お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

サンカヨウ(黄瀬渓流)

2024年05月20日 |  ✿高山植物鑑賞.

映像:黄瀬渓流沿いの崖で観察した野草「サンカヨウ」(2024.5.20 東岳撮影に変更)
               【渓流トレッキング ⑪  松見の滝 2020.06.13】
                      
前日の雨のせいか渓流全体がシットリしている。その中に緑鮮やかな葉片を従えた
山野草を観察。「サンカヨウ」という名の山野草。白い花弁にやがて青色の甘酸っ
ぱい実がなり、食べることができるという。深山に咲く花の中ではやっと安らぐ花

分類
:キンポウゲ目・メギ科・サンカヨウ(属・種)       漢字表記:山荷葉
花言葉清楚な人、親愛の情、幸せ、自由奔放
解説:白い花弁は水分を含むと透明になるという。雨に濡れると透き通る花なのだ
   なんと幻想的な姿だろう。このことから花言葉も清楚というのが透けてくる。

参照松見の滝トレッキング 紀行(GPS)

コメント

宝鐸草(白岩森林公園)

2024年05月20日 |  ✿高山植物鑑賞.

映像:白岩森林公園トレッキング道で見つけた野草「2024.5.20東岳撮影変更」
             【山岳トレッキング ⑧ 白岩森林公園 2020.5.23】

縁起のいい山吹草を鑑賞した後、発見したのがホウチャクソウ。和名の由来は
神社仏閣建物の四隅に飾られている宝鐸に似ていることから名付けられたもの。
なるほど、そのように見える。しかし、筆者には小さい蝋燭にも見える。其其。

分類:ユリ目・イヌサフラン科・チゴユリ属・ホウチャクソウ類 和名:宝鐸草
薬草(有毒): 毒草 新芽は有毒、中国では根茎を咳・消化不良などに用いる
花言葉追憶あなたを離さない、嫉妬、よきライバル

参照同じ属(仲間)チゴユリ(眺望山で観察)の花

コメント

ハクサンシャジン (乗鞍岳)

2023年08月10日 |  ✿高山植物鑑賞.

       ハクサンシャジン    【乗鞍岳 Ⅱ トレッキング 紀行  2023.07.29

     眩暈がする暑さの中、乗鞍岳山頂を極め、サッサと下山。高山は涼しいと
     は幻想。容赦ない紫外線、身を隠せない山稜は場合により里山以上に危険。
     そんな中、一服の涼を誘う、涼しげに咲く「ハクサンシャジン」であった。

     花感:ツリガネニンジン属の高山型だという。炎暑の高山に一服の清涼花
        
     分類:キク目・キキョウ科・ツリガネニンジン属・ハクサンシャジン種 
     漢字:白山沙参   別名:タカネツリガネニンジン
     花言:清々しい、詩的な愛、誠実、優しい愛情
     薬効:根を乾かしたものは漢名・生薬名でシャジン(沙参)といい、健胃
        剤や痰(たん)をとる薬として利用される

     参照#①ツリガネニンジン ②乗鞍Ⅱ・赤倉Ⅱ山行 紀行

コメント

ミチノクコザクラ (岩木山)

2023年07月18日 |  ✿高山植物鑑賞.

    イワキコザクラ(ミチノクコザクラ) 大沢にて【岩木山 Ⅴ トレッキング 2023.07.09
    感動! 今回は驚きのイワキコザクラであった。なんと群生もビックリだが変異種
        白や、薄ピンク色の種も鑑賞出来たことだった。背景の雪渓も貴重景観。

    ミチノクコザクラの観察が主目的。今回は、花が乱舞する雪渓周辺での鑑賞が望み。
    やや不安だが岩木山神社登山口から直登。シーズン初め、八甲田二回登山で高山は
    十分試登ずみ。岩木山神社登山道口から登って、八合目大沢で思いのまま観察した。

    分類:キク類・サクラソウ(目・科・属)・エゾコザクラ種・ミチノクコザクラ変種
    漢字:陸奥小桜(サクラソウの仲間)   別名イワキコザクラ(岩木小桜)
      花言:白い決意、互いに思う優しさが美しい 
 
    参照#①筆者のルーツ花:サクラソウ   ②高山植物・山野草ベスト選集
       ③岩木山Ⅴトレッキング

コメント

ワタスゲ(田代湿原:八甲田)

2023年06月10日 |  ✿高山植物鑑賞.

