味わい一筆

季節感ある暮らしをいっしょに楽しみましょう

去年の今日、書いたブログ記事は「み菓子」だった。

2014-09-19 14:38:45 | 日記

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「み菓子」

ただ拝見だけで、頂くことはない菓子がお茶席で出されることがある。茶の湯の精神、技術をみがくために制定された稽古法の七事式では、席中でお菓子を頂かないもの。それで、薄茶の菓子として「み菓子」が運び出される。
 「み菓子」とはいつもひらがなで表現されて、「見菓子(見るための)」・「実菓子(実のなる物)」ともとれる。季節の果物のことが多く、 

四方盆にちょこんと一つだけ装われた景色をみるなり、なんとなくユーモラスな気分がして、不謹慎にも思わず笑みがこぼれる。

 子どもが、青森県に旅行したのでと、りんごを送ってくれた。「トキ」という立派なりんごだったので、亡き父の仙台旅行土産のお盆にのせて御供えした。 

「み菓子」のようで、見ているだけで、東北の秋を味わうことができた。(^v^)

 

 

 

灯火親しむの候、少しは年齢なりの教養をと、「短歌を詠んで楽しむ」講座を受けて帰宅したところにタイミングよく宅配便が届いた。山梨県の知人からの立派なぶどうだった。

ちょうど1年前に書いたブログ記事は「み菓子」だった。今年も「み菓子」風に、富士山の絵皿に飾ったが、家はやはり、食欲の秋が先行してしまい、すぐにいただいてしまった。

この時期に宅配便が届くというのは、私たち夫婦二人と敬老の日が結び付けられているのかしら?

もう一か月待つので、せめて来年は体育の日に送ってきてほしい。1年後の今日は、どんなブログ書いているかしら?(*^^*)