一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

静態保存 長野電鉄赤ガエル

2020-09-26 14:45:00 | 静態保存機
長野電鉄長野線が一部地下化されるのに伴って車両を不燃構造にしなければ
ならない問題では、当時2000系4編成とOSカー2編成しかクリアー出来ませんでした。
東急からはデハ3450形はどうかと提案があったようですが、古い車両で断った長電。




そこで、一時国鉄の157系を導入という話もあったようですが、規格オーバーでご破算に・・・。
大正から昭和20年代製造の古い車両が多かった長電に画期的な車両が来た!
それがこの「赤ガエル」こと長電2500系、2600系であり昭和52年の春のことでした。

撮影日 2020.09.12 14:30 トレインギャラリーNAGANO

静態保存 長野電鉄2500系

2020-09-25 14:45:00 | 静態保存機
元東急5000系で昭和56年に長野~善光寺下間が地下化される際に導入されました。
東急時代は青ガエルとも呼ばれて、渋谷駅前にも置かれていた車両です。
長野電鉄に来てからは「赤ガエル」と呼ばれていました。




このモハ2510+クハ2560はC10編成として活躍した2両編成です。
長野電鉄に来た頃には上部の赤帯が前面までなく、間の抜けたような顔つきでした。
1991年頃から上部の赤帯が前面まで伸びて、引き締まった顔つきになったことを覚えています。

撮影日 2020.09.12 14:24 トレインギャラリーNAGANOの駐車場内

静態保存 国鉄貨車ヨ5000形

2020-09-24 14:45:00 | 静態保存機
静態保存というか、お店として大切にされてきた国鉄緩急車のヨ5000形。
色々なお店として使われていますが、今は不明で何のお店か分かりません。
この車掌車はトキ900形からヨ3500形へ。そしてヨ5000形へ編入したヨ13581ですかね・・・。




サビがなかり目立って全体が錆色に変色していますが、定期的に塗り直しされています。
クレープ屋さん、カレー屋さんなどに利用されてきましたが、今は夜の営業でしょうか?
純粋なヨ5000形ではなくヨ3500形からの改造の特徴である窓の位置が特徴的です。




屋根にはビニール?が上手に張られていて、大事に使われていることが分かります。
以前は車両の間に壁や扉などはなく、車両全体が見えていましたが今は不可能です。
これからも大切に使っていただきたい貴重な国鉄ヨ5000形です。

撮影日 2020.09.12 13:55 須坂長野東IC近くの某ラーメン店の一角



静態保存 ED502とDD16-301

2020-09-23 14:45:00 | 静態保存機
総合リサイクル企業の直富商事さんで保存されている貴重な車両。
長野電鉄ED502は産業技術史資料としても貴重な電気機関車です。
鉄道省時代に製造されたED15をベースに長電用に軽量化されたELでした。




電気・ディーゼル機関車は通常、三菱・日立・東芝などのメーカー製造です。
しかしこのDD16は当初国鉄長野工場で製造されたディーゼル機関車です。
今でも11号機が長野総合車両センターで、303号機が八戸臨海鉄道で活躍しています。
ラッセルヘッドも直富商事と津山まなびの鉄道館に各1両が保存されるのみです。

撮影日 2020.09.12 13:45 直富商事社有地から許可を得て撮影

静態保存 DD16-301ラッセルヘッドの不思議

2020-09-22 14:45:00 | 静態保存機
昨日UPした2枚目の写真ですが車両右側の銘板は製造年月が昭和47年3月とありました。
しかし車両左側に回って見ると製造月日は昭和47年2月になっています。
このDD16-301ラッセルヘッドは昭和54年5月に改造されています。




このラッセルヘッドの製造銘板の年月が違うのは、現役時代から指摘がありました。
今でもナゾのままなのですが、まあ長野工場の7不思議?とでもしておきましょう。
DD16-300番台は4両のみ、ラッセルヘッドはそれぞれ前後に連結されていたので、
合計8両があり形が少しずつ違いますが、私としては一番好きなDD16-301の1エンド側です。

撮影日 2020.09.12 13:35 直富商事社有地から許可を得て撮影

静態保存 DD16-301

2020-09-21 14:45:00 | 静態保存機
DD16ディーゼル機関車は国鉄長野工場で生まれた機関車と言ってもいいでしょう。
国鉄工場で機関車が製造されるのは30年ぶりで戦後初、ディーゼル機関車としては初めてのことでした。
そのうち300番台に改造されたのは4両のみで貴重な機関車でした。