影像:高田大岳~井戸岳(赤倉岳)背景のワタスゲ揺らぎ(2023.06.06)

八甲田山の東山麓
に展開する湿原の妖精。初夏、一面にワタスゲが咲く頃、
八甲田山の自然が息吹く。ヒメシャクナゲ、ニッコウキスゲ、キンコウカ、
ギボウシなどが可憐に咲き、群馬県尾瀬沼に匹敵する、高山植物の景勝地

分類:ツユクサ類・イネ目・カヤツリグサ・ワタスゲ(属・種)漢字綿菅
薬効:根が鎮咳や強壮などに用いられる 
花言揺らぐ想い、努力する。

コメント

オドリコソウ ( 東 岳 Ⅲ )

2023年05月23日 |  ✿高山植物鑑賞.

         オドリコソウ  東岳 Ⅲ トレッキング   【青森市 takiswa 2023.5.20

      今年17回目の山岳トレッキングで山野草。これまでも何処かで遭遇
      していたかも知れないが、意識したのは今回。やや地味な山野草だが
      よくみると可愛い。この日は霧雨で、心なしか花もシットリ色っぽい

      記録:オドリコソウの名前は笠を被って踊る姿が連想されることから
         つけたらしい。なるほど、改めて画像をみてみると納得の花姿。

      分類:キク類・シソ(類・目・科)・オドリコソウ(亜科・属・変種)
      効能:漢方では、月経不順や泌尿器系疾患に花を乾燥煎じ服用らしい。
         腰痛や打撲傷には、全草を濃く煎じた液を湿布する民間療法等。
      漢字踊子草            
      花言:陽気、快活、隠れた恋

          参照東岳 Ⅲ トレッキング 紀行

コメント

アケボノソウ、この素晴らしき里山の花

2022年12月31日 |  ✿高山植物鑑賞.

   恐らく、登山を始めていなかったなら、こんな可憐な花を観察する事もない
   恐らく山友が同行していなかったら、この花の存在すら気付かなかった 
   恐らく、体力がこの日尽きていたなら、登山道を戻る事もなく発見できない

   登山中必死で探していたのに逢えなくて、下山後に他のパーティから場所
   を聴いて山友が引返し、茂みの中で山友が「あった!」との雄たけびを上げ、
   ようやく対面諦めない、努力私の世界観が決定的に変わった瞬間だった
 
   そう「アケボノソウ」はこの様なタイミング・偶然で巡り逢うことが出来た。
   参照#…それぞれの山にはそれぞれの花との出会いの物語があった。
      秋田駒ヶ岳の  「コマクサ秋田駒ヶ岳の「ユキワリソウ
      早池峰山  「タカネザクラ姫神山の「ヒメカミオダマキ
      岩木山「ミチノクコザクラ  ⑥八甲田山の 「イオウハナゴケ

   (過去の記録:2022.09.17)
   
アケボノソウ       【七時雨山Ⅱトレッキング 2022.09.17
  七時雨山を制覇後、登山中に観察できなかった「アケボノソウ」を発見すべく
  慎重に見渡しながらの下山だった。しかし、コースを変えながらも出会う事が
  なくとうとう駐車場に。下山したパーティに聞いたら、なんと変えたコースが
  植生場所だったという。もう一度現場まで戻りようやく念願の観察を果たした。  
         
  分類:キク・シソ類(階級ナシ)・リンドウ(目・科)・センブリ属・アケボノソウ種
  漢字:曙草 
花言葉:今日も元気で、前向き 記録:絶滅危惧種レッドリスト
  花感:名前も素晴らしいが、花姿も可憐。特に筆者が気になったのは黄緑色
     蜜腺は5辺の花びら全体で一つの円を形成し、なんとも癒される造形だ。
     左上の花弁にアリが黄緑の蜜腺に吸い付いている。花の大きさが分かる。
  参照#①七時雨山Ⅱトレッキング 紀行   ②高山植物・山野草 ベスト選集

コメント

コマクサ、美しき高山植物

2022年12月27日 |  ✿高山植物鑑賞.

