一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

「花嫁のれん」に乗るvol.9

2021-11-18 14:45:00 | 七尾線
丸八製茶場のある加賀市では「棒茶」と言うと茎を使った焙じ茶を指すことが多いらしい。
「花嫁のれん」に乾杯!満席状態の観光列車は温泉地までの足としての利用が多い。



観光列車と言っても、2号車にはスイーツや軽食を楽しむ人が少ない。
というか乗り鉄が少ないので、列車を楽しむ人が少なくて飲食には気を遣います。



予約した時には石川県はコロナまん防でしたので、ネット予約では窓際の2席が
指定されましたが、その後解除されたため空いている席を販売した感じでした。



私達夫婦も4人のボックス席でしたが、往復とも隣席に他人がいました。
軽和食セットも食べる雰囲気ではないので、写真だけ撮って帰宅してから頂きました。



観光特急「花嫁のれん」は和倉温泉までの足としての利用客が多い印象です。
列車内で飲食するには2人席や1号車の半個室を利用されることをお勧めいたします。おわり。

撮影日 2021.10.23 13:23 金沢駅

「花嫁のれん」に乗るvol.8

2021-11-17 14:45:00 | 七尾線
いよいよ「花嫁のれん2号」限定の和軽食セットをオープンします。
昨日もUPしましたが、皆さまに見やすいようにメニューをもう1回。



上の段(一の重)の手前右手は「和え物」です。そして左手は「天麩羅」
彩りの綺麗な加賀料理が並ぶ二段重のお弁当です。



弐の重の右手にはカニの「押し寿司」が、右手には「季節御飯」。
この日は栗御飯が入っていました。コメは「ひゃくまん穀」でしょうか・・・?



弐の重の奥右手には金沢春菊と人参の優しい味の「酢の物」です。
奥左手は季節の「御菓子」。柿に似せた和菓子でした。



右側の一の重、奥右手は「口取り」の玉子焼きや焼き魚です。
そして左手は「煮物」の治部煮が綺麗に詰められた和軽食です。



軽食ではなく、しっかりとした内容のお弁当でした。
器も工夫されていて、開くと一の重と二の重が左右に広がります。

撮影日 2021.10.23 12:36 花嫁のれん2号車内


「花嫁のれん」に乗るvol.7

2021-11-16 14:45:00 | 七尾線
521系100番台はJR西とIRいしかわ鉄道で2両編成を18本所有しているようです。
そのうちIRいしかわ鉄道では3本が七尾線用として活躍しています。



七尾駅には「のと鉄道」も乗り入れて観光列車「のと里山里海号」が入線しました。
この列車には2017.9月に乗車しているので、今回はパスしました。



和倉温泉で折り返してきた「花嫁のれん」2号が七尾駅に入線です。
豪華観光列車と言っても車齢が古いのは隠せませんね・・・。



満席状態の「花嫁のれん」2号ですが、予約した和軽食セットが来ました。
天保元年創業「大友楼」が加賀郷土料理や旬の食材を使用した老舗料亭ならではのメニューです。



二段重になっているようですが、あっ!奧さんが対面では奧さんがフライングで箱を開けています。
加賀棒茶が付いて2,500円。さあ、中味は?楽しみですね。また明日・・・。

撮影日 2021.10.23 12:33 花嫁のれん車内

「花嫁のれん」に乗るvol.6

2021-11-15 14:45:00 | 七尾線
「花嫁のれん」は和倉温泉まで行きますが、七尾駅で途中下車しました。
この駅には2度目の訪問ですが、駅標が新しくなっていました。



ホームには七尾市のゆるキャラ「とうはくん」がいました。
七尾生まれの室町時代の画聖、長谷川等伯の没後400年を記念して2010年に誕生。



七尾駅を発車する「花嫁のれん」にピントを合わせていましたが、女性が乱入。
しかも、こちら向き。すかさず、暖簾にピントを合わせてボカすことに・・・。



改札を出て外に出てみましたが、駅前は寂しい感じでした。
お昼を寿司でも・・・。とあれこれ検索しましたが・・・時間があればいいのですが。



「花嫁のれん ちらし寿司」はカニの爪を花嫁の角に見立てています。
パッケージは角隠し風になっていて、七尾市に因んで七種のネタを使用。
要予約で2,750円、市内5店舗で味わうことが出来ます。これは駅にあったオブジェです。

撮影日 2021.10.23 11:50頃 七尾駅

「花嫁のれん」に乗るvol.5

2021-11-14 14:45:00 | 七尾線
「花嫁のれん」は土日祝日を中心に、金沢-和倉温泉間を1日2往復します。
そのうち1・3号では事前予約をするとスイーツセットが楽しめます。



パティシエ辻口博啓氏の「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」オリジナルセレクトスイーツ。
濃厚なチョコレートケーキですが、奧さんが美味しそうに味わっていました。



そして土産も付きます。生菓子オペラマンダリン、焼菓子ショコラサブレ、珠洲塩サブレ、
中島菜サブレ、能登金時バウム、大麦バウムのセットです。



蓋を開けてみるとこんな感じ。箱もおしゃれで、ケーキと土産、コーヒーか棒茶で2,000円です。
洋菓子の世界大会に日本代表として数々の優勝経験のあるパティシエのスイーツは逸品です。



