味わい一筆

季節感ある暮らしをいっしょに楽しみましょう

仲人 8組目

2014-06-27 12:48:31 | 日記

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先月甥っ子の結納に日向市まで出かけたら、伯母夫婦での参席のつもりがいつのまにか仲人夫婦ということになっていた。ホテルの担当者からも違和感なく打ち合わせを持ち掛けられ、久しぶりに令夫人扱いされた。7組目の仲人の後、15年ぶりのことになる。

以前の結婚式では、仲人はなくてはならないものだったが、最近は恋愛結婚が多く、堅苦しいことは避けシンプルにと願うカップルが多いことが起因しているのだろう、仲人を立てるのは全体の1%にも満たないのが現状のようだ。

そもそも仲人は、「両家の間をとり持つ」という重要な役割があり、縁談から結納、挙式、そして結婚式の後まで、何かと相談に乗って世話するボランティア的存在だった。夫婦ともまだ体力があった頃、共働きの多忙な中、器用に諸事をこなしていた。宗教毎に挙式スタイルも異なり、洋式や神前、仏前といろいろな様式も経験してきた。また、新婦の両親の許可が下りず苦労したこともあったが、お見合いから挙式・披露宴まで3カ月というスピード婚もあった。

お陰さまで、今までお世話した夫婦は皆幸せな家庭を築きあげている。小さな波風は日常だが、大きな波風が立って緊急出動したことは一度もない。小さな波風で多いのは、里帰りの頻度とバランスで、それから両家お付き合いの比重だ。犬も食わないのは、生活習慣のちぐはぐで、違う環境の二人が共同生活を始めたので、これもいつの間にか時が解決している。甥っ子は結納後、世界は二人のためにあるかのように舞い上がっており、もう尻に敷かれているようだ。

上京して、久しぶりに表参道を散策して、茶道具の老舗で出し袱紗を求めた。オシドリ模様の平和な柄のようにいつまでも仲良くできますように。(^v^)