、オーナーのシルクレーシング(米本オーナーは吉田勝己氏の娘婿)、すなわち実質的なオーナーである吉田勝己氏の決断によるものと推測できます。しかし、それにしても、どのような考想があって、このような決断に至ったのか、競馬サークル内でも謎となっています。

 まず、アーモンドアイは異なる環境に対して非常に敏感なのではないか? という想像が働きます。ドバイターフについても、最後にあれだけヴィブロスに詰め寄られたのは、それが理由だったのかもしれません。また、これはいつものことですが、レース後の疲労が半端ない(常に全力を使い果たす馬です)ため、万が一の時、すぐに国内のスタッフが総がかりで対応できる環境でないと、安心してレースに出せないと判断したのかもしれません。将来のことも考え、アーモンドアイには国内に専念してもらうことにしたのだと思います。(これは蛇足かもしれませんが、吉田勝己オーナーとしては、国枝厩舎について、海外遠征ノウハウの乏しさに、少し不安を覚えた可能性はあります。ドバイターフのレース後に何か不安になる事件があったのかもしれませんね)

 もう一つの理由が、サートゥルナーリアの皐月賞勝利があるのでは? と私は推測します。サートゥルナーリアのオーナーはキャロットファームですが、これも代表の秋田氏はノーザンファームの場長であり、実質的なオーナーは吉田勝己氏になります。確かに皐月賞は僅差の勝利ではありましたが、あの結果を見て吉田勝己氏はダービーの勝ちを確信したのではないでしょうか?(続く)

 


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