江差町で最もホットな空間の一隅に鎮座するのが「姥神大神宮」である。
大抵港町は社が海を展望出来る場所に位置する。此処も例外ではない。
社殿からは、ニシンが押し寄せて混濁したであろう日本海が眺望できる。
社格:県社 祭神:天照皇大御神、天児屋根神、住吉大神
北海道日本海側の江差から小樽までの海岸を走る国道229号は、
かつて鰊漁で栄えていたことから「にしん街道」とも呼ばれた。
海岸沿いに立つ標柱に、にしん漁で栄えたいにしえが偲ばれる。
参照:にしん御殿(忘れじの鉄路)
久し振りに地元に帰ってきた。小さいとき通った温泉『幼い湯』。温泉通
はそんな温泉は無いよというかもしれない。今は公共ではない。ジモセン
だ。岩木山神社境内で暮らした幼少期、母に連れられ通った温泉遠い記憶。
ジモセン:地元民専用の温泉、この湯はもはやお金を払って入湯できない。
【DATA】含土類ー食塩泉 51.2℃ PH6.7 源泉:三上源泉(湯元岩木温泉)
記録:父が株主だった時代は青森市の松竹映画経営者三上氏(岩木山神社の熱心な
信奉者)が温泉を掘ったから三上源泉となり。現在同じく青森市在住の自営
業者K氏が保有している。この源泉を引き湯して営業が源泉下の旅館清明館。
映像:熱心に聴講する金木さをり会の皆さん。温泉への興味が強く感じられた。
今日は金木の女子会様、さをり会の勉強会の講演活動をした。
久し振りの講演だ。正しい温泉入浴・温泉の効能・温泉文化
18番の日本温泉地域資産の解説。最後は浅虫温泉の解説だ。
久し振りに青森県の名湯に浸かった。黒石市山形地区東英中学校の付近にある。
この温泉、温湯温泉に行く途中看板は確認していたが今日迄入る縁がなかった。
漸く入湯を果たした。癖のない湯量いっぱいのアルカリ性の温泉は名湯だった。
【Data】単純温泉 48℃ PH8.4 250ℓ(毎分) 源泉:長寿温泉3号泉
浴感:小さめな円形の浴槽に勢いよく流れる源泉は圧巻。肌ぬる適温で…満足
映像:東北温泉の家族風呂(一人風呂)。陶器製の浴槽に源泉が注ぎ込まれる。
上北温泉郷の名湯と言えば、黒い湯で有名な東北温泉だ。その名湯振りは露天風呂でも
味わえるが家族風呂が最適である。信楽焼きの湯船は一人が入れば満杯だが名湯を堪能。
【DATA】単純温泉(俗称モール泉) 47.5℃ Ph8.4 源泉:上笹崎温泉
記録:映像の家族風呂信楽焼湯壺は約100万円の特注だそうである。
鑑定:源泉そのものはズバリ名湯であるが、本ブログでは「良好湯」と分類。その心は
一般風呂は混んでいる割りに流入量が少なく時に垢が浮遊。家族風呂は家族利用
には湯船が一人用と矛盾し残念。せめて2~3人同時に入れる湯船が必要と思うが。
映像:弘前城の蓮池の向こう西堀手前、ミニかまくらに灯が揺らめく
夜もたっぷり更けた。短い冬の灯ファンタジーも終わりに近い。
人々がこんなにも「灯」に魅かれるのは何故だろう。いつの世も
暖かく明るいからだ。弘前城本丸から人魂の様な灯明を眺める。
(2014弘前城雪燈籠まつり 完)