 今年の高山植物を総括しようとしたが、心に焼き付いて離れないのが深いガス
 の中で観察したコマクサ。花についた水滴が、まるで真珠の冠のような妖精花
 来年は山女だった従妹が住んでいた雫石町国見温泉登山口から山友と挑戦する。

 (過去の記録)
 鑑賞速報
:コマクサ(駒草) 秋田駒ヶ岳(秋田県仙北市)
               【山岳トレッキング 秋田駒ヶ岳 2021.7.03】
 「ムーミン谷」の花径を抜けるとムーミンの様な面相のコマクサが待っていた。
           
 高山植物の女王!この花もズーと会いたかった花だ。今回の山行は幸せ過ぎる。
 エーデルワイスといい、ムーミン谷のチングルマ群生といい憧れの高山植物
 出会うことが出来た。特に、コマクサが咲いて居る場所危険な火山性砂礫道

 分類:キンポウゲ目・ケシ科・ケマンソウ亜科・コマクサ(属・種) 漢字:駒草
 薬草:古くから「腹痛」の妙薬『御百草』と親しまれたが、一方で毒性もあり
 花言葉:高嶺の花、誇り、気高い心、貴重
 霧滴:駒ケ岳のがコマクサ花弁にまるで真珠状に珠飾りになるさまは神秘的

 感動:正に高嶺の花。駒ヶ岳山系横岳の砂礫場斜面にへばり付くように咲く様
    は一歩間違えば砂礫場から滑落する危険を忘れさせてくれるほどに可憐。
    
   (  横岳 大焼砂原 斜面に群生(点在)するコマクサ
 参照#①同じくケシ科の花ヒマラヤケシ  ②秋田駒ヶ岳縦走トレッキング

コメント

イオウハナゴケ (八甲田山)

2022年10月17日 |  ✿高山植物鑑賞.

   観察速報イオウハナゴケ: 地獄湯の沢【北八甲田山縦走 2022.10.13】

   酸ヶ湯駐車場から八甲田神社口経由で八甲田大岳を目指す。途中、毒ガス
   が漂う地獄湯の沢にさしかかる。毒ガスは硫黄ガス。その硫黄ガスを好む
   苔がイオウハナゴケ。普段は地味な灰色の姿だが、今日は珍しい花を鑑賞。

   分類:チャシブゴケ(網・目)・ハナゴケ(科・属・種)・イオウゴケ変種
   漢字:硫黄花苔   花言葉:母の愛(苔全般)
   薬効:抗菌薬はハナゴケから作られている。 血液を浄化しその循環を改善
      するのに役立つ。 さらに、肺と心臓の機能を改善。 静脈瘤、血栓性
      静脈炎、アテローム性動脈硬化症にも使用される。

   花感:地獄湯の沢には『立ち止まらないように』と警告が出てるのでつい
      速足で見逃してきた珍しい花。その名も「モンローの唇」のアダ名。
      (画面真ん中の赤い点が💋状に咲いている💦)
      
   参照#①高山植物・山野草ベスト  選集 ②山岳・里山ベスト山行  選集
      ③北八甲田山縦走 Ⅱ 2022   ➃山岳/溪谷トレッキング 2022

コメント

ツルニンジン(八甲田 小岳)

2022年09月07日 |  ✿高山植物鑑賞.

      ツルニンジン(八甲田 小岳Ⅲ)      【山岳トレッキング:2022.09 03】

  八甲田山小岳を征服し、下山の途中、仙人岱を過ぎて、地獄湯の沢を過ぎ樹林帯
  にさしかかる登山道の土手側で見つけた高山植物。これもウッカリすると見逃す
  だろう。花姿はオダマキにも似てるが下山後調べたら『ツルニンジン』という名。

  分類:キク亜綱・キキョウ(目・科)・ツルニンジン(属・種) 漢字蔓人参
  薬効:根は、生薬名をサンカイラ (山海螺)といい、民間の領域で鎮咳去痰に使用
  花言葉感謝・誠実 

  参照#①同じ種の『ツリガネニンジン  ②似た花姿の『オダマキ
     ③八甲田 小岳 Ⅲ トレッキング 高山植物・山野草ベスト選集

コメント

アケボノシュラン (戸来岳)

2022年09月04日 |  ✿高山植物鑑賞.