コロナ宣言解除を受けて列車はほぼ満席状態でしたが、車内を散策。
1号車エントランスには石川県の工芸品がズラリと並んでいます。



金箔生産量98%を誇る金沢箔をあしらった扇子です。
加賀百万石で培われた伝統工芸は素晴らしく、それを育てたお殿様の功績です。



信州にも漆器生産地は数多くありますが、輪島漆も有名です。
古くは平安時代の遺構からも漆製品が発掘されているそうです。

撮影日 2021.10.23 10:02頃 花嫁のれん車内

「花嫁のれん」に乗るvol.4

2021-11-13 14:45:00 | 七尾線
「花嫁のれん」の売店を覗くと、アテンダントさんが気軽に声を掛けてくれます。
キーホルダーや根付け。根付けはデザインが同じものの、チェーン部分が3種類あります。



金沢加賀百万石らしく、あぶらとり紙、金箔しおりなどの工芸品も。
見ているだけでも楽しい売店ですが、列車は相当揺れます。



そして車内で味わえるような、菓子も沢山並んでいました。
フレーバーやショコラが処狭しと並び、選ぶのに迷ってしまいます。



もちろん、純米吟醸や純米酒だって置いてありました。
これは土産にするなら丁度いいサイズで右の竹葉は限定1,200本ラベルです。



お酒があるなら、おつまみ類も充実していました。
ホタルイカや能登牛などの珍味が揃えられていました。



「花嫁のれん」のチョロQだってありましたよ。
能登の海水から手作りした能登塩もあり、土産類は充実しています。

撮影日 2021.10.23 11:30 花嫁のれん車内

「花嫁のれん」に乗るvol.3

2021-11-12 14:45:00 | 七尾線
乗車すると2号車のデッキと客室の境にも金箔が施されて豪華です。
代表的な金箔メーカーである「箔一」の施工により金沢金箔の装飾が施されています。



まずはキハ48-1004の1号車の車内を見て回りました。
車番プレートも多分新しいのでしょう。ピカピカに光っていました。



車内は北陸の温泉文化を表現して半個室を8つ設置しています。
左側は桜梅の間、右手奥は笹の間。通路は日本庭園の飛び石をイメージしています。



こちらは撫子の間。通路も真っすぐではなく、本当に庭園のようです。
これ以上は、すでに予約の乗客がいたので遠慮しました。



2号車の車番プレートもピカピカに光っていました。
内装は、伝統的によく使用される輪島塗の図柄を表現しています。



椅子は赤色の生地と背面の木の格子が特徴的なオリジナル回転椅子です。
リクライニングは出来ませんが、座り心地は中々のものでした。

撮影日 2021.10.23 10:07 花嫁のれん車内

「花嫁のれん」に乗るvol.2

2021-11-11 14:45:00 | 七尾線
晴れ間はあるものの雲が流れて晴れたり曇ったりの天気。
風はなかったのですが、カメラを構えた途端に暖簾が急に風でなびきました。



この時だけ、ホントに風が吹いて見えない何かが通り過ぎたのか?…
不思議な感覚に囚われてしまい、唖然とした自分が居ました。



金沢駅4番線ホームは端にある短く、狭いホームです。
「花嫁のれん」を横目にJRの521系七尾線用が回送されて行きます。



キハ48-1004は敦賀と広島、小郡で活躍した1982年製の車両です。
キハ48は準寒地向けで1000番台は4両のみが製造され現役はこの1両のみ。



キハ48-4も同じように金沢、敦賀、広島、山口で活躍した車両です。
キハ48の0番台は6両が製造されましたが、同じく残るはこの車両のみです。

撮影日 2021.10.23 10:00 金沢駅



「花嫁のれん」に乗るvol.1

2021-11-10 14:45:00 | 七尾線
「花嫁のれん」は、娘の幸せを願って嫁ぎ先に渡される嫁入り道具の一つです。
婚礼当日に花嫁は嫁ぎ先に提げられた暖簾をくぐり嫁入りする風習です。



全席指定席で、特急列車として金沢 - 和倉温泉間を直通運転し1日2往復の運行です。
外装は北陸の伝統工芸である輪島塗り・加賀友禅・金沢金箔などをイメージしています。



デザインコンセプトは「和と美のおもてなし」を基にして3人がデザイン担当をしています。
近鉄「しまかぜ」をデザインした山内陸平監修、井上昭二デザイナー、山本俊治クリエィティブ-アートデザイナーです。



車体前面の貫通扉の埋め込み、行先表示器があった部分にはLEDの前照灯が設置されています。
アテンダントは、和倉温泉の旅館「加賀屋」の社員1人と加賀屋で研修を受けた2人が乗務します。



前面の貫通扉部分と側面の中間部分には加賀水引をイメージしたロゴマークが描かれています。
これは「和と美」「北陸の伝統文化」を表現しているそうです。

撮影日 2021.10.23 09:55 金沢駅