飯山線、大糸線の単線用ラッセル式除雪ヘッド取付け可能なタイプが300番台です。
そしてこのラッセルヘッド車両からDD16機関車の遠隔操作が可能になっていました。
ラッセルヘッド+DD16+ラッセルヘッドで除雪列車として活躍し2010年に引退しました。

撮影日 2020.09.12 13:35 直富商事社有地から許可を得て撮影

静態保存 ポニーワーレントラスポ桁と500形EL

2020-09-20 14:45:00 | 静態保存機
官設鉄道や日本鉄道の各線を主体に明治末期まで30年余り標準トラス桁として約160連が
製作され、国有鉄道で使用されたのち大正9年に河東鉄道(長電の前身)に払い下げられました。
この橋桁も1990年1月まで長野電鉄、松川橋梁として70年余り現役で頑張っていました。




小布施駅構内で25年ほど保管されていましたが、2015年に直富商事に来ました。
その際に長電500形ELを実際に橋桁に乗せて保存されるようになりました。
鉄道車両とともに貴重な鉄道遺産を保存展示していただいて嬉しいですね。

撮影日 2020.09.12 13:30 直富商事社有地から許可を得て撮影

静態保存 長野電鉄500形電気機関車

2020-09-19 14:45:00 | 静態保存機
昭和2年から3年にかけて長野電鉄が新製した直流用電気機関車です。
3両が在籍しましたが、小布施の電車の広場→旧信濃川田駅に保存されていた302号機。
昭和54年4月1日で長電の貨物営業が廃止され、ED5100形は越後交通に譲渡されました。




越後鉄道で昭和55年1月24日に廃車された後、同年10月に長電に引き取られました。
その後長電で保存されていましたが、2015年に解体予定されていました。
しかし直富商事が引き取り、社有地で保存を続けてくれています。
この日は事務所の方にご挨拶をして、社有地に入らせていただきました。

撮影日 2020.09. 13:30 直富商事社有地(長野市大豆島)

静態保存 アルピコ交通ED301

2020-09-02 14:45:00 | 静態保存機
アルピコ交通上高地線が所有する凸形の電気機関車ED301です。
ED301は米国のボールドウィン社とウエスチングハウス社が製造しました。
当初、信濃鉄道(現JR東日本大糸線)が貨物列車のけん引車として採用しました。
1956(昭和31)年に岳南鉄道に払い下げられた後、西武鉄道に譲渡され、1960年に
アルピコ交通上高地線の前身・松本電気鉄道に譲渡され2005年に廃車となりました。




そしてNHKBS1「沁みる夜汽車2019冬」でも番組となりました。
JRの特急運転士だった故林公介さんは出世コースだった司令室への辞令を受けて退社。
地元の小さな鉄道会社であるアルピコ交通上高地線の運転士として再就職しました。




アルピコ交通ではED301を修復させようと活動していましたが37歳で他界。
両親は息子のことを理解出来ぬまま失ってしまい、鉄道を愛した息子への気持ちの変化を見つめる番組。
鉄道ファンの仲間が遺志を継いで2013年5月から修復に取り組んで2019年に往時の姿に戻しました。
故障で走らせることは出来ないらしいのですが、今後は完全復活を望みます。

撮影日 2020.08.02 10:30 新村駅構内   

静態保存・・・C56 149

2020-08-24 14:45:00 | 静態保存機

清里で降りた理由は駅前に静態保存されているC56 149号機です。
2009年7月に移設され10年が経過し、149号機は傷みがひどくなっていました。
しかし、昨年のメイクアッププロジェクトで綺麗に修復されました。




信州山国バージョンとも言えるシールドビームとスノープロウ付きです。
ナンバープレートや銘板などがなくなっていましたが、これも分からないほどに修復。
米沢→宮古→釜石から小海線の中込機関区へと渡り歩きました。




この小海線のC56機関車には「高原のポニー」と愛称が付けられました。形式です。(加筆)
日活映画「ろくでなし野郎」「青春とはなんだ」にも出演しています。
現在では44号機が大井川鐵道で動態保存、営業運転されています。

撮影日 2020.08.01 12:00 清里駅前