     アケボノシュスラン(戸来岳Ⅲ)      【山岳トレッキング:2022.08.29】

 八月も終盤、登山道にはもう目立った山野草は観られない。殆どが赤い実を結実
 させる中、ポツリポツリ秋の花が咲き始めてきた。そんな山野草観察登山だった。
 下山途中に発見したのが『アケボノシュスラン。うっかりすると、見逃しそう。

 分類:ユリ亜綱・ラン(目・科)・シュスラン属・ツユクサシュスラン種・
    アケボノシュスラン変種  漢字:曙繻子蘭   花言葉:日々平安

 参照#①戸来岳 Ⅲ トレッキング紀行   ②高山植物・山野草ベスト選集

コメント

ツルアリドウシ (高田大岳)

2022年08月14日 |  ✿高山植物鑑賞.

  ツルアリドウシ (高田大岳 Ⅱ )    【山岳トレッキング 2022.07.30】

  真夏の高田大岳直登!地上温度30度以上、梅雨明け宣言。南向きの登山道は
  容赦なく陽射しが攻める。加えて、急登の連続で花を愛でる余裕もない。それ
  でも足元に気になる花姿を見つけると早速観測に入る。この花は初めて観る花
    
  分類:キク類・シソ類・リンドウ目・アカネ科・ツルアリドウシ(属・種)
  漢字蔓蟻通     花言葉仲良し(一対の花が咲く)
  花感:林床を覆い時に岩から垂れ下がる。薄暗い木陰に生えるもので、この花
     種を見かけると、日当たりが悪い、つまり木陰、ここでは一服の清涼剤

  参照#①八甲田山・高田大岳Ⅱトレッキング  ②高山植物・山野草 ベスト 選集

コメント

ミヤマホツツジ (八甲田山)

2022年08月05日 |  ✿高山植物鑑賞.

     ミヤマホツツジ(八甲田大岳Ⅵ 仙人岱)   【山岳トレッキング:2022.7.24】

 八甲田大岳の仙人岱は、今が高山植物真っ盛り。事由は小岳と大岳に挟まれた東
 を向く山稜にある。最後まで雪渓が残り、漸く山肌を表す為、他では影を潜めた
 遅咲の高山植物が競うように姿を現す。その中で初めて観たのがミヤマホツツジ

 分類:キク類・ツツジ(目・科)・ホツツジ属・ミヤマホツツジ種 漢字深山穂躑躅
 花言葉:鎮静
 毒性:悪心・嘔吐・頭痛・昏睡・けいれん・瞳孔拡大を起こす(グラヤノトキシン含有) 
 参照#①八甲田大岳 Ⅵ トレッキング紀行 ②高山植物・山野草ベスト選集

コメント

オノエラン(三ツ石山 山頂)

2022年07月17日 |  ✿高山植物鑑賞.

    オノエラン              【山岳トレッキング 三ツ石山:2022.7.2】

三ツ石山山頂を極め下山途中に目に留まった高山植物。全国的にも個体数が少ない
絶滅危惧種だという。確かに、山頂付近の厳しい植生環境下でこの個体しか観察さ
れなかった。文字通り、高山の尾根の上に咲く花。名称もこれ故つけられたらしい。

分類:キジカクシ目・ラン科・カモメラン属・オノエラン種   漢字尾上蘭
花言葉:花言葉は確認できなかったので筆者の造語を捧ぐ  『会えて良かったね
   (蘭の花言葉は美しい淑女優雅
参照#①三ツ石山Ⅱトレッキング紀行 ②高山植物・山野草ベスト選集

コメント

シラネアオイ ( 三ツ石山 )

2022年07月13日 |  ✿高山植物鑑賞.

   シラネアオイの群生        【山岳トレッキング 三ツ石山:2022.07.02】

登山道がやや単調になり、安心しかけた時、目の前に沢越えが現れた。松川登山口
からずーと急登を乗越えて、漸く尾根歩きが出来たという矢先。小さな沢越えでも
ダメージだが、ダメージを救ってくれたのが沢向こうに群生していたシラネアオイ

分類:キンポウゲ(目・科)・シラネアオイ(属・種)日本固有種 花言葉:完全な美、優美

(過去の観察:十和田湖奥入瀬渓流での観察記録2013.5)  
奥入瀬渓流トレッキングは楽しい。路 (未知)との遭遇であった。岩塊の合間に可憐
な花を発見した。紫色で艶やかだ。シラネアオイ花が自生しているのを初めて見た。

参照#①奥入瀬渓流トレッキング ②三ツ石山Ⅱトレッキング紀行

コメント