ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

昨日の京都戦は負けたけど、いいものをたくさん見られたよ

2021-05-24 22:36:35 | アルビレックス新潟
昨日の京都戦は、残念な結果に終わったけれど、試合内容のほかに、いくつもいいなあと思うことがあった。

①まずは、昨日は「亀田製菓サンクスデー」だった。
最近は、感染症の影響もあって、サンクスデーであっても記念品のようなものが配られることが少なくなった。
しかし、昨日は入場者先着12,000名に、マスク、マスク入れ、ハッピーターンの3種類が配られた。

会社の製品だけではなく、マスクやマスク入れまで付けるとはすばらしい思いやりだ。
なぜなら、今は、入場するのにマスクが必要とされているからだ。
そういえば、1年前の今頃は、マスクを手に入れるのが難しい状況になっていたっけ、なんて思い出しながら、ありがたくいただいた。

②試合を観戦するために私たちが入場したのは、Sスタンドだった。
Sスタンドは、普通ならその一部がビジター席となる。
いつもなら、ここに京都のサポーターが入るはずなのに、今回は緊急事態宣言下だったので、京都のビジター席は設けられなかった。

だから、京都を応援する人は極めて少なかったはずである。
ところが、試合前の練習をするために京都の選手たちが入場すると、Sスタンドはもちろんスタンドのあちこちの方向から拍手が起こったのである。
首位攻防戦の対戦相手だというのに、無言ではなく拍手を送って迎えたのである。
新潟の観客たちは温かいな、そう思った。
私も拍手は送ったが、そういう県民性(?)がなんだかうれしかった。

③先発メンバーの発表の際に、京都の「荻原拓也」の名がコールされると、大きな拍手が起こった。

昨年後半に新潟に期限付き移籍してきてがんばってくれた選手である。
新潟のサポーターたちは忘れていなかった。
そして、彼も、全力で試合を戦った。
前半の終了間際には、GK阿部の好セーブにあったが、強烈なシュートを放ったのはすごかった。
試合が終わって、多くの観客たちが帰ろうとするとき、その荻原が、新潟のサポーターたちの多いNスタンド前まで行って、一礼して帰って行った。

決まり切った風景だが、やはりいいなあと思った。
彼は、今年も期限付き移籍で京都の力になっている。
これからもっと花開いてほしい選手だ。

④そして、負けた試合での新潟の選手たちの悔しがりようだ。
試合直後、がっくりとまずは座り込む選手が多かった。
背番号9のFW鈴木はずっと泣いていたように見えた。

「本来なら、試合後のスタンドに向かって手を振ったりして感謝の気持ちを表さなくてはいけないのだけれど、数多くのチャンスで自分が決められなかった悔しさで、顔を上げることができなかった」というようなことを言っていたと聞く。
この悔しさが、きっとチームを強くすると思う。

⑤なお、この試合が、ビッグスワンのこけら落としから20年の記念試合だったらしい。

その時の対戦相手も京都だった。
当時の試合も負けたのだが、そこからこのスタジアムの歴史が始まったのだ。
悔しいが返り討ちにあってしまった(!?)。
20年。
このスタジアムがあるから、アルビレックス新潟というチームがあるから、一喜一憂できる。
これからも、この楽しさをたっぷり味わっていきたい。

負けた試合ではあったが、試合内容もそれ以外でも、いいなあと感じることが多くあった印象的な試合であった